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図書館で見て、おもしろそうだと借りてきたのですが、思いっきり空振りをした気持ちになりました。下調べしなかった私が悪いけど、就職活動中の人向けな感じでした。
もうずっと働いているんだけど、「働きたくない」って気持ちは常にあるんだよな~って思ったので、読もうと思ったのですが……。
それと特に中高年の場合「働く」=「賃金を得る仕事」だけではないんですよね。介護、家事、育児等々……、もう働きたくない、休みたい、でも無理、働かなきゃ~というスパイラルとかね。
第二章のおかんの戦場、「おかんはすごいね、プロだね、やりがいあるね」で終っていて、まったくお話にならない。「毎日大変だけど、家族のためなら頑張れます」って、あまりにも優等生な発言ですよねえ。それは理想だけど、常に何の疑問もなくそう思えたら、悩む人なんていませんねえ。
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「楽しく生きる。」という言葉がなぜ心に引っかかるのか。なぜ、「楽しく生きる=死にたい」なのか。
それが気になって読んだ。
1.「楽しい」だと、「楽しむ」という能動性を排除してしまっているから。
2."楽しい"の幅を自分で制限しているように聞こえるから。
3.「楽しく生きる」は「楽して生きる」と同意であり、人生の辛い経験も振り返った時に価値を感じることがあると知っているから。
など、他にも読者の鋭い意見を多角的に捉える事が出来るので勉強になった。
私自身、「楽しく生きる」のフレーズに感じたモヤモヤをどうやって自分の言葉にしていいのか悩んでいたが、読者の様々な価値観を借りながら読み進めていく内に、自分に合った答えを探す事が出来た。
それは浅い言葉であり、知らぬ間に自分の可能性を狭めている「とじた」表現なので、自分は違和感を感じたのだと理解しました。
ではなぜ、「楽しく生きたい」と思ってしまうのか。その答えのエッセンスも、読者の声や筆者の言葉の中に詰まっている気がする。
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楽しく生きるに対する違和感とか、グレーゾーンの人間関係が無いとか、私がもやもやと考えてたことだな…
それを真っ向から否定されたり他の価値観を押しつけられるわけではなく、「大人の小論文教室」の読者からの多面的な考え方で考えさせるというスタイルが良かった。
ちょっと腐りかけてたけど何か前向きに頑張れそうな気がしてきた。
綺麗事とか押し付けがましい感じじゃないのがほんといい。2011年はいろんな本を読んだけど1番良かったかも。
深く考えること、それをアウトプットすることを今後はどんどんやっていきたいな。
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『「天職」がわかる心理学』同様、タイトルに惹かれて、中身も読みやすかったので、購入した。
感想はあまりない。得られたものがほとんどないというか…ただ読んだだけ。
1つだけ「おっ!」と思った内容があって
・簡単に手に入るものは、簡単に失えてしまう。自分の中で重みがない。
「自分自身」が介入していないための結果
と書かれていて「ドキッ」ってした(笑)
だって、今までの人生を振り返ってみたら親や知人の紹介で行った場所は、ほぼ全て問題を起こしてダメになってるから。
自分で選んだ道は、問題を起こしたことはあるが、なんとか解決し、うまくやってきてるんだよね。
これに関しては、今後同じようなことを繰り返さぬよう、注意していかないとな。。
しかし、全体的な内容は、著者が女性なので、女性視点で書かれている内容が多く、男のボクが読むと「?」と思う部分も多い。
あと、読者の投稿コメントで全体の1/2くらい占めるのはいかがなものか!
自分の意見を書け!
こんなのでページ数を増やすのはやめろ!!
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社会との繋がりがあれば、面倒くさくなり、虚しさを感じ、繋がりがなければ孤独感を覚える。人間はどちらに身を置いても、否定的に捉えがちになるのは当たり前だと思います。特に若者は。その未熟さを手玉に取るような本でした。
若い人たちはもっと既存の権力を潰す気持ちでいて欲しい。この社会の閉塞感は若者でない人の責任です。
あなた達が罪を被ることはありません。
新しい発想と、新しい切り口で自分たちの時代を作り出して欲しいのに、この残念な本に説得されていては情けなく思いました。
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自分のためではなく、他人のため、社会のために働く。
当たり前のことかもしれないけどとても大切だと思う。
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楽しく生きたい=早く死にたい=受動⇔楽しんで生きたい
生きる=活きる=成長実感を持つ=楽しいことではない
小学校、中学校、高校、大学、会社、多くの人は成長するにつれてハコに入っている。ハコを通して社会と繋がっている。ハコはへその緒の役割を果たす。社会はへその緒を通して人に栄養を与える。
*この「へその緒」という考え方は面白い。へその緒を介さずダイレクトに栄養を得る方法もあるはず。
炎上(批判)を怖れていたら何も出来ない。
*男子門を出れば七人の敵あり。
パッケージツアーに入らず、自分で考えて決める。
「アウトプットする」
*出せば、入る。
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確かに学部生時代は、働きたくないという思いから大学院に進学しようかな、とも思ってました。しかし社会科学を扱うのであれば、企業で働く経験も必要だろうと思ってはや13年。今でも自身をもって働くのは嫌だといえます。それは当然自慢できることではないけど。
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同一著者まとめ読みシリーズ第2弾、ということで読んでみました。すんなり受け取れたり、拒否反応が出たりと、様々でした。その中では第3章「結婚しても働きますか?」は性別に対する社会的価値観の分析を試みていて、興味深かったです。
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働きたくないという若者を考察した本。今の若い世代にとって、なぜ仕事が楽しくないのか、という事についてある側面からの考察を見せてくれる本だと思う。仕事を社会とつながる為のものとして捉えられるかどうか。楽しく生きるのではなく、社会とつながって生きていけるかどうか。学生だけでなく、すべての社会人にも読んでもらいたい本だと思う。
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働くことについて、また、「楽しく生きたい」ということについて、寄せられた意見と作者の体験談を元に書かれた本。
―「働く」ということは社会と自分をつなぐへその緒のようなもの―
―人間には「行く場所」と「帰る場所」が必要―
段々と社会の中で生きる自分や家族、まわりの人とのコミュニケーションの話になっていき、読者は「どう生きるか」という根源的なテーマと向き合うことになる。
決して答えを押し付けられている感じもなく、自分なりに答えを出すためのヒントがつまっています。
就職活動を控えた学生のみならず、会社で働く方、主婦の方にも読んでほしいと思います。
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p93人生はツアーに頼らず自分で行き先を決め、宿を決め、行く場所を決める自由旅行だ、という考えに共感した。ガイドさんに頼っていいたらいつまでたっても「わが旅」という実感は持てない。人生も仕事も同じだと思う。「自分で考えて決める」からこそ失敗も引き受けられるし、積極的にアクションを起こせる。
またp123世界とどう関わるかという章で、死にたいといった若者に対して「自分の予想できる範囲しか生きられないことへの不自由」があると著者は述べているが全くその通りだと思う。自分の予想をはるかに上回ることに出会うからこそ人生は楽しいのだと思う。そうゆう意味で自分が予想できる事を人生の全てだと決めつけずに、人生にもっと希望を持とうと感じた。
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自分のなかにある、言いたくはないけど、気持ち悪くてどうしようもないものをみせつけられる。まだまよってるんか? まだやりたくないのか?
時間的なこともそうだし、ありかたのようなものもそうで。
そんなことをえぐりとられ、
「あなたも痛いの? わたしだって痛いのよ」と言われたような、なんとも傷つくものだった。
自分のことばかりになって、他人や、ちょっとした繋がりさえおろそかにしていて、そんなことでいいの?
著者は責め立てているつもりも追い込んでいるつもりもないのであろう。
むしろ、「わたしから伝えるとしたらこうだ」という姿勢のはず。
なのに、なんだろう。
お医者さんが患者に、癌だと告知し、医療の制度を変えられない自分のちいささを恨んでいるような。
それが気になったが、読者からの深い投稿や暖かいことばで、居場所をなんとか保っているような。
ぼくにも同じ闇があるのだろうか。
それを眺めてもいいのだろうか。
キレイゴトすぎる就活論ばかりを目にしてきて、やっと、ホンモノに出会えたような気がします。
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三児の母で現在専業主婦の私。
そろそろ自分も働かなければ生活が苦しい。
でも、できれば働きたくない。
と思っていたところに出会った本。
「働く」に対するいろんな考え方が出てきて面白かった。
働きたくないとか、楽してお金もらえないかな、という人を否定したり批判する内容ではなかったし、最後まで興味深く読みました。
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まさに、ズバリ、私の心をぶち抜きました。
正直、9か月間、迷い、ブレまくり、泣き、言い訳し、どうにもならず、ムッとして、でも言い返せなくて、モヤモヤを抱えていました。
著者も本のなかで言っておられましたが、
この本は、答えをくれる本ではない。
ヒント…というか、手がかりをくれる本です。
私の場合、読み進めていくうちに、
もしかしたらこういうことかな?
という、漠然とした考えを持てるようになりました。
まだ、ホントにぼんやりでしかないけれど、前よりはマシ。
だって、答えは自分のなかにあって、
自分で答えを出さなきゃいけないって分かったから。
そして、自分という生き物のことを知らないと、前に進めないって知ったから。
働きたくないというのは、
何も知らない、分からないから
出てくる言葉なのかも知れない。
誰だって、未知のものに対しては、
過剰にビビってしまうから。
私がそうだし。
働くということが、
自分の夢や目標が、
一体何だと、少しでも気がつけたなら、
きっと前を向けるはず。
と、今の自分に言い聞かせている。