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犬を殺すのは誰か ペット流通の闇 みんなのレビュー

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みんなのレビュー17件

みんなの評価4.2

評価内訳

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17 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

犬を飼うときは<家族>、捨てるときは<ゴミ>・・・。ゴミ扱いされた犬は、“冤罪”で死刑されるようなものである。

2010/12/07 13:09

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星の砂 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私は、17年前に捨て犬を拾い、13年育てた経験がある。おとなしく愛嬌のある犬で、家族の癒し的な存在であった。だが、家庭の事情により、生活が一変。そんなある日、犬の体調が悪くなるものの、動物病院に連れて行く経済的な余裕がなく、治療もしてあげられず、何もしてやれないまま、死なせてしまった。それを、今でも悔やんでいる。そんな私が読むには、辛い一冊だったが、この本は、犬に係わるすべての人への、“警鐘”となるだろう。
 第1章 命のバーゲンセール《「流通で「消える」1万4000匹」など》
 第2章 「幼齢犬」人気が生む「欠陥商品」《「「8週齢」未満の販売を欧米は規制」など》
 第3章 隔週木曜日は「捨て犬の日」《「命を奪う「住民サービス」」など》
 第4章 ドイツの常識、日本の非常識《「98%に新たな飼い主」など》
 第5章 動物愛護法改正に向けて《「「8週齢」が焦点に」など》
 【巻末データ:主要自治体別 捨てられた犬の種類・犬にやさしい街は? 全106自治体アンケート】も載っている。
 読めば読むほど、同じ日本人として、情けなく、悲しく、やりきれない思いに苛まれた。第1章に、「犬を捨てる身勝手な理由」を犬種ごとに集計した表が載っている。そこには、さまざまな理由があるなか、「犬の病気・けが・高齢」というのがあり、わが身を振り返った。私の場合、捨てはしなかったが、見捨てたようなものだから・・・。「犬が病気やけがをすれば当然、動物病院に連れて行かなければいけない」とある。もっともである。だが、「治療費は人間以上にかさむことがある」のも事実なのだ。
 犬を安易に捨てることのできる構造に、身震いするほどの衝撃を受ける。ペットショップが衝動買いを促し、安易な気持ちで買い、安易な理由で犬を捨てる。そして、捨て犬を引き取り、殺処分をしていく地方自治体。無差別殺人そのものである。第4章のドイツの「犬の保護に関する規則」には、犬を飼育するためのルールを守らなければ、罰金が科せられる制度や、「犬税」などがある。安易に犬を飼うことへの抑止力にもなるそうだ。日本も導入して実施してもらいたい。しかし、このような制度でも取り入れないと命を大切にできない、というのも情けない。
 著者は「私たち人間の取り組みが一日遅れれば、その一日で数百匹の命が無為に失われる。こんな理不尽なことを続けていいはずがない。犬たちの声なき声を拾えるのは、やはり人間なのだ」と、「殺処分ゼロ」が現実的に叶う日が来ることを願っている。

 なお、11月27日の読売新聞に「民主党税制改正プロジェクトチームは26日、2011年度税制改正に向けた政府への提言集で、犬や猫などペットへの課税を検討課題とすることを求めた」という記事が載っていた。これが、“犬を殺す”ことの歯止めになればいいが。

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紙の本

悲しい現実を変えていくのは私たち

2010/10/19 17:15

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る

一年間に殺処分される犬の数は8万頭を超え、生後あまりにも早い時期親と引き離し、オークションで値段がつかない犬は流通段階で”消える”。
蛇口としての業者の問題、受け皿としての各自治体の問題、
そして安易に犬を買い安易に捨てる飼い主の問題。
それらが三位一体となって罪もない犬たちを殺処分に追いやっている現実。
殺処分される犬の種類、その理由、
犬に優しい自治体のデータまで添えられているこの本は
ショッキングであり
厳しい現実を突き付けているけれど
定点回収システムという捨て犬を公然と認めその後始末を行う
行政サービスに
おかしいということも
月齢が低いほど売れていく、
ペットショップでの販売方法やネットオークションでの
犬の販売が動菅法に違反していることに声をあげていくことも
普通の飼い主にもできることだ。
そしてなにより
犬を飼ったら長くても20年足らずの犬の一生に飼い主が責任を持つこと。
あまりにも身勝手な飼い主のために
命を奪われる犬たちの数が減ることが
弱いものに優しい社会ではないのだろうか

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2010/12/30 02:38

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2011/02/12 11:42

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2011/06/20 21:43

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2011/07/20 22:26

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2012/03/03 23:20

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2012/05/24 21:00

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2018/11/06 20:01

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