紙の本
良くも悪くも、続きが読みたい・・・。
2010/07/06 01:29
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る
全体的に、好き嫌いがはっきり分かれそうな文章だと思います。
世界観も設定も悪くない。ジェラールやレウリアなどのキャラクターは、むしろライトノベル読者の嗜好にあった物語のはずなのに、どうにもしっくり来ない。
読みながら、傍観者にしかなれない自分に不思議な感覚を覚えました。いつもなら、キャラクターの視点で読んでいくことが多いのになあ。
…と思っていたら、気づきました。(これは全く個人的な見解ですが)
主人公二人を含めたキャラクターのほとんどが、自分の気持ちを全部ペラペラしゃべってる。もしくは説明されちゃってる。
読者が想像する行間というか、間合いが少ないんです。
ちょっとした仕草で、行動で、もしくは過去のエピソードの回想を挟むことで、キャラクターの気持ちを想像させられる余地があまりにも少なかったのが、たぶん原因なんじゃないかと。
例えて言うなら、自分が初めて見ている映画を、すでに見終わった人が横で説明してくれちゃっている感じ。
それと、台詞なのかモノローグなのか、わかりにくい所がたびたびあります。編集の方がこれを見落としているのか、わかっていて容認しているのかわかりませんが、これは読みにくい。
さんざん勝手なことを言って、いまさらとは思いますが…物語自体は悪くないし、これから山場に向かっているだろう展開に期待もしています。
特に、登場する国々の気候風土、国同士の力関係や駆け引きはかなり具体的に練られていて現実味があり、面白いと思います。
良くも悪くも、ここから頑張ってもらいたいシリーズです。
投稿元:
レビューを見る
なんか、少女漫画(小説)の王道って感じ。ハラハラドキドキ感はあんまりないかなー。
それにしても、漫画の設定はどうよ?って思う。
投稿元:
レビューを見る
読了 2010/07/31
そろそろクライマックスになっても良いような気がするけど新キャラ登場で、また複雑そうな展開。
少女小説だからという部分かもしれないけれど主人公カップルが接近することで今回はロシュアの存在が薄かった気がする。レウリアはロシュアを選んだのに。
ロシュアは行動起こさないで、ジェラールだけが暴走気味。
この辺りも何かありそうだけど、ロシュアの真意は謎だから先が読めない作品だと思う。
ジェラールのベタ惚れっぷりは、もうストーカー状態じゃないかな。可愛い義妹に好かれているのにレウリア優先だし。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ4作目は、ブロウからの帰り道のお話。
っと、その前に、ブロウの王宮に滞在していたレウリアの元にジェラールが忍び込みます。今回は結構強引な感じだったんで、ちょっと期待したんですけど、結局はロシュアからもらったブレスレットで、レウリアが拒否して、終わり。
レウリアってば、気持ちはジェラールにあるんだから、ジェラールの気持ちを受け入れればいいのに・・・。ってか、ジェラールもいつも強気ではなくて、たまにはレウリアに涙でも流して懇願したら、意外といけるのかも、なんて。(無理でしょうけど)
で、そのあとはジェラールは視察に、レウリアは帰国と、今度こそ離ればなれかと思ったら、今回のサブタイトルである「もう一人の花嫁候補」アレクの娘マリーンが、キューピッドになって、また会わせてくれてました。
マリーンは、ジェラールがレウリアとの婚姻を持ち出さなければ、婚約者になっていたはずということですが、あんまりレウリア、ヤキモチやいてませんでしたね。一瞬やいてたように思うけど、ジェラールのレウリア一番の感じが出すぎてて、ちょっと物足りない。もう少しヤキモチやかせたらよかったのになぁ。
今回、海賊の頭として出てきたレアム、なんだかツァーリアに深い関係がありそうです。海賊だけど、紳士的でなかなか好印象。ジェラールとレウリア、ロシュアの関係になんか影響与えそうです。ロシュアの腕が治る方法知ってたりして?
あと、キャラとしては、脇役だったギース。ちょっと前の巻から、なーんか怪しい感じがしてたんですけど、領主殺したのって、自分の名前が出てくるからなんかなぁ。そういえば、ギースはロクソンでも第三王女をオススメしてましたし、レウリア第一で王太子になったジェラールが、レウリアを得られるなら王太子は要らないとか言ったりしてると、かわいさ余って、憎さ百倍って感じになりそうってちょっと思いました。
ってなると、冒頭で、魔術師ジャウザが牢を出してもらえるシーンがあるんですけど、これもギースかも。うーん、やっぱり、次巻が気になります。
投稿元:
レビューを見る
レウリアはいいこなんだけど、
真面目すぎるきらいが。。。
なんだろう。ほんとにもうひと味なんだけど。。。
ジェラールが必死で面白い。