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この書の題名は、ゴーギャンの絵のタイトルからとったものだ。
内容は生物学の遺伝子の研究により、われわれ人類のルーツを探るもので、大変興味深い。
難解な部分もあり、最後は哲学的な命題となってしまう。
たまにはこういう科学の本を読むのも新鮮だ。
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生物としての人間の歴史ーという副題のとおり、壮大な(とはいえ地球の歴史から見たらほんのわずかな)人類の歴史書である。
最新の遺伝子解析からミラーニューロンまで、非常に興味深い話の連続で飽きさせない。特に言語の獲得のあたり、チョムスキーの言語理論や新しい手話を開発した実験などはワクワクして読んだ。少し難しいところもあったが、人間の起源に迫る知的興奮はかなりのもの。
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けっこう読み応えのあるちからの入った本で、言語学とかに興味がある人にもお勧め。進化論的な見地から見た言語の獲得についてとか書かれてます。FOXP2遺伝子の話とかあんまり聞いたことなくて面白かったです。
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本書は,生物学者である著者が,タイトルとなっているゴーギャンの問い掛けに対し,最新の生命科学等の研究成果を統合するという形で回答を試みたものである。
1つめと2つめの問い掛けについて,著者は,自然人類学,文化人類学,分子生物学,細胞生物学,考古学,感染症学,言語学など,様々な学問領域へ,足どり確かにズンズンと分け入ってゆき,現時点での到達点を紹介してくれる。最後に,3つめの問い掛けに対し,生き物としての人間が,この地上で持続的に生き延びるために何が必要かを語る。
386頁にも及ぶ本文中,図表はわずか2つしかないため,知識と理解力の足りない私は議論について行けない部分もあったが,読了後,著者の壮大な試みに新鮮な感動を覚えた。
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『201212 読みかけ消化月間』
人類の発生、遺伝子の進化、社会の形成…ゴーキャンのかの有名な遺作のタイトルに沿って論旨は展開していく。
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本書は「人類の起源」から「農業」「感染症」「脳の大きさ」や「遺伝子」「言語機能」そして「ゴーギャン」「地球温暖化」まで、幅広いジャンルを取り上げているが、その内容は専門性が不足しており、わかりやすいが突っ込みが物足りないと感じた。「大作」ではあるが、面白くないし、本書全体を流れる統一した哲学が感じられないと感じた。
本書のあとがきには、「専門外の領域を平易にまとめた」との記載があるが、ちょっと無理な挑戦だったのではないかと思う。専門家はその専門的な鋭い意見で本を興味深く読ませるし、文章家は、その筆力で本をおもしろく読ませてくれるが、本書はそのどちらでもない。テーマは良いが、内容はちょっと残念な本であると思った。
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とても哲学的なタイトルですが、内容は全然哲学的ではありません!
生命の起源から、人の誕生、文明、言葉まで、人の過去・現在・未来が詰まってます。
所在: 展示架
請求記号: 469||O14
資料ID: 11102009
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人類学のトピックを網羅的に精力的に採り上げているが、表現がいかにも教科書的なので、意識して暗記しようと思わないと全く頭に入ってこない。
後書きを読むと、論文情報を筆者なりにまとめたもののようなので、消化しきれていないのだろう。
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てにをはがおかしいのと主語と述語の関係がおかしいので非常に読むのに苦労させられて断念
まとめとしてもあまりよく出来ていない
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人類の起源から、行く末まで。ただの概論ではない。タイトルはゴーギャンの大作からとられていて、常にこの問題意識をつねに参照しながら書かれているところに特徴がある。著者の専門分野以外のところもおもしろいが、詳細なところと、橋って通り過ぎるところのバランスがイマイチつかみづらい気もする。