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サラサラと読めるが、ちょっとした薀蓄が散りばめられており、ためになる本。
ビール飲みに世界旅行に行きたくなる!
以前、KPOで教わった三度注ぎのやり方も思い出せて満足。
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ビール雑学本。製造過程、歴史、語源、グラス、ビンなど幅広い。注ぎ方は色んなところで見るけども、そんなに待てない私。ちょこちょこキリンビール。イラスト写真多くて読みやすい。
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ビールを楽しむために、ビールに関するあれこれを押してくれる本。「科学」と言っても理系の話は少なく、それよりも文化的歴史的な話がメイン。そんなに網羅的な話ではなく、絵や写真がほとんどで、どちらかと言うと半分は入門者向けの概要と言った内容、もう半分がうんちく話のような感じ。
著者はキリンビール広報部でセミナーの講師などをやる人らしく、色んなところにキリンビールの宣伝が。もちろん、一番搾りは大好きだし、工場見学もサントリー、アサヒ、サッポロよりも面白いと思うので、別にそんなに気にならないけど。特に歴史の内容が多くて面白かった。「人類最古のビールに関する記録といわれるモニュマンブルー」(p.133)というのが、大英博物館にあるらしい。全然知らなった。知ってたら見に行ったのに。エジプトかと思ったらメソポタミアのシュメール人のものだそうだ。あとは「エジプト女性の酔っぱらいの図」(p.136)。「酔って体温が上昇したため手にしているスイレンがしおれています」(同)とか、ほんとだとすればマンガみたいだ。あと、エールとラガーで上面発酵、下面発酵、というのは聞いたことあったが、「15世紀にドイツで偶然、下面発酵酵母が発見されるまでは、数千年にわたり上面発酵酵母のみでビールはつくられていました。」(p.30)ということだそうで、そんなにこの2つの歴史には差があったのかというのも驚いた。あと「ホップの苦み成分の一部が波長400~500μmの光(遠赤外線に相当)に反応して日光臭が生じる」(p.49)というのは知らなかった。日に当てちゃいけないのは知ってたけど、「日光臭」というのがあるらしい。あとは黒ビールと白ビールのハーフ&ハーフについて、入れる順番によって2種類出来る、というのは考えもしなかった。キリンの「一番搾り」と「一番搾りスタウト」でできるらしいので、これは試さないとダメだろう。食中は淡色ビールを先に注いで泡を白に、食後はその逆にビールを飲むといいらしい。
世界のビールの種類などは、できればもっといろんな種類を紹介して欲しいところだが、とりあえずの概要を知るには良い分量になっている。(18/09/09)