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自閉症の本人が書いた本であり、その特徴がよく描かれている。自閉症の本人がどう世界を捉えているかが分かれば、どう接すれば良いか、どう振る舞えば良いが理解できる。
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読書友達からのおすすめ。自閉症(の人)に対する雑なイメージはあっても、彼ら自身が自分の症状をどう感じ、周囲の環境をどう捉えているのかというのはあまり聞いたことがない。自閉症をもつ筆者が語るのは自閉症スペクトラムという、症状の軽重や症状の分野にかなり幅があるということ。そして彼ら自身にも、社会的に生きて行くためにルールを習得していく必要があること。(例えば相手がどう考え感じているか読み取る能力。)わたしはそれほど重くはないけど、ずーっと蛍光灯の下にいたり、家電量販店とか騒がしいところにしばらくいるとぐったりしちゃうので、なんとなくその気はあるのかもしれない。ようは、自閉症というひとくくりにしないで、その人自身の人格や行動をよく観察して、望む形に最も効果的なやり方で対処することが大事だということ。これって普通に子育てで大事なことだよね。
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著者自身が自閉症なので、そうでない専門家が書いた本よりも説得力があり、自閉症をもつ人がどんな感覚になっているのかがよくわかりますし、
自閉症対応策も経験から実際に効果があるとわかっているものが紹介されているので、とても参考になります。
手元においておきたいと思います。
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自閉症の当事者である著者の、自閉症についての本。
ずーっと昔に「火星の人類学者」を読んだことがあり、とても懐かしく思いながら、そして意外なつながりに驚きながら読みました。
(「火星の人類学者」は友人に貸して行方不明になりました。)
興味を惹かれたのは、考え方の3パターンで、
1.絵で考える
2.音楽と数学で考える
3.言葉の論理で考える
です。
また、言語スキルが、視覚や数学、音楽の基本的な能力を覆い隠すのかもしれない、という考え方もおもしろいなと思いました。
何かを得ることで、何かを失っている。
今まで「当たり前」だと思ってきた方法ではアクセスできないところがある。
脳の仕組みについての興味が湧いてきました。
読み応えのある、おもしろい本でした。
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著者のTEDプレゼンを見て、気になって読んでみた。自閉症そのものへの対応策を必要としているわけではない私にはちょっと違ったかもしれないけれど、いい本だった。
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八戸ブックセンター開業初日、たまたま八戸にいたので目に留まって買った本。当事者による目からウロコの素晴らしい本。
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なぜ2010年にこの本を読まなかったのか、悔やまれる。
とはいえ14年前よりも今の時代の方がこの本に救われる人が多いだろうとも思う。
社会性とは自ら鍛えるものであり、それは高機能自閉症者だけではなくむしろ健常者に必要なメッセージであるように感じる。自らも含め。健常者かどうかは別にして。