びっくりするほど何もわかっちゃいない
2013/09/24 21:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さらさら - この投稿者のレビュー一覧を見る
今は昔のアメリカと違い、民主党だから共和党だからなんて関係ないこと。越境する資本家、国際銀行家、多国籍企業の所有物になっているのが、今のアメリカなのだ。アメリカ国内でも気付き始めている今、あまりにも表面的にしかみていない内容に全く読む価値なしだ。ウォール街から始まった99%VS1%のデモがアメリカ全土で、世界中に起こっているのかさえ、状況や背景が理解できていないのにはびっくり。
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http://blog.livedoor.jp/junction14/archives/1321512.html
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(2012/4/8読了)本のタイトルはほとんど釣りですが(笑)
「ティーパーティー」って言葉はよく聞くけどよく分かってなかったので、この本でやっとどういう人達/思想なのか、分かりました。
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これまでのオバマ政権を振り返る内容です。
実際の内容が、本書のタイトルとはやや大きく異なっていますが。。。
元々、、堤未果氏の『ルポ貧困大国アメリカ』の批判をまとめたもののようなんですが、実際こちらを読んでいないのでなんとも言えない部分はあります。
オバマ政権の話は細かく個人的な勉強のなさで説明できませんが、今までの政策に対してまとめてあります。
また、アメリカ人の就職活動なども挙げられており、日本との対比として考えるのも興味深いと感じました。
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堤未果『ルポ貧困大国アメリカ』は、著者も指摘するように、結論ありきで部分的に見える記述が目立ち、自分の立論に都合のよいところだけを切り取っているのではという疑念を禁じえず、Ⅱは読む気になれなかった。
冒頭では、著者は、ブッシュ政権時代はともかく、オバマ政権になってからのⅡでも同じ論調はいかがなものか、という視点に立っているようだったので、Ⅱ読んでなくてよいのかしらん?と思ったが、あまり関係なかった。というか、なんと、この本は「貧困大国」説への批判本ではなく、オバマ擁護と、著者が「草の根保守」と呼ぶ共和党シンパのうち反エリートな人々(いわゆるプア・ホワイトのイメージ…)への嫌悪が書かれた本だった…(後者は、2010年前半という執筆当時、オバマへの脅威とみなされていたからかもしれない…)
といっても、2010年前半と、オバマの大統領就任後1年余という時期に書かれているため、まだ評価できるほど実績あがっているわけではないから、オバマの言説を評価するみたいになっていて、そりゃオバマは優れた弁論家だわ(中身に全然賛同できなくても感動しちゃいそうw)、でも言うだけだったら苦労しないわ(いや、よさげな「言う」ことすらできない我が国の政治家を思うと、しゃべるだけでもスゴイのかも!?)、と思ってしまうわ。
でも、要するに、アメリカに格差や貧困が蔓延しているとしても、なんか前向きで楽天的なようなのは、社会の流動性と、制度・構造的に機会平等で再チャレンジ可能な国だから、というキモ(たぶん)は理解できたわ。
あと、知らなかったことや気づかなかったことを学ぶこともできた。
サブプライムローンで住宅を買った人々、返済不能になると返済義務もまぬかれるなんて、だったら、一時期でも豪邸に住めてラッキーってだけじゃん、銀行は不幸だけど…(融資するのに借主の所得も職業も審査してはいけないなんて、アメリカの銀行って大変ねえ…) とか、
アメリカにおいては、自動車のエコとか燃費とか小回りとかは何の価値でもない(一部都会を除く)、とか。確かにあんな人口密度が低いところ、多少燃費が悪くて有害ガス多めに排気しても、それが自然にそんな悪影響及ぼすとは思えないだろうし、馬力と強度がないと生命にかかわるもんね(しかし、(著者も住む)北東部は大雪や凍結あるから仕方なくて中西部とは事情が違うみたいに書いているが、中西部だって冬場はすごいだろーによ)。
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堤氏の貧困大陸アメリカシリーズへの反論ということで、これは読まねばと。でも帯と序章が過剰に反旗を翻しているだけで、それほど反論!!という印象にはならなかった。「機会の均等」が「希望」につながるから現在(2010年発売だから「当時」かな)のアメリカ国民に閉塞感はないという指摘はごもっともなのかもしれないけれど。
私はブッシュ前大統領の落ちこぼれゼロ計画(統一テストの結果で教師の勤務評定を行ったり生徒名簿を連邦政府に提出して軍のリクルーターが校内を堂々と闊歩したり)にショックを受けたんだけど、それは「こうした問題はともかく」で切り捨て。ともかく…ってレベルかな…??
あとマカロニ&チーズも、堤氏はこれでは栄養をとれないという意味で指摘していたと思うんだけど、ソウルフードだからOKと返すのはちょっと…。みんな大好きでも栄養価に問題があるなら見直すのが本来の給食では?
オバマ大統領の政治事情など勉強になったので読んで良かったけど、敗者は切り捨て感もちょっと感じた。
実際のアメリカは貧困大国ではない!日本が自画像を投影してるだけ!と指摘するためにいま現在のアメリカ貧困層には触れてない印象が拭えない…。
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・堤未果の「ルポ貧困大国アメリカ」は?も出てるみたい(未読)だが、本書は、堤さんの捉え方が一面的で、取材も恣意的ということで反論を行っている。
・反論の根拠は、主として「機会均等」についての紹介がなく、それがあるからアメリカ社会は比較的、ポジティブでいられる、というもの。なお、堤さんへの反論的な部分は第1章のみで、それ以降は冷泉さんのアメリカレポートという構成。それも、オバマさん寄りのアメリカの「チェンジ」の検証という内容で、オバマさんへの評価が大変高い。
・アメリカの二大政党のパワーバランスの構成やここ数年の変遷なども解説されているので理解が深まる。相変わらず主観を強めに感じてしまうアメリカ社会の空気感の記述は玉石混交な印象。あぁ、そうなんだなあと思う箇所もあれば、ホントにそうなの?と思う箇所もあり。
・「貧困大国アメリカ」がダークサイドばかりに目を向けており、ポジティヴな側面もあるということを補足してくれる本ということになろうか。ただ、冷泉さんも指摘している通り、堤さんの視点は、そのダークサイトが日本に影を落とそうとしていることに対する危機意識によるところが大きいように思える。その意味で、日本は大丈夫と安心している場合ではない。
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なぜかAmazonではタイトルが「「貧困大国アメリカ」に騙されるな!」になっていますが、本のタイトルは、「アメリカは、本当に貧困大国なのか?」
主な内容:オバマのアメリカは、失業率は高いけれども、社会保険の改正もできたし、変化は本当におきている。機会均等が保証されているので、絶望感は少ない。社会保険に反対しているのは、エスタブリッシュメントではなくて、貧しい白人たちが主流となっているティーパーティーだ。
アメリカって、本当に多層的な社会だなって感じる本です。