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佐藤康光の石田流破り みんなのレビュー

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

面白い

2023/01/27 09:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る

解説されている変化の量は少ないと思いますが、本格的な内容と言えると思うので石田流対策の切っ掛けを掴みたい方にはいいと思います。

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紙の本

メインは実戦編

2010/07/01 23:33

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ココちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

永世棋聖の資格保持者の佐藤康光先生、シリーズ2冊目は「石田流破り」でした。

佐藤先生は2009年第34期棋王戦第2局でこそ、
久保二冠の新手・新戦法(現在久保流や久保式と呼ばれている)に苦杯を喫しましたが、
それ以前の鈴木八段との棋聖戦や、リベンジマッチとなった久保二冠との第35期棋王戦でも石田流を粉砕しています。
しかも独創的な対策を用いた将棋、巧みな受け潰しでの勝局、繊細な攻撃手順による勝ち方、など名局揃いなのです。
かなり石田流に対して自信を持っておられるのではないでしょうか。
本著も前著同様にかなり実戦編のウェイトが高いつくりになっています。
解説されている8局中4局が久保二冠との対局ですので、そのクオリティの高さは想像できると思います

第1章は後手石田流がなぜ指されないかの解説、3・4・3戦法にと最新の▲2五歩早決め型が紹介されています。
なお3二飛戦法は解説されていません。

第2章は先手石田流破り・飛車先突き越し型・講座編、▲7六歩△3四歩▲7五歩△8四歩▲7八飛△8五歩の形です。
この形は先手としては避けようがなく、鈴木流、久保流、升田式の3つの戦法から選び、序盤から妥協の許されない戦いに突入します。
後手としても積極的に良さを狙えますが、もちろん簡単ではありません。
鈴木流も久保流も升田賞を受賞したほどの新手ですから難しいのは当然でしょうが。
上記の3つの戦法全てに対応できないと指せないですから、アマチュアではむしろ後手の方が怖いかもしれませんね。

鈴木流に対しては最新の△6二金~△4四歩という対策のみが解説されています。
ちなみに実戦編では△5四角という独創的な対策の将棋が掲載されていますが、有力なのかはよくわかりませんでした(笑)。
久保流に対しては、2010年7月時点では棋書はないこともあり(専門誌に久保二冠による講座が連載中です)、
力を入れていろいろと解説されています。

ただし升田式に関しては現在流行の▲7七銀型のしかも最新流行形のみ解説されているので、
先手の狙い筋や一応先手不満とされてはいる▲7七桂型、穴熊を目指すような持久戦の指し方に対しては、
他の棋書での勉強が必要になってくると思います。

第3章は先手石田流破り・飛車先突き越し型・実戦編で対鈴木流1局、対久保流2局、対升田式2局と充実しています。
対久保流では最初にふれました棋王戦第2局の将棋があるのですが、
専門誌や久保二冠の自戦記でも出なかった、先手の決め手が紹介されており、
敗局でも突きつめて考えるのは佐藤先生らしいなと感じました。

第4章は先手石田流破り・飛車先保留型・講座編、▲7六歩△3四歩▲7五歩に△4二玉や△8八角成とする指し方です。
△4二玉に対し先手はすぐに▲7八飛と回るのは無理気味なので▲6六歩から石田流本組を狙うことになります。
アマチュア間ではこちらの方が後手は自分の好きな作戦(銀冠・棒金・穴熊など)が選べるので、好まれているのではと思います。
ただし本書では有力とはいえ銀冠作戦のみが解説されていますので、他の作戦を採りたい方は不満でしょう。

また△8八角成は▲8八同飛の久保二冠との実戦がベースですので実戦編に近いつくりになっています。
▲8八同銀も有力なのですが軽く触れられているだけですので、本著のみで指すのは不安かと思われます。

第5章は先手石田流破り・飛車先保留型・実戦編なのですが、
何故か講座編で解説されていない右四間飛車や△7二飛戦法の将棋が載っています(笑)。
指すためにはこれらも他の棋書で研究が必要になると思います…。

全体の感想ですが、何というか中途半端な印象を受けてしまいました。
久保流の解説とその実戦編こそかなり丁寧に書かれていますが、
鈴木流は講座も少なめで最新対策の実戦譜もありませんし、
升田式や飛車先保留型については、得意戦法とするには分量がかなり少ないと感じました。
石田流に詳しい方が最新定跡を勉強する、自戦記のレベルが高いので棋譜並べに活用する、
本著はそういった読み方で楽しむ本だと思います。

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2012/06/17 09:43

投稿元:ブクログ

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