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2010/8/8 Amazonより届く。
2020/1/19〜1/22
2年ぶりの雫井作品。
今回はこれまでの作品とは異なり、コメディータッチの刑事物。新人刑事の佐原夏輝。自分たちを置き去りにして離婚した父親、捜査一課の刑事である島尾明村といきなりコンビを組ませる。この親父さんがなかなかのキャラクター。お気楽コメディーと思わせつつ、中身は結構本格派。この親子の続編が読みたいが、あるんだろうか。
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書籍の紹介文や「犯人に告ぐ」を思い出して骨太な警察小説を予想していただけに、意外性は十分だった。まさかこんなにコミカルで軽やかな展開とは…
「太陽にほえろ」の時代を彷彿させる刑事のニックネーム、ひとくせもふたくせもあるキャラクター、そして父親である明村のジャケットプレイなどはコメディーというかマンガ的というかで。。。う~ん、これも映像向き??
父に反発しながらも同じ刑事の道を選んだ夏輝の心情を含め、さぞかし込み入った人間ドラマが展開されつつ事件が絡んでくるんだろうと勝手に思っていたのがいけなかったのかものれない。。。
とは言え、事件では警察内部の問題から刑事同士で探り合いが始まるなど、ハラハラさせられる展開も用意されていた。過去の事件と現在の事件の繋がり、人と人の繋がり、 刑事と刑事、刑事と情報屋が絡み合って 、ストレートに行けば結構読み応えがあって面白い作品になったんじゃないだろうか。
…今回はそのロジックを使いつつもあえてコミカルな路線を目指したんだろうが。。。
まぁ、軽やかだからこそ父親と夏輝との会話や、反発しながらもついつい父親に教えられたコトを実践する夏輝の姿にはほのぼのさせられたのも事実だし、この作品ならではの味だった気はする。
とても「虚貌」「火の粉」を書いた雫井さんとは思えないが、いわゆるライトノベルとして考えればコレはコレでアリなのかも。。。
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読み応えのある本だった。
警察小説にはありがちな、内部に犯人がいるという設定も
少しひねると「この人が犯人だな!あれ?違うかな?」という
感じになって面白いものだなぁ。
父・明村(ジェントル)が、主人公の新米刑事・夏樹に
もっと重要なことをたたきこんでいくのかと思ったけど
そんなこともなく、ただただウザくて役に立たない父親だった・・・。
でも、最後に家族と離れたのはその愛する家族を守るためだったのでは
とわかってちょっとしんみり。
一気に読める面白さ。
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父親と息子が刑事という警察物。
刑事たちのキャラは個性的だし、コミカル路線も嫌いじゃないけど、内部犯を捜すというシリアスさと、イマイチかみ合ってないような気がした。
キャラはいつまでも覚えてるのに、ストーリーはすぐ忘れそうな予感。
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「犯人に告ぐ」のようなハードボイルドな警察小説かと思いきや、軽くて笑えるようなとこもあってびっくり!
刑事のキャラやニックネームが面白い!ほんとに警察ってこんなニックネームつけてるんかな?
お父さんのチャラいキャラがかわいく微笑ましかった。
サスペンス要素も充分あり。
ドラマか映画になりそう。
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雫井作品の新作。
笑みが出るような面白さに、読み初めからひきつけられてしまいました。
しかし内容は本格ミステリー。
そして悲しみ、感動。
盛りだくさんの作品でしたね。
クローズドノートや犯人に告ぐなど他の作品もそうですが、どれも作風が違っていて、その多彩さに驚かされます。
この作品はきっと映像化されるでしょうね。
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作品タイトルから「犯人に告ぐ」みたいなヒリヒリする内容と思ったら、なんかゆるい警察小説だった。ミステリーも弱いしちょっと残念!
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登場人物のキャラクターがインパクト大。
ジェントルのキャラが面白い。
内容的には重いし、途中、話の流れがわからなくなったけど。
ジェントルとジュニア親子の今後が気になる。
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そこそこ面白かったのですが
雫井さんの別の本を読んでからこれだったので
軽く感じてしまいました。 はは。
あまりハードなのではなく、
ラスト心温まる系の刑事物(こんなくくりで良いのか)
が読みたい方にはお勧めかと思います。
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新人刑事の佐原夏輝がはじめての現場でコンビを組まされたのは、ベテラン刑事で、少年時代に別離した実の父親・島尾明村だった。ある日、捜査一課の係長が何者かに殺害された。捜査本部は内部の犯行を疑い、その矛先は明村にも向かう。夏輝は単独で事件の核心に迫ろうとするが…。幾重にも絡み合った因縁が読者を欺き続ける傑作長編ミステリー。
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今まで読んだ雫井さんの作品とは、少しテイストが異なる作品でした。
ユーモア小説かと思うほど、ユニークなキャラクタが揃っていて、思わず笑ってしまうようなシーンが続出します。
雫井さんは、シリアスなミステリー作品に留まらず、こんな作品も書くんですね。
主人公は、新人刑事の夏輝。
最初にコンビを組まされた刑事が、幼い頃に別れており、わだかまりを持っている父親明村。
事件は警察内部の犯行も疑われ、明村にも嫌疑がかかります。
夏輝は疑心暗鬼のままに単独で捜査を進め、ついに核心に迫ります。
警察小説の中に、ユーモアと青春小説風味まで持ち込み、親子関係や恋愛模様までも詰め込んだ長編作品です。
しかし、明村は最後まで笑わせてくれます。
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二冊続けて、似たような感じの本を読んだ気分(もう誘拐なんてしない/東川 篤哉)
さくっと読めます。軽いけど本格ミステリー。
死者は沢山でますが。
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確執のある父親と組んで捜査に当たる新人刑事。
ジャケットプレイ。
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新人刑事の佐原夏輝がはじめての現場でコンビを組まされたのは、ベテラン刑事で、少年時代に別離した実の父親・島尾明村だった。ある日、捜査一課の係長が何者かに殺害された。捜査本部は内部の犯行を疑い、その矛先は明村にも向かう。夏輝は単独で事件の核心に迫ろうとするが……。幾重にも絡み合った因縁が読者を欺き続ける傑作長編ミステリー。
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刑事が実父とコンビを組むなんて…。
ま、それはさておいて、
ラストの展開といい、途中のテレビ的なアクションといい、
個人的には嫌いじゃなかったです。
でも、それだけ個性的な集まりのはずなのに、
なんか印象に残ってないのはどうしてだ?
私の読み方が浅かったのか、
実父が濃すぎたのか。
ま、楽しくは読めました。
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他の雫井さんの作品と比べてとても軽~いノリの作品です
まず人物がとってもドラマ向きというか、ありえない感じの人たちばかり・・・。
最初は「この本、ハズレだったかも・・・」と思いながら読み進めましたが、
この人物たちがとっても可愛く見えてきて不思議
事件の内容自体は、ハードな感じですが、
この登場人物の軽さとのギャップがいい感じでした
続編を期待したいところです