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待望の東川氏の新作。今作は烏賊川市シリーズ
ではなくお嬢様刑事さんとその謎多き執事による
コンビもの。そして短編連作。さらに表紙のイラストは
今をときめく中村佑介氏。...間違って売れちゃったら
どうしよう...w。
6編の事件からなる今作ですが、ミステリ的には
相変わらず緩めで、いくつかの事件はトリックも
犯人も含め結構分かり易い。個人的に好きだったのは
第四話ですかね。しっかりとその手掛かりを提示
していたにも関わらず、してやられた感のある
密室殺人もの。単純なだけに効果アリ。
メイン(?)どころの名探偵執事とお嬢様との
絶妙かつ軽妙な会話は流石のユルギャグな
クオリティでニヤニヤ度高いです。
シリーズ化...するのかな?
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執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理!
ミステリ界に新たなヒーロー誕生! 主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、なんと日本初!?の安楽椅子探偵、執事の影山です。
彼は、いくつもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」、宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転手です。本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、事件の核心に迫っていきます。
本格ものの謎解きを満喫でき、ユーモアたっぷりのふたりの掛け合いが楽しい連作ミステリです。
《2010年10月8日 読了》
【2010年】
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作者らしいユーモアミステリー。連作でも無い短編集なのでいまいち物足りない気もするがテンポ良く話が進むので読みやすい。
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令嬢刑事が捜査する事件を、毒舌執事が解き明かすミステリー。
上司の御曹司警部も含めて、キャラクターがおもしろいし、推理部分もライトな感じだけれど、そこそこ。
もし、続編が出たら、読んじゃいそう。
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東川篤哉初心者にも読みやすい作品。内容的には筒井康隆の『富豪刑事』や北村薫の覆面作家シリーズに近い短編連作集。烏賊川市シリーズのような「おいこら!ちょっと待て!」と言いたくなる大仕掛けもなく普通に面白い。ファンとしてはつい大仕掛けを期待しちゃうけどね。
やっぱこの人の作品は映像で見たいなあ。もっと人気が出てそういう展開になると良いのだが。私が長い間待望していた『富豪刑事』のようなモノばかりを書く日本人推理作家である。もっともっと売れるべきだし、もっともっと作品を読みたい。
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キャラクターが分かりやすくていいですね。軽妙な掛け合いも行き過ぎ一歩手前という感じで。スイスイ読めて気持ちいい、でもちゃんとミステリしてます。アシモフの黒後家蜘蛛の会を連想しました。あと、カバーイラスト、いいです。
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面白かった。毒舌執事も麗子お嬢様も最高。
東川先生の入門本として申し分なし。
でも、館島とかの長編も大好き!
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トリックは比較的易しめ。お嬢様で刑事の麗子とドS執事の影山のコミカルな会話に思わずニヤリ、としちゃいます。麗子は読みながら、北川景子以外思い浮かばなかったな…。
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装画に惹かれて読みました。
この著者はお初かな。
麗子も影山も風祭もみんなSなので落ち着かなかった。
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Bit of an impulsive "cover buy". Recently went to Japan and bought a shameful amount of books. This book was among those books.
Actually quite enjoyed myself reading it. Had simple, easy to follow stories of which all is solved by none other than the butler. I wish that the actual detective solved at least one case but oh well.
Maybe there's a sequel?
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ややコメディタッチのミステリ短編集。ミステリとしてのネタはきっちりと真面目なのですが。
ほんっとこの執事、むかつくわ(笑)。
でもこういうキャラ、大好きです。あくまでもキャラとしてだけで、会話でもしようもならぶち切れてしまいそうですが。これはちょっとシリーズ化してほしいなあ。
お気に入りは「死者からの伝言をどうぞ」。たしかに手がかりはきちんとあるものの、この論理の飛躍は見事。無礼な物言いするだけのことはあります。
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ミステリーを基本的に読まないから、他のモノと比較できないけど、
本当の推理モノからしたらちゃんちゃら可笑しいという程度でしょう。
軽いノリで読むものだね。
私は完全表紙買い。
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『殺人現場では靴をお脱ぎください』
ブーツをはいたまま殺害された被害者の女性。容疑者の家にあった白いハイヒール。管理人が見かけた被害者の様子。階段を駆け降りる足音の秘密。
『殺しのワインはいかがでしょう?』
家政婦との結婚を望んでいた被害者。反対していた親族。毒を盛られて死んだ被害者。
『綺麗な薔薇には殺意がございます』
薔薇園の遺体。藤倉ホテルの社長の息子が連れ込んだ女の死体。彼女の飼っていた黒猫の秘密。薔薇のベッドに寝かされた遺体の謎。
『花嫁は密室のなかでございます』
年の離れた男との結婚式。元隣家の弁護士の男。密室で刺された麗子の後輩の謎。執事が口にした「お嬢様」の秘密。
『二股にはお気をつけください』
ぎっくり腰になった男性が目撃した容疑者の身長と店員がみた女の身長の差の謎。裸にされた男の遺体。
『死者からの伝言をどうぞ』
殺害された消費者金融の女社長。社長と対立する息子。投げ込まれたブロンズ製のトロフィーと消されたダイイングメッセージの謎。
2010年9月23日読了
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時世とりこみつつも東川センセ流などっかズレたキャラのカルいやりとり、やっぱり好きだー。何気に実地でなくアームチェアスタイルなのが、ニクいつうかひねくれてるつうか(笑)。しかし執事とお嬢様とはね!設定でもう負けたわ!ただ前よりキャラもミステリも更にライトかも?烏賊川市くらいシリーズしてもいいキャラ立ち、ラブも気になるぞ。警部がゴーストトリックのあのヒトで脳内再生されるのは私だけでは無いはずだ
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図書館の予約が半端ないことになっていたので購入。
すごくかるめで読みやすい感じ。
なんとなく他の東川篤哉作品のようにもっとこてこての漫才風進行や本格派推理がちりばめられているのかと思いきや、それらを押さえつつバランスよく調整したって感じ。
ただ、読みやすくて面白かったけれどその分、印象もすこし弱め、かなぁ?