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あり。だ。
赤さん希望の私は、こころかき乱されるような気分になるけど。
いてもいなくても、自分次第。
がんばってもだめなものはだめだし。
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子供を産みたいのだろうか?
産むべきか?本当の所はどうなのだろうか?
悩むたくさんの女たち・・・
それぞれの主人公が出した答え
それはどれも正解なのである。
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introduction───――
男友達:
約束の七時よりも十分早く、吉沢亜樹は六本木のコーヒーショップに着いた。…「きっと産んでみせるからね」室外機の音が遠くしていた。
産まない理由:
桜の葉が濃い影を落とす中庭で、河野史佳はアイスティーを三つのグラスに注いだ。…まずは、ぽこちゃんよ。歩道橋の階段を、史佳は軽い足取りで上っていった。
朝顔の角を曲がれば:
昼どきの蕎麦屋から出ると、携帯に着信記録が残っていた。…しょうがない。若くない女の決断は、一つ選べばすべてよし、という具合にはいかないのだ。朝顔が近づいて来る。自分の足音を聞きながら、友里恵はそっと目を閉じた。
神様ふくみ笑い:
母になるってことは、女でなくなることなんだろうか。…母親は、子どもの命を守るためなら、何にだってなれるのだ。強くて妖しくて。これこそ「女」じゃないか。礼子はテーブルに伏せ、眠ったように目を閉じて自分の腹を撫で続けた。
発情期:
ハル叔母はこの冬を越せないかもしれない。…「洸、ありがとう」湯気の向こうで川村が赤い目をしばたかせていた。洸は箸の先をくわえ、肩をすくめた。
ゆるい女:
藤堂さんと初めて会った夜のこと、あたしは今もよく憶えてる。…腹の上にのせられた赤ん坊は、小さな手をグーに握ってあたしにしがみついていた。
───────────
産むか産まないかという迷いはやがて、
産めるか産めないかという焦りに変わる。
何故産むのか。もしくは、何故産まないのか。
産んでしまえば育てていく自信はあるけれど、
そこに至るまでの自信がない。
産む理由や目的を明確にしなければ進めない。
「ものごと深く考えない人は、多くのことができるんだよ」
畑山の言葉はまさにその通りだと思う。
ほとんどの主人公が最終的には産む選択をする。
著者が少し前の世代の女性であるからか。
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妊娠にまつわる連作集。
最後の話は主人公は好きにはなれないけど、産まれた子は、幸せになってほしいな〜