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投資会社社長・高梁×天涯孤独・ソラ
バイト先のコンビニは店を畳む、アパートは取り壊し。そんなソラの所へ、亡き祖父を恩人だと言い同居と仕事の斡旋をしてくれた高梁。
かなり好きな感じのお話。
ただ、秘密がバレた時の高梁の台詞が本心だとすれば、残念。
その部分に対するフォローがどこになるのか分からない。
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これはかなり好き。☆4+
蜜月の消え方が、相当ヒデェんだけど、その前のS加減が好みだ。
作者がこの性格パターンが好きというので、他のも読んでみなくては。
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勤めていたコンビニは店を畳むと言うし、住んでいた家は建て替えで追い出されそうになるし、と不幸続きの天涯孤独のソラの前に現れたのは、亡き祖父を恩人だという投資会社社長・高梁。
高梁は困り果てたソラに対して、同居を提案、働き先まで紹介してくれるという。
降って湧いた幸運に不安を覚えつつも、背に腹は変えられず、世話になるソラ。
だが、高梁はただ単に親切な紳士……だったわけではなかった。
「きみが誘ったんだろ?」
高梁は甘い声音で、今まで人と深く関わったことのないソラの身体に触れ、快感を教え込んでいく。
誰かに強く求められる感覚と、愛撫のひとつひとつに喜びを感じるソラだったが……
という話でした。
結局のところ、高梁は今までソラが存在すら知らなかったソラの父親のことが好きで、その人に対する人質の意味でソラを部屋の中においておいた、というのが真相だったわけですが。
えーっと、話の本編の内容はいいんですけど……。
なんていうか、文章がダメでした……。
せっかく物語にひたろうとしているのに、さっと救い上げられちゃうようなそんな感じがして、イマイチひたりきれませんでした。
例えて言うなら、おいしそうなご馳走を目の前に並べられて「わーおいしそう」って目で楽しんでるのに、ひょいとお皿を取り上げられて「おいしいからさっさと食べなよ」って口の中に押し込まれる感じに近かったです。
読んでて、「これはどういうことなんだろう……?」って文章を咀嚼して、少しずつピースを集めるように登場人物の心情を理解したいと思って次の行を読んだら、考える前に答えが出されてて、興ざめ……というところが、後半のネタばらしのところになったら、何回も重なって、大分げんなりしました。
答え合わせじゃないんだからもう少し、ゆっくりの方がよかったです。
というわけで、物語の設定は嫌いじゃなかったんですが、その持って行き方が個人的には合いませんでした。
そういうのが気にならない方にはそれなりに面白いと思います。
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家族がいなくて独りで頑張ってきたソラ。助けてくれそうな高梁と出会ったら、頼りたいと思ってしまうのは自然。それでもすぐに飛びつかなかったのはすごいと思った。これまで頼る相手がいなかったからなのかもしれないけれど。一緒に暮らすようになってから、無自覚のまま高梁にどんどん惹かれていくソラ。今まで周りにいなかったタイプのソラに、高梁の見たこともないような対応に驚く周りの人たちの反応は楽しい。自分の気持ち、相手の気持ちに気が付いていないところのある2人のすれ違いがもどかしかった。気持ちが通じ合ったらソラのことを絶対に手離さなそうな高梁。2人の幸せなその後を想像するのも楽しかった。