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主人公はキリンのカミーユ。
海でくじらの歌を聴いていると…。
フランスの作者が描くゆったりとした世界観が見ていて心地良い。
メッセージ性がありつつもシンプルなストーリーと文で読みやすい。
【ママ評価】★★★★
絵も色合いも外国らしくて新鮮。
表紙はどちらかというとポップでアメリカンな印象だったけど、中身は雰囲気が良い絵で想像した以上に良い内容だった。
主人公はキリンだけど、キリンには見えないような黄色いキャラクター。
海にマイクを入れてイヤホンで聴くという発想も面白かった。
そのような細かい点もなんだか外国の絵本らしさを感じた。
海の油がクジラについてしまって息ができなくなってしまうという内容があり、環境問題をダイレクトに伝えるメッセージ性の強さがあった。
そういうところもいかにも外国の絵本らしい。
メッセージ性はありつつも全体的に緩やかな空気感が漂う平和な絵本で、サラッと読めるのがとても良かった。
【息子評価】★★★★
最初は父と一緒に読んでいて、「かみーゆ!」と主人公の名前を気づいたら覚えていた。
「ひゅーるるるるぅー、ひゅーるるるるぅー」と絵本で登場する文が出てくる場面をよく覚えていて、母が読むより先に言っていた。
母が教えてもらっているような感じ。
終始「かみーゆ?」「くじら?」と確認して「そうか」と読み進めていた。
登場人物が少なく、場所も殆ど変わらないのが息子にはわかりやすくて良いのかも。
2歳7ヶ月