紙の本
紙の本の楽しさ
2018/10/14 09:55
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「吾輩は猫である」を、新刊単行本としてブックデザインし直したらどうなるか?という問いに応えた、合計28作品を収録。どれも個性豊かなデザインです。
最近は電子書籍が増えているようですが、やはり私は本は紙で!というタイプです。読むことだけでなく、装丁や紙の手触りなど全てが本の魅力だと思います。
28人の創意工夫と遊び心にあふれた作品を観賞できる贅沢な一冊。ディテールへのこだわりも凄い。装丁も立派なアートだと思いました。しかし、やはり登場する作品の「実物」を手に取ってみたいというのが正直な感想です。
装丁の楽しさや奥深さが感じられる良書。本好きの方に是非オススメします。
紙の本
欲しくなる「本」
2016/02/18 00:55
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投稿者:haru - この投稿者のレビュー一覧を見る
28人のデザイナーが作る「吾輩は~」にどれも見惚れた。
この「本」の中だけでおさめておくのはもったいないと感じる程。
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夏目漱石の「吾輩は猫である」を28人のデザイナーがまるまる一冊デザインする、という企画の本。
デザイナーが有名な人多いし、きちんと一冊作っていて贅沢な企画。
それぞれのアイディアがすごくて、デザイナーさんってやっぱりすごいんだなぁってしみじみ感じた。
どれも素敵だけど、強いて好みをあげるとしたら・・・buffalo-Dさんのと寄藤文平さんのかな。祖父江さんのも素敵
そして編集元のグラフィック社さんの後書きが素敵だった。
惜しからむのは28の文字が縦中横になってなかったこと(笑)重版かかって直せればいいな
素晴らしい装丁と後書きで★5つ
デザインに興味ある人は是非
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本屋で立ち読み。28人が夏目漱石の「吾輩は猫である」の装丁に挑む。同じ本なのに装丁人によって全く違う仕上がりになるのが面白かった。ほんの中身も好きだけど、装丁も好きで見た目で本を買うこともしょっちゅうな私には、かなり楽しめました。
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この装丁の吾輩は猫ほしい!!と思うのがいっぱいです。こういった企画またやってくれないかなぁ。すごい素敵な本です!
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タイトルどおり、色々な方がデザインされた『吾輩は猫である』を見られる一冊。文字のみだったり写真を使ったりそれぞれの個性が出ていて、とても面白い。
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ひとつの物語でも、装丁次第でかなりイメージが変わるものだと実感。装丁の魅力全開の本。こんなに多彩な装丁で揃っていたら、何度でも新鮮な気持ちで本を読める気がします。
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『デザインのひきだし』にて連載された、「装丁道場」の連載全作品を収録。『我輩は猫である』 を28人が装丁する。
『デザインのひきだし』に連載されているときから、面白い企画だなぁと思っていたら、いつの間にか書籍化されていた。
夏目漱石の『我輩は猫である』を、28人のデザイナーが、それぞれにデザインするという企画。同じ内容で28通りの本が見れるなんて、本好きにとって興味がかき立てられる名企画ですよね。。
クラフト・エヴィング商会や祖父江慎さん、池田進吾さんなど、装丁界の大御所(?)も参加しているので、装丁に興味がある方は手に取って損はない本かと。
全ての装丁を見て、漠然と「いい装丁」とは何か、と考えてみたところ、「直接的なものはだめだ」というのが私の見解であった。
「猫」をストレートに、あるいはモチーフとして前面に出している本には、いい装丁だと思うものが少なかったのである。
「猫」を前面には出していないけれど間接的に「猫」でしかありえないとわかるもの、あるいは「猫」を使っているけれど、それよりも装丁が作り出す雰囲気(世界観?)が「猫」に勝っているもの。
前者はイメージを膨らませ、古典ならではの風格を上手く生かしている効果があり、後者はそれまでの概念を打ち破り、古典に新しい照明を当てる効果をもたらしている、と思った。
誰もが知っている名作も、28人が装丁すれば28様になる、ということがさまざまとわかるこの企画。面白かったです。
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一つのテーマ(我輩は猫である)で、こんなにも装丁が違うものかと感心しました。見てるだけで楽しかったです。
いつか僕も装丁をデザインできるようになりたいなぁ。
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タイトルの通り28人がデザインした「吾輩は猫である」を並べています。
表紙、帯、箱、紙質、フォント、その他諸々のブックデザインのすべてを各デザイナーがつくり並べた満漢全席、なにこれ凄い。
ボツったデザインがあるのもたまりません。面白い。お見事です。
誰もが知っていて、かつ同じ題材だからこそ、デザイナーひとりひとりの個性が際立ちます。
いや、際立つのは<個性>というより<人生>かもしれません。
それぞれのデザイナーが「夏目漱石」や「吾輩は猫である」をどう捉え、それを「読者」にいかに伝えるか(読んでもらえるか)を考え、デザインを試行錯誤して決定していく・・・。
この過程を通して現れるのは彼らの生き様そのものです。そうでなければ28人が全員異なるデザインとなるわけがありません。違った人生を歩んだから違った感性を持ち、違った決定をするのです。
彼らのこれまでの歩みが、一つとして同じではないそれそのデザインをつくらせた。
これはもはや28人の人生ドラマだ。
なんちて。
デザインを勉強するならふつうに教科書になる本でス。
ちなみにこの本(↓)から先に読むと3倍は楽しめます。
「装丁問答」 長友啓典・著
http://booklog.jp/users/gon623/archives/1/4022733721
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めっさ面白い!!!
図書館で借りたのに、途中までしか読んでないのに思わず買ってしまいました(笑)
「吾輩は猫である」というたった一つの本を装丁するのに、
28人がそれぞれ全く違った視点を持ってデザインが完成していて、ブックデザインの面白さと可能性を感じられます!!
表紙だけでなくそれぞれのデザインのポイントを細かく記してあって、手にとって感触を味わうことは出来ないけれど限りなく実物を実際に見た時に近づける気がします。
ブックデザインに興味がない人でも写真を見ていくだけで楽しめる本だと思う!!!
自信を持ってお勧めします!
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ありそうでなかった本。
「第一線で働くデザイナーたちが、同じ小説のブックデザインを手がけると…?」
なんて贅沢な企画だろう。
題材のチョイスも絶妙。あの、「吾輩は猫である」である。
名だたる名作であり、遠い時代の古典であり。
主人公は猫であり、人(のことばを話すもの)であり。
著者は古き良きニッポンの男子であり、どっぷり英国かぶれであり……
デザインのヒントとなる材料は山ほどある。どこに焦点をあて、どう味付けしていくかで、こんなに色とりどりの「我輩」ワールドが広がるのか!と驚かされた。
28通りの作品を見ていると、
「デザイン(の切り口)というものは決して平面的なもの(2次元)ではなく、奥行きや時間を兼ね備えた(3次元、4次元的な?)ものなんだ」
と実感する。
中には「この方向性は受け入れ難いわ…」という作品もあったのだけど、感性の柔軟さ・デザインの完成度はどれも文句のつけようがない。
私のように頭の凝り固まった「なんちゃってデザイナー」には有無を言わさず押し付けたいところだけど、きっと、誰が読んでも損はない。
プロフェッショナルの思考・発想の妙を楽しんでみてはいかが。
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コンセプトが面白い。
同じ作品の装丁でも、デザインする人でこんなに変わる。
2012-9
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「我輩は猫である」を28人がそれぞれ装丁するという企画。
違いと共通点が分かりやすい!
ピンとこない装丁もあるのがすごい面白い。
「漱石はこうじゃなくてああな気がするな」
って比較できるのは普段にない醍醐味。
なにこの金と手間かかりそうな企画…!
それぞれ面白いけど具象と意図がちらついてると邪魔に感じるんで
クラフト・エヴィング商會のが心地良いな
…と思ってるのにあのけったいな絵が邪魔に感じない祖父江さんすげえ。
わあタイトルが手書きなの今気付いた…あと本重い
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吾輩は猫であるを色々な人が装丁するコンセプトの本なんですが、
ほんとに十人十色で面白かった。
こういう本他にないかな?