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5/17
「夢」は、葛巻義敏編『芥川龍之介未定稿集』に「人を殺したかしら?」という題名で載っているものとほとんど同じなんだけど、未定稿集には続きもある(誰かが蛇足だと評していたけど)。
芥川龍之介におけるドッペルゲンガーという題材を考える上で必要な「二つの手紙」や「凶」、「影」などをまとめた稀有な仕事で、作品はもちろんアンソロジーとしても評価できる。
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『妙な話』
『黒衣聖母』
『影』
『奇怪な再会』
『アグニの神』
『妖婆』
『魔術』
『二つの手紙』
『春の夜』
『孤独地獄』
『幻燈(「少年」より)』
『西洋人(「保吉の手紙から」より)』
『午休み(「保吉の手紙から」より)』
『海のほとり』
『蜃気楼 或いは「死海のほとり」』
『死後』
『夢』
『凶』
『文藝雑話 饒舌』
『近頃の幽霊』
『英米の文学上に現れた怪異』
『The Modern Series English Literature序文抄』
『市村座の「四谷怪談」』
『新婦・妖奇怪異抄』
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龍之介が書いたドッペルゲンガー関連の作品がずらりと揃っているので大変お得。その他にも怪談、怪奇方面に寄っている作品、エッセイ収録。
芥川編集、The Modern Series of Engish Literature(旧制高校の英語副読本)の目次が収録されてるのですが、作品ラインナップがとても面白そうな物ばかりで……こんな英語副読本なら学生も喜んで読んだかもしれないですね。
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編の仕方はあまり面白みないが、
初めて椒図志異読めて面白かった。
最近のペラペラ文章ばかり読んでると
たまに読む芥川がとても心地よい。
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芥川の作品こんなに読んだの初めてじゃないかな。
妖婆のパターン好きなんですね。
大正ロマン溢れて、かなり登場人物の鬱進んじゃってる雰囲気且つ怪談でどれも素敵でした。
川向こうの水気の多い怪談ー、て感じ。
保吉シリーズが最高に好み。
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最初のが、わおってなった。
こういうオチは好き。
四谷怪談のも面白い。
芥川って自分の中で、なんか薄い。
読めば面白いんだけどね。
最後の文語のは読めなかった。
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ドッペルゲンガーや夢の不思議な話や。
時代背景も相まって、今とはまた違った不思議さ妖艶さを感じるお話揃いでした。芥川龍之介の世界にどっぷり浸かれて面白かった。