投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
絵のモデルにも、また画家にも焦点を当てているため、解釈に奥行きがありかつ分かりやすい文章で西洋絵画に潜む「恐怖」を解説してくれる良書。ただ、こちら側にキリスト教の知識が少なすぎるため、本質的なところで理解できないのが残念。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「怖い絵」シリーズ、歴史と権力者の暗闇を覗くようなところが
好きで、
この新書も手に取ってみました。
テーマを絞ってあったので、より系統だてて読めて面白かった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
絵をみるのが好きなので 絵の背景にある出来事をせつめいしてくれてるのは大好きです。
NHKで放送していたけど やっぱり本でよむほうがいいなあ
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
NHKでやっていた番組をまとめたものだそうですが、朝日出版の怖い絵シリーズ1~3の総まとめのような内容でした。テレビ放送見たかったなぁ。
こっちの方が絵画の背景になっている歴史や宗教がより詳しく解説されていて、絵の写真も見やすくなっていてよかった。ヨーロッパの歴史には全然興味なかったけど、ハプスブルグ家の歴史はとても興味深いと思いました。
イーゼンハイムの祭壇画の再現ドラマは想像するだけで恐ろしい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
芸術というより、西洋史の本ですね。ただ、絵画の背景の詳細に迫っていて、興味深いです。
芸術的視点の記述としては、ゴヤの部分にいたく感銘しました。とりわけ、彼が聾であったからこそ、あそこまでむごさに立ち向かえた、という部分。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
NHK教育テレビで放送されたシリーズのテキストを再編集してものだそうで、図版も数多く収録されていて、非常に興味深く読み進めることができた。
冒頭にて示される「19世紀以前の絵は見て感じるより読むのが先」という氏の方法論で、絵に込められた「現代の目や感性だけではどうにもならない」部分が次第に明らかになっていくさまは、良質のミステリーのなぞ解きを読んでいる気分だった。
氏の作品は初めて読んだが、「怖い絵」という表題はいまいち当てはまらなく感じることが多かった。確かに「怖い」と感じることもあったのだが、「哀しい」「辛い」「切ない」など感情の陰の部分をバラエティ豊かに感じさせられた感じがした。
でも「麗しのロジーヌ」だけは、その陰の部分が一切感じられない。
いくら闇が襲ってきても、裸一貫、徒手空拳でも、「やれるものならやってみろ!!」といったような精神的たくましさを感じさせられた。
たしかにそれは「若さゆえのあやまち」からくるものなのかもしれないが、それはそれでいいじゃん。そんな頼もしい絵だった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
久々の大ヒット!!。絵画を読むという視点で描かれていて、非常に分かりやすい。絵画とはその背景にあるものを知って、から
見るということを非常に納得できた。ハプスブルグ家の宮廷絵画(肖像画)が非常に顕著に表れており、
当時近親婚を繰り返していたハプスブルグ家の悲哀等、絵画の見方がかわる。絶品。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
絵画ってこうやって観るのか、と新しい世界に触れた感じです。
すごく面白かった。
人間は怖いなぁ。。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
有名な西洋絵画の背景(歴史、被写体の人生、画家の事情など…)を詳細に解説し、その絵画が持つ本当の意味を知る、というコンセプトはとてもいいと思うのだけど、どうにも解説が著者の主観に満ち満ちていて、容易にうなずけない。
「ね、この絵は怖いでしょ」と言いたい結論ありきで、全てにおいて強引なのがちょっとな…。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
絵のさまざまな物語を飽きずに読み込んでしまう。中野京子さんの本は何冊目だがますますファンになってしまった、スペインハプスブルク家の物語は絵を見ながらの為かかなり実感を伴う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
前半は、歴史のワイドショー的な感じもするけど、大切なこともたくさん書かれている。ゴヤ展に行く前に読むべきだった。他の著書も読んでみたい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ゴヤの「我が子を喰らうサトゥルヌス」とイリヤ・レーピンの「イワン雷帝」は本物を見てみたくなりました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
この本を読み終えた後に観た番組が「グレーテルのかまど」で、美の妖精が愛したザッハ・トルテの話でした。美しい肖像画の裏に隠され続けていた恐ろしいものを知りたい方は是非。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
名画の解説書、と書いてしまうと良くある本かもしれないが。絵の背景の説明に、絵に関わる作者含む当時の「人々の心」に焦点を当てて解説をしている点がユニーク。その解説を読んでから再び絵を見るとなんとも人間の怖さが本当に透けて見えてくるのが面白い。前書きに筆者が書いているように、絵画は(勿論例外はあるだろうが)予備知識や先入観無しでばかり鑑賞するばかりではつまらないなと考えさせられた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
怖い絵シリーズの著者が書いた一冊。
肖像画の類は、絵としての美しさもあるけれども、その裏にある時代背景、人間関係などを知っていると浮かび上がってくるものがあるので、それを含めて鑑賞すると妄想が膨らんで面白い。
・運命
・呪縛
・憎悪
・狂気
・喪失
・憤怒
・凌辱
・救済
の章から構成されていて、それぞれで何枚か絵をとりあげつつ解説している。
歴史の流れをおいながら説明して行くので、好きな人にはたまらない本だけれども、登場人物の感情描写は、どうしても作者の主観的部分がたぶんに含まれざるを得ないので、そういうのが苦手な人は要注意。
個人的には、いい具合に話を盛り上げてくれる良いスパイスだった。