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2011.12.6~14 読了
39回の合戦、19回の真剣勝負に臨みながら一度も負傷しなかった、生涯に斬って捨てた剣士の数は、記録に残っているだけでも212人。これは史料にも残っているらしい。剣の天才はいるものだなと実感させられる。無敗という点で宮本武蔵と双璧の剣豪、勝負に臨むストイックで慎重な心構えも共通している。剣のさばき、身のこなしの文章表現が剣道有段者の著者ならではと感心した反面で吉川英治とは違って情愛場面は少なめ・・・。
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若き天才剣士、後の卜伝こと塚原新右衛門が人生をかけて数多くの強者と真剣勝負を繰り広げ剣の修業をし、最終奥義である一の太刀を修め円熟の極みへと辿り付く、かなりフィクション色が強い時代小説。とにかく卜伝がチート。意思の強さもチート。チート。
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難しいことは抜きにして、邪悪な相手を薙ぎ倒す痛快さ。童心にかえり、己れを剣豪と仕立ててチャンバラに身を置かせてくれる一冊。
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卜伝が生涯無配の伝説の剣士として知られるようになるまでの12番勝負を短編でまとめたものである。
どの短編でも最後の勝負あり!の詰めがあっさり書かれ過ぎで、『っで、どうなったの』ってなってしまう、何とも奥歯に物が挟まったような感じで消化不良となる。