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「絶対の防壁がもしあったなら」。
確かに色々と利用方法があると思う。
それを冴の章と円の章で、非常に解りやすく書いている。
前者は日常の中で、後者は非日常の中で。
個人的には冴の章の方は先読み出来てしまったが、話の流れが好きだ。
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ガーディアンというSF的なルールをあえて設定し、その中で本格ミステリーを展開しようとしているが、肝心の論理が強引すぎて納得感がないし、ガーディアンという設定に関しても、ルールのためのルールといった印象でストーリー上の必然性が感じられなかった。
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うーん。最初の章は好きです。あーでもない、こーでもないと、てっしーと一緒に考えてしまいました。娘の円の章は、正直あまり好みではないです。
どーやってガーディアンを利用するかに焦点を絞った話なわけですが、視点が、円の友人と犯人の一人の二人。正直、話に入り込めませんでした。
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身を護ってくれる「ガーディアン」が憑いている女性の謎解き。
ミステリに、こういう魔法のような存在は反則では?
と思ったけど、「悪意と危なさに比例して護る」という運用ルール(?)が
厳格のなので、いい味付けになってました。
この「ガーディアン」、親子2世代にわたって発動しますが、
2代目、すごいです。
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普通の生活の中にとんでもない設定をほうりこみ石持作品らしい論理展開を繰り広げる。
明らかな殺意よりも心の動きが恐いと思った。
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設定が斬新でかなり面白く読めました。
この作者の作品はかなり昔「月の扉」を読んで嵌った覚えがあり、
だけど最後が自分的に納得出来なかった記憶があります。
その終わり方がどうしても思い出せない^^
今回も二章あるうちの二章目が、少し考えてしまいました。
親と子の二人の主人公に分けるより、一人の物語として読みたかったかも。
でも作者が後書きで書いていた通り、ガーディアンという存在を別の捉え方で表現したかったというなら、登場人物を替えないといけなかったのかなと、納得しました。
もう少し読みたかったなという余韻があるぐらいが丁度いいのかもしれません。
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自分の身を危険から守ってくれる、見えない力、ガーディアン。
何かが飛んできても、ぶつかりそうになった直前ではじいてくれる。
守ってくれる。
目には見えない守り神。
発動にはルールがある。
・こちらからは攻撃できない。守るだけ。
・敵意が有るか無いかで、威力が変わる。
つまり、普通のものには、弾く程度。
ただ、悪意・敵意を持った者には容赦無い鉄槌を下す。
ある痴漢は、指を5本全部へし折られた。
まさに容赦がない。
ある日、仕事仲間と一緒に帰っていたとき。
階段でいきなり後ろにいた仲間が、「墜落」した。
ありえない形での墜落。 ガーディアンの発動だった。
彼は自分に対して相当の敵意を持って、襲ってきたのだろう。
ただ、自分にはその心当たりがない。
何故ガーディアンが発動したのか。
何故、そこまでの敵意を自分に持っていたのか。
周りの反応も様々。
恐怖に怯える人、冷静に分析する人、友達でいてくれる人。
様々な感情を持った彼らと共に、謎を探るミステリ。
この中編と、その娘。
娘にもガーディアンが憑いた。
ある日、娘の立ち寄った郵便局に強盗が襲ってきた。
拳銃を持っている。
こちらからは攻撃できないが・・・
こちらから出向けば、向こうが攻撃してくる。
ガーディアンが始末してくれる。
意図しなくとも、興奮状態の強盗達。
発泡はする。
その瞬間彼らは、死ぬ。
それを知っている彼女の行動は?
その物語の中編、2つを入れた単行本です。
メチャクチャ面白かったです。
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名前が冴、だったのもあったし惹かれて買った。
設定がおもしろかった
冴、冴の娘verが入ってたり
恋愛要素も・・・!
すらすらは読めなかった
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なんというか、カテゴライズに困る・・・。月の扉テイストもありつつ、救いがない第二章。月の扉にでてきたのは本物のカリスマってことで。
好きか嫌いかで答えるなら、嫌いではないけれど、好きではない。けど、扉は閉ざされたままよりは嫌いではない、という感じか。
人間はね、当然のように善意を持っているけど、それと同じくらい自然に悪意だって持ってるんだよ、ってさらりと言われたような感じになる。
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「もっと評価されてもいいと思う作家、現在第一位」の石持浅海さんですw
幼時に父を亡くした勅使河原冴は、ずっと不思議な力に護られていた。冴が「ガーディアン」と呼ぶその力は、彼女の危険を回避するためだけに発動する。突発的な事故ならバリアーとして。悪意を持った攻撃にはより激しく。では、彼女に殺意を抱いた相手には?
アマゾンの解説もさらり、としてますね。
相変わらずSFとミステリのいいバランス。変わった世界観をすっと読み込ませるのに長けた作家さんだと思う。
今回は2つの章仕立て。ネタバレになるので詳しくは避けますが、もうちょっと2つ目の章で前章との兼ね合いが欲しかった。まったく別の話として雰囲気すらちょっと違って来てたから違和感が・・・
まあまったく別に書かれたものらしいのでしょうがないけどね。
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前半4点、後半3点で、結果3点。
前半はいつもの石持節でばりばりがつんと読み進んだ。
ところが後半、驚きのトーンダウン。
悩まず自分の絶対的な安全を受け入れる主人公、
いやいやでも、目の前で人が死んだらもうちょっと悩もうよ、傷つくでしょう?
主人公のいきなりの能面人非人なリアクションに、一気に幻滅。
ものすごい斜め読みで読了。すいません!
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石持 浅海のSFミステリィ。
幼時に父を亡くした勅使河原冴は、ずっと不思議な力に護られていた。
冴が「ガーディアン」と呼ぶその力は、彼女の危険を回避するためだけに発動する。
突発的な事故ならバリアーとして。
悪意を持った攻撃にはより激しく。
では、彼女に殺意を抱いた相手には?
きっと、誰かに勧めたくなる。
現実にはあり得ないSF設定だけど面白くまとまっている。
自分は読んだ感想として最後まで怖いチカラなのではなく
優しさを感じた。
もし本当にこんなのがあったら自分はどうそのチカラと接すれば
よいのだろう。まわりにこんな人がいたなら?
自分のあり方を考えさせられた作品。
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ガーディアン=守護するものをもつ女性のお話。
彼女に害を及ぼすものの悪意と危険度の度合いで、発動される力は変わる。
正体は幼い頃に死んだ父親なのか?
推理要素もあり、おもしろかった。
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おもしろかった。
でも、主人公の娘にガーディアンが移行するのは
納得いかない。代々伝わっていくシステム?
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自分に危険が及ぶとバリアとなったり、相手を攻撃したりするガーディアン(守護者)をもつ女性のミステリ。
面白かった。
一話目は、自分に悪意をもってるとは思えない同僚が亡くなり、ガーディアンがなぜ発動したのかを解く話。
二話目は、銀行強盗に人質にされた状況で、ガーディアンの使い方が中心の話。
一話目のほうは、ちゃんと謎解きがあって面白かった。
二話目は緊張感はあるが、人質という設定や意味もなく人が死ぬのは好きになれない。