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「よ、待っていました」と言う感じ。ひょっとしてこじつけが多いかもしれないけど(読んでもいないのに申し訳ないです)、それも楽しみ。
読了
大魔神に思い入れがある、ファンだったと言っても、実際にスタッフの名前とか背景など考えたことなかったのです。この本で与えられる視点はまったくもって考えたことも無かったもの。
だいたい、この三作が一年で作られていたとは・・。
自分の頭にある大魔神は一作目、二作目がモノクロ、三作目がカラー。それぞれ数年毎に作られていたのだろうとおいう思い込みがありました。(たぶん、白黒テレビで二作目まで観て、三作目ではじめてカラーテレビで観たのが刷り込まれていたのでしょう)。
その後何回もテレビで観なおしているにも関わらずそのイメージは更新されないまま。三作目のカラーの美しさだけが何故か頭に残っています。
本書を読んで平成ガメラ三部作には「大魔神」の要素も組み込まれていたのかもしれないな、と今にして思います。
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BSのブックレビューで大変高い評価を受けていた本。
資料を駆使しつつ、はっきり言って極論か妄想に近いかもしれないが、面白いことは面白かった。映画好き、裏読みの好きな人にはたまらないだろう。
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[ 内容 ]
なぜ我々は「大魔神」を知っているのか?
1966年に、たった3作だけ作られた映画。
しかし、日本人はその名を知っている。
あの変身ポーズを取ることが出来る。
誕生、活躍、そして伝説となるまでを追う。
[ 目次 ]
第1章 どうして大魔神は埴輪なのか
第2章 アラカツマとは何者なのか
第3章 なぜ山の中に隠れるのか
第4章 乙女の涙はどうして必要なのか
第5章 大魔神を動かすゴーレム伝説
第6章 伊福部昭とスサノオ神話
第7章 怒る大魔神と湖の秘密
第8章 大魔神はなぜ剣を抜いたのか
第9章 伴走するガメラ・座頭市・忍びの者
第10章 筒井康隆による幻の第四作
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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生誕44年。「大魔神」シリーズ三本の独自性、誕生の背景などを探る一冊。幻の筒井康隆脚本についても触れられています。私は子どもの頃、テレビで見ただけですが、迫力のある作品でした。余談ですが、今年、現代に蘇えった「大魔神カノン」というドラマを深夜枠で放送しています。一度だけ見ましたが、あの「仮面ライダー響鬼」を髣髴とさせる設定、描写。作り手が共通しているそうです。
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さまざまな文化的産物が大魔神に流れ込んでいるわけだが、「大魔神怒る」の湖底の鐘という設定が泉鏡花の「夜叉ヶ池」およびその元ネタのハウプトマンの「沈鐘」がもとというのはあっと思った。
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第1章 どうして大魔神は埴輪なのか
第2章 アラカツマとは何者なのか
第3章 なぜ山の中に隠れるのか
第4章 乙女の涙はどうして必要なのか
第5章 大魔神を動かすゴーレム伝説
第6章 伊福部昭とスサノオ神話
第7章 怒る大魔神と湖の秘密
第8章 大魔神はなぜ剣を抜いたのか
第9章 伴走するガメラ・座頭市・忍びの者
第10章 筒井康隆による幻の第四作
著者:小野俊太郎(1959-、札幌市、文芸評論家)
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ゴジラ・モスラに続き大魔神の精神史を読んだ。ゴジラ・
モスラに比べて構成もすっきりまとまっていて読み易く
感じたのはおそらく大魔神が三部作で完結し、閉じている
ことと無関係ではないと思う。幻の筒井康隆版大魔神にも
言及しているのは必読。
ドラマ版の大魔神カノンは最終回にオダギリジョーが出演
していたことくらいしか覚えてないな(苦笑)。