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装丁が名久井直子さん。大変好み。
中身も大変好み。
私が一番影響を受けたのはよしもとばななさんだけど、もしよしもとさんの作品を読みあさったあの時に、ナオコーラさんの作品を読んでいたら、間違いなくナオコーラさんの作品に傾倒してた。
とてもとても好き。
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作者の主観的な文章や言い回しが変わっていておもしろいです。でも小説の方がいきいきとしている印象でした。エッセーだと短いせいか起承転結がすこし苦しいような気がします。
受賞時のコメントがおもしろかったです。本を読むことを飴にたとえるとしたら、どうなるだろう? 飴のおいしさは砂糖です。と言い切ってしまうひともいるけれど、作者は飴を味わうときは飴の舌触り、大きさ、味とさまざまな情報を味わっているのだというようなことを書いてありました。覚えておきたい感覚です。
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『指先からソーダ』
山崎ナオコーラさん
読んでいて楽しくて楽しくてしょうがない!って感じのエッセイ集。
私も本が好きだから本の世界が好きだしナオコーラさんが好き!
きっとナオコーラさんもはかないものが好きなんだ。嬉しかった。
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とても好きな本のひとつになりました。また読み返したい。
恋愛の一コマを描写するところは、はかなくて切なくて忘れていた感情がよみがえるような感覚。
エッセイの題が魅力的で、文章を奏でる言葉も素敵。
また他の作品も読みたくなる。
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「人のセックスを笑うな」で有名な山崎ナオコーラさんのエッセイ集。
毎日コツコツ読み進めた本だったので、おわってしまったのが寂しい気持ち。
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『人のセックスを笑うな』『浮き世でランチ』など、えも言われぬ小説を綴る著者による随筆集。1話が2~2.5ページでコンパクトだが、構成や表現に『らしさ』が溢れている。デビュー間もないころの作品が並んでおり、読まれる嬉しさ、文筆家として生きていく気負い、などが垣間見え文章が躍動していることを感じる。良作。
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読んだ作品ほとんど共感しないけど、
好き。
本屋さんで手にとってしまう。
読みたくなる。
エッセイも、共感するとこあんまりないけど
気になる人。
また本屋で見つけたら買おう
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いちばん好きな本。ナオコーラさんの小説が好きだったけど、ナオコーラさん本人がいちばん面白い。
気取らず、しゅわしゅわの泡のように掴み所がなく優しい文章。この本を読むと、肩の力を抜いて気ままに生きていっていいのだと思わせてくれる。1人でお寿司を食べに行く話と、もうすぐ別れる恋人と未来の話をする話と、不動産屋さんの話が好き。
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この本を買ったのは2010年、9年前です。
そのときはまだ24歳とかで、
とにかく手当たり次第本を読んでて、
そのときに「この本は読むの勿体ない」と思い、
仕舞い込んでいた一冊。
あのとき読んでおけばよかった。
感性にまで貧乏性だった、私。笑
30を過ぎた私には、あのとき感じた瑞々しい感情が遠くに感じました。
世間や世界と繋がりやすくなったことを「成長」と呼びたくない、というような言葉が出てきて、泣きそうになりました。
そうなんだ、器用になったからって、うまく付き合えるようになったからって、それは能力でも成長でもなくて、私は私なんだよね、って。
ぱらぱらとこぼれ落ちてくような言葉たちを掴むような作業。
それがナオコーラさんの本を読むこと。
今度は久しぶりに小説を読もう。
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山崎ナオコーラさんの本、初めて読みました。
山崎ナオコーラさんは小説を書くのが本当に本当に好きなのだなぁ。言葉がとても好きなのだなぁ。
言葉は自由でいいんだ、言葉を解き放ちたいんだ、と書いてくれたことで、わたし自身がなんだか楽になった気がします。
何かを伝えるように小説を書いてるのではない、何かを感じてくれ、と読み手とのズレを許して書くというスタンスを知って、わたしは小説を読んで自由に感じ取っていいんだな、と思えました。
これからはもっと肩の力を抜いて本が読めるようになりそうです。
ナオコーラさん、ありがとう。
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感性が独特で、良さを感じる引き出しが多くて尊敬します。
こういう人には沢山質問してみたくなります。
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なんだろう、読みながら自分が愛しくてたまらなくなった。
カサカサした心になってしまった時も、持ち前の「トライアンドエラー」精神で物事をぐるぐると考え直し、何かに気付いたり、考えがうねうね変わりながらモヤモヤしたままだったり…。
そんなナオコーラさんの日常がエッセイから透けて見える。
特に大好きだったのは、"栞が導くいろんな世界たち"。
「本離れ」を問題視して、「子どもに本を読ませなくては」と言う人がいるが、大人が読書のメリットを提示して勧めても、子どもはきっと読む気にはならない。ナオコーラ氏が本好きの理由は「現実逃避ができるから」。
それってほんとうに、真理だ。
私が今年100冊以上読破できたのも、現実がちょっとしんどかったから。でも、本に逃げられると、なぜかちょっと大丈夫になっていたりする。
現実と空想の境目が曖昧になったり、現実にいる時間が少なくなるからかもしれない。
"本は勉強のためにあるのではないよ。戻る気があれば、本を逃げ場にしてもいいんだよ。"
優しくて、救われる。
"なにか"のため、"だれか"のため、にウンザリしています。
読みながらあれこれ考えて、自分を肯定したくなって、人に会いたくなるような、そんな一冊でした。
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二十代の野心が率直に伝わる。そのまま、いろいろ考えたり感じたり吸収したりしながら、自分の思うままに突き進んで欲しいと親心のような気持ちで読んだ。