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時空を超えるファンタジックな短編集。
相変わらず、独特な雰囲気は好きなんだけど、ちょっと展開がみえみえだったかなあ・・・ということで辛口評価で。
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短篇集だがひとつひとつが不思議な物語。
過去の悲しい記憶、切なさ、それから少しの希望・・・
生きたかった、逝きたかった、生きて欲しかった・・・すべては愛する人の為に。
・「翔ける少年」血のつながりのない母子の最後の別れの話
・「へび玉」親友5人のあの日と悲しい今
この2話は特に良かった。涙
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今を生きている人に読んでほしい。親子愛、夫婦愛、自己愛、友人愛、言葉や文字にすると気恥ずかしいけど。他者を愛した過程の中で、伝えきれなかったこと、やりきれなかったこと・・・誰にでもあるよね。もう、あの日には帰れないけど。作品としての評価より、自分自身にとって、残りの人生を悔いのないようにと、いまさらながらに思う。
暇な時は立ち読みして適当に購入してますが、久しぶりのヒット。
事前にいろいろ前評判みてから買うのは苦手で、やっぱりこんな本との出会い方が好き。
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生と死をテーマにした短編集。
特に『翔る少年』は涙、涙・・・
色々な方向から死を見つめて、残された者たちが
明日に向かってどう再生していけばいいのかを綴っている。
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ふわふわとして不思議な感じのお話。
それほど心に響くお話はなかったと思うけど地名なんかがよく分かってちょっと嬉しくなったり(笑)
死にまつわる話が多い中亡くなってると分かっても温かさを感じる事ができて読後感は悪くない。
「翔る少年」が一番好き。できるなら少年が大きくなって本当の親子のように過ごしてほしかったね。
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◎第143回(平成22年度上半期)直木賞候補作品。
2010年8月28日(土)読了。
2010−69。
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乾さん初読み。著者の故郷・北海道を舞台としたノスタルジックな短編集。私好みの不思議系の良い話が並ぶ♪話自体はありがちで斬新さは感じないものの、とにかくストーリーテリングの巧さが際立つ。感情移入し易く、引き込まれた。いじめられっ子や、くたびれた大人が物語の語り部の小編が多く、著者の視線の低さが窺える。作者は結構、苦労人なのかも知れない。表題作と「翔る少年」は特に良かった。
誰しも忘れ難い大切な思い出があるかと思うが…、その心の琴線に触れて来る作品である。貴方にとっての忘れられない「あの日」とは何時だろうか?
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表題作、翔る少年が良かった。
短編集‥真夜中の動物園、へび玉、did not finish.夜歩く
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過去と時間軸が交錯するせつない短編集。僕らは「過去」に生きている。ぼくは、好きな1冊でした。2010年夏の1冊目。
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お初の作家さん。
直木賞候補作であるとのことで読んでみました。
どれも死がテーマになっている短編集です。
表題のお話は、一押しだから表題にもなったのだろうけど、私の中ではしっくりこなかったな。
この老人があの日に帰りたいと思ったのは、本当にこのお話のラストのような気持ちだったのかな・・・・
そうか~と思う反面、なんかしっくりこない感じがしています。
私が好きなのは、地震にあった少年の話「翔る少年」とウォーキングでであった女性とのお話の「夜、あるく」です。
「翔る少年」は少年の優しさと母親の愛情がグッときて、涙が止まりませんでした。
「夜、あるく」は救われたような気持ちになりました。
全部死がテーマになっているので、重いっていえば重いんですが、美しい。
美味く表現が出来ませんが、静かで美しいな~と思いました。
そのせいか、強い感動とかそういったものは、少なかったように思います。
きっとのこの本は、読み取る力が強い人が読むと、違ってくるような気がします
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落ち目のプロスキーヤーが人生最期の瞬間に見た幻「did not finish」、ハクモクレンの花の下で出会った老女の謎「夜、あるく」が良いと思った。他は私にはいまひとつ。
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だれでもあの日にかえりたいの思う時はあると思います。それが時空を超えて蘇る感じです。哀愁ただよう物語。
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時間や空間を超えた人々の奇蹟にまつわる短編6編。ハッピーエンディングはお話ばかりではないんですけど、それでも読後にほっこりさせられます。直木賞の候補となるだけのことはあります。
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北海道を舞台にした
時空を越えた小さな奇跡の物語。
いじめられっこが夜中に動物園に忍び込む「真夜中の動物園」と
見知らぬおばさんとの1日を描いた「翔る少年」の
冒頭2編がお気に入り。
ひねった文章も意表をつくどんでん返しもないけれど
1作ごとに様々な世界観にチャレンジしていて今後が楽しみ。
【図書館・初読・10/6読了】
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時空を超えた、あの日、あの時、あの人との・・・お話。
短編集です。
ハッピーエンドだったりそうでなかったり、でも、すべての過去も未来も暖かく受け入れられているところが素直にいいなぁと思えました。
「夜、あるく」の、老女と亜希子の物語がとても良かったです。
この二人の関係が容易に想像出来てしまいますけれども、それでも最後まで読んで、あぁ、良かったと思えました。
わからないからこそ明日まで生きてみるのもいい
やはり、先がわからないからこそ面白いですね、人生は。
明日もきっといい日になるでしょう。
直木賞候補作品でした。