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江戸の教科書とされていた「金言童子教」から人生の教訓となる言葉が載っている本。
昔はよかったという表現はしたくはないが
江戸時代には、どうやって生きるべきかという道徳教育がしっかりできていたのだと本書を読んで感じる。
個人的に好きな言葉
「人として礼有る者は、一生の間、禍なし」
「良田の万頃なるも、日に二升を食らう」
⇒良い田んぼがあっても一日二升は食べられない
多くを望んでも心配ごとが増えるだけ
「他人の老いたるを笑うことなかれ、己が豪強をほこることなかれ」
人が老いたのを笑ってはいけない。いずれ自分も老い、みすぼらしい姿になる。
たまに読み返して見たい本。
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授業の中で、論語を読ませたり、現代の本でもよいのだけど、そういうことで、大切なこと、例えば道徳を学ばせるのことはできないんだろうかと感じることがあるが、国語の先生や担任の先生でなければできない気がしていた。しかし、齋藤さんの本にはとても後押しされた。すべては生き方、人生につながっているから、家庭科で堂々と扱える。こんな内容、意味があるのかと、弱気になりそうなところも、子どもたちに完全に理解できなくても、大事なんだ!ということが伝わればよいと。しつけだって、そうやってされるんだから、自信を持って伝えていくことが、教師や親には求められるんだろう。子どものころから本物に触れさせる。子どもを持つときがきたら、読み聞かせたいと思う。
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江戸時代の寺子屋で使われていた教科書「金言童子教」に書かれていた言葉―「貧賤の友をば忘れざれ、糟糠の妻は廃てざれ」「人を責むるのを心に以て、常に己を責むべし」等々、現在にも必ず通じる人生訓がここそこにあふれています。寺子屋の生徒になったつもりで読んでみると新たな発見があるかもしれません。
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江戸時代には子供たちは寺子屋で勉強していました。
教える側は、僧侶、武士、浪人、商人、裕福な農民や
村役などが読み書きそろばん、だけでなく道徳も
教えていました。
いわゆる朱子学をはじめとする儒教思想です。
現代にもその教えは伝わっていまして、
格言として聞いたことのある言葉も多いです。
そんな「人として大切な教え」を学べる一冊です。