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世界経済の最後のフロンティアかもしれない。
サハラ以南のいわゆる黒人アフリカで最初に独立したガーナの世界史的な意義は大きかった。1957年イギリスから独立した。
からゆきさんがアフリカにおける日本人のパイオニアで1902年から1910年にはいたことが確認されている。
中国背品が大量に流入している。日本経済を支えているのはアフリカの資源。レアメタルもアフリカからの輸入が多い。
中国のアフリカ進出はエネルギー資源の確保。
中国人80万人がアフリカに住んでいる。
Celtel はアフリカ14カ国で事業展開している。
通信節義はハウエイが25カ国、ZTEが29カ国で設備導入している。
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歴史から未来のアフリカまで展望した、示唆に富んだ内容。これまでアフリカといえば、植民地、奴隷、紛争、貧困といった後ろ向きのイメージがあった。現在まで続いている紛争は、彼らの特性に由来するものではなく、ほとんどは先進国の利権が発端になっていることが分かる。またこれからも、教育や保険に関連した援助がもっと必要なのかと思っていたが、そのような箱もの以上に、これからは、民間企業や市民社会活動レベルの支援や協力が必要とのこと。結構、アフリカに対する考え方が変わったかも知れない。今後経済的に発展してくれば、音楽や芸術の分野でももっと存在感を持って発信する地域になって欲しいと思った。
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「アフリカから学ぶ」
学者、JICA研究員らアフリカ世界の専門家15名による執筆。全体の論調は、外部の価値観を押しつけず、アフリカの
自立を待つというスタンス
アフリカの経済成長は 豊富な土地と資源に恵まれている反面、賃金が高いため工業化に失敗した点で 日本の経済成長と全く逆。土地や資源の利権腐敗が紛争、非効率な政治、民主主義の阻害となっているため、持続的な経済成長は困難な印象を受ける
哲学者 市井三郎 の言葉から アフリカの歴史の進歩を問うた名言
*歴史の進歩は 不条理な苦痛から人々が解放されていくことから見てとれる
*アフリカにおいては 薬を入手できず命を落とす人を救うことが歴史の進歩といえる
*経済成長は目的でなく、そのための手段として意義がある
アフリカが一つになれない理由
*植民地時代のヨーロッパの分断支配の影響
*人口稀少社会のまま独立〜インフラ整備の遅れ
土地と人間の関係
*強い自然に対抗する人間の努力の積み重ね
*土地豊富社会、人間稀少社会
*農業向けの土壌は痩せているが、地下資源は豊富
*人口が増えない理由〜疾病、飢饉、大陸形状(縦に伸びるアフリカ大陸〜気候帯を越えて農業技術を簡単に移植できない)
*大西洋奴隷貿易
資源の呪い
天然資源が汚職を生み、経済格差を広げ、民主主義を脅かし、長期的には経済成長を阻害する
アフリカ経済が持続するには
*石油、レアメタルなどの天然資源〜紛争との関係性、資源の呪い
*製造業〜アフリカ諸国は工業化に失敗、労働コストがアジアより高い
*南アフリカによる牽引