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上巻に続いて、こちら下巻も一気読みです
想いを遂げた主人公はもう、男娼ですらなく…
更なる試練が襲い掛かり、生ける屍に…
彼を救ったのは『幻想』だったのですね
後半以降の苦悩と愛は、BLにしとくのがもったいない感じ
その先がある、そんなエンディングに、しばし呆然
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上巻ほどのノリがなかったけど総体的に良かった~。それぞれの愛の行方を追わずにいられない、切なかった。
コートの中で会話するかのように徐々にお互いを分かりあう二人にまいった。ダフネ、ワーグナーの妻たる度量の広さに恐れいる、瑛輝とは別の愛だと言い切れたワーグナーに共感してしまう…。
怒りは生きる糧になるって…認めざるを得ないと思う自分には哀しい展開だったけど…ニコルも相当苦しんだよね…。酷い女衒にも愛を感じた。共犯者だから理解者にもなれるというか…ニコルだって汚れなきままでは瑛輝を変えることは出来なかったかもしれない。
女衒の言う、恋は幻…。グルグルしてしまったw ほんと読み応えあったなぁ。
上巻で瑛輝の支離滅裂な激情が冴えていたので、下巻ではニコルの苦悩をもっとねちこく書いて欲しかったかなぁ。ワーグナーにはまりすぎたような感じの後書だったので納得したけどww だって瑛輝のワーグナーに対するあれはすごく良かったものw
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★4.5
最後の数行が著者の書く通り、瑛輝の人生だな、と。
上巻を読み終えた時点では下巻の表紙にどういうことだ?と疑問符が浮かんでいたが最後まで読んで、理解できた。
主人公たちの周りのその後も気になるところ。