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コウノトリが屋根の上に巣を作ってくれるように、えんとつに車輪をつけたいえがありました。コウノトリはきてくれるかな? 人々の身近なところで子育てをするコウノトリ、実は、気が遠くなるような長い長い旅をしてきたのです。温かい絵で、コウノトリの暮らしを描いた、美しい絵本。1955年コルデコット賞銀賞。
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原題:Wheel On The Chimney 1954
1955年 コルデコット賞(銀賞)受賞作
絵は確かに美しい。
けれどお話は散漫でいま一つ。
もう少しテーマを絞って書かれていればよかったのに・・・。
数ある中のマーガレット・ワイズ・ブラウンの作品のひとつ。
良いものから選んで翻訳出版されていった結果、今になって紹介されたということかな。
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1955年コルデコット賞〈銀賞〉受賞作。毎年春にハンガリーにやってくるコウノトリの生態を易しく描いた物語。絵がとてもいい。時折見開き一ページに描かれるコウノトリやフラミンゴの群れには驚きため息が漏れる。日本でもコウノトリは赤ちゃんを運んでくるという言われがありますが、ハンガリーでも「しあわせを運ぶ鳥」と考えられ、家の煙突に巣を作ってもらえるように車輪を結びつけるそうです。冬になるとコウノトリたちは遠く南のアフリカへと渡り、また春になるとまたハンガリーへやってきます。この繰り返しを表現するためにこの本では、最後のページで「このおはなしは、ふりだしにもどります。」と終わり、初めのページに戻る仕組みになっていて面白いです。幼児や小学校低学年の子供たちにゆったりと聞けるときに読んであげたいです。一ページの文章量が少し多いです。もしかしたら中学年や高学年でも読かもしれません。船長さんがはぐれたコウノトリを助けるシーンがちょっとユーモラスで可愛いです。
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コウノトリの一年を描いたお話です。
まだ三歳で、四季の順番(概念はやや分かっていると思う…)がよく分かっていない息子がどこまで正しく理解したか怪しいですが、図鑑や動物日記(?)のように四角四面ではなく、物語のような雰囲気で綴られているので、子どもが眺め見(対象としては小学生向け?なので聞き入るまではいかないかも)しやすいです。
お話の最後に、また最初に戻る(また次の一年間が同じように始まる)んだよ、と言い聞かせるような言葉で書かれているのが印象的でした。
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春、北国でコウノトリたちはえんとつに置かれた車輪の上に巣を作ります。風がだんだんと冷たくなってきたころ、コウノトリたちは群れをなし、南の国へと旅立ちます。コウノトリの暮らしを季節を追って、楽しむことができますよ。
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渡り鳥コウノトリの壮大な物語。コウノトリの巣造りに自然に手助けをする人々が居て、季節毎の大移動。細かい記載もありながら、突然、見開きのページに表現された鳥たちの数には圧倒されてしまいました。是非みんなに読んでもらいたい一冊です。