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シリーズ第3弾。
魔女らしくない魔女、モーウェンが今回の主人公。
面白かった~!
橋賢亀さんの絵が相変わらず素敵…ほれぼれします。
次巻で完結やそうで…残念。でも楽しみ!
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内容紹介を、表紙裏から転載します。
『魔法の森の奥深く、広いポーチと赤い屋根のこざっぱりした灰色の家に、ちっとも魔女らしくないはみだし魔女のモーウェンと、黒以外のあらゆる毛色の九匹のネコが平和に暮らしていた。
ところが、魔法の森の平穏もつかのま、魔法使い協会が、森の要である王の魔法の剣を盗んだことが判明。
これは放っちゃおけぬとばかり、モーウェンとネコたちは、魔法の森の王妃シモリーン、魔術師テレメイン、ドラゴンのキング、魔法でロバになったウサギもいっしょくたに、魔法の剣を求めて旅に出る。
可愛くて元気なファンタジー〈魔法の森シリーズ〉第三弾。』
お姫様らしくないお姫さまシモリーン、王様らしくない王様メンダンバーの次は、魔女らしくない魔女モーウェンが主人公。魔女の飼ってるネコといえば黒ネコのはずが、モーウェンのネコもまた魔女のネコらしくないのです。9匹もいるのに黒ネコだけはいないのですから。
今回楽しいのは、モーウェンが主人公なのでネコがなんて言ってるか分かること。ネコの言ってることは飼い主の魔女しか聞き取れないので、今までは分かりませんでしたから。まあ大体は予想が出来ましたが、このネコたちのえらそーなこと!でもモーウェンのことは大好きらしい。それぞれ個性があって、利口者もいればおばかさんもいて、皆可愛いです。
異彩を放っていたのは極めつけのおばかさんウサギのキラーです。魔法に次々と引っかかってしまい、姿はロバになり大きくなってしまい、色は青、挙句に翼まで・・・。その姿で食い意地は張ってるくせに、臆病者で不注意。常に厄介ごとを引き起こします。
らしくないといえば、よくあるファンタジーでは最初に剣の探索が始まりますが、このシリーズでは第3巻になって初めて剣を探す旅に出ることになります。しかも事情があって旅に出るのは王様でなくて王妃様。
そう「魔法の森シリーズ」は「らしくないシリーズ」でしたね。
そして・・・、ええっ!そういうところで終わりますか。あと1巻ですよね、最後に登場する「らしくない人」はこの人なのね。待ち遠しいなあ。
私はこのシリーズを勝手に「らしくないシリーズ」とも呼んでいます。
それぞれの巻の主人公たちは皆「何々らしく」からはみ出ている人ばかり。
自分らしく生きようとしている姿が気持ちいい、素敵な物語です。
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“おたがいに短いあいさつを交わしたあと、王冠をつけた若い男性――メンダンバーがいった。
「森で何かまずいことが起こっているんじゃないかと思っていました。森に帰ってきてからずっと、いやな感じがつきまとっていたんです」
背の高い若い女性――シモリーンがむっとした。
「そんなこと、何もいわなかったじゃない」
「きみを心配させたくなかったんだよ」
シモリーンはやれやれというふうに目をくるんとさせた。
「メンダンバー、わたし、赤ちゃんを産むことになったせいで、急に体がこわれやすいガラスに変わったわけじゃないのよ」”
このエンドも『らしく』ないこのファンタジーらしさだと思う。
だがしかしメンダンバーが可哀相すぎるとも思ったり。
猫たちの台詞も猫らしくって面白いし、キラーの馬鹿っぷりというか、少し苛々させるような台詞とかも上手いって思う。
最終巻でもある4巻が待ち遠しい。
シモリーンに育てられた王子様が王子様『らしく』あるはずがないのだから。
楽しみだ。
“「赤ん坊が成長するのを待つことになるわね。でも、そんなに長い時間ではないわ」とカズール。
けれども、シモリーンが反論した。
「ドラゴンの基準でいけば、そうかもしれない。でも、人間にとって十五、六年は長いわ。わたしは待てない。それに赤ちゃんが女の子だったら?」
それにはテレメインが答えた。
「男か女かは問題にならないだろう。剣にとって大事なのは、血筋、それと……人間性。いいかえると、その者がどれほど信頼できる態度をとれるかにかかっているだろう。ただし、わたしは剣の魔法に組みこまれている、だれかが剣を使えるようになるための連結生成過程を見たことがない。したがって、はっきりとはいえない」
「だめ!絶対だめ!そんな方法、長くかかりすぎるし、あやふやすぎるわ。魔法使いがもどってきて城にしのびこんで、メンダンバーにとどめを刺すことだってありうるのよ!」
「だったら、もっといい案はあるの?」
カズールがいった。”
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魔法の森シリーズの3巻目
タイトルからしてモーウェンが主人公ではありますが、前2作とくらべてしまうと物足りない感じ。らしくない魔女モーウェンはとってもキュートなのでもっと活躍が見たかったです。内容も4巻に続くという感じで、すっきりしていませんが次が最終巻だそうなのでどういう結末かは気になります。
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読んで良かった。2とばして3を読むことになった。ちょっと残念。楽しかったのだけど。とりあえず、東京に帰ったら2を読もう。
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結末が!次の展開が気になる終わり方!
このシリーズは王道ファンタジーからちょっとひねくれてる印象があるのに、王道感があって面白い。
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「魔法の森の奥深く、広いポーチと赤い屋根の灰色の家に、魔女らしくない魔女のモーウェンと、黒以外のあらゆる毛色の九匹のネコが平和に暮らしていた。ところが、森の平穏もつかのま、魔法使い協会が森の要である王の魔法の剣を盗んだことが判明。放っちゃおけぬとばかり、魔法の森の王妃、魔女モーウェンとネコたちに、魔術師テレメイン、ドラゴンのキングも一緒に魔法の剣を求めての大冒険! 可愛くて元気なファンタジー第三弾。訳者あとがき=田中亜希子」