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柔道一家に生まれた晴希。誰よりも強くストイックな姉の背中を見て育った晴希だったが、怪我をきっかけに柔道から離れることに。
そんな時、幼馴染の一馬から、「一発、おもしろいことことしようぜ」と男子チアリーディングの存在を知らされて・・・
キャラクターの描き方うまいなぁ。
話の中心となる晴希と一馬はもちろんなんだけど、格言好きの溝口、大食漢で心優しいトン、関西弁でノリのいいイチロー&弦、真面目イケメンファッション音痴な翔、ハゲ店長、デココーチ、タケルにサクに金銀銅、陳や尚史、卓哉と卓巳。
チーム全員、個性があって、その個性を丁寧に描きだしていてよかった。
ドラマ化したら面白そう。
その時はぜひ溝口役を桐谷健太さんで!!
人は苦悩を突き抜けて、歓喜を勝ち得る。
溝口が何度も自分に言い聞かせる言葉。
いい言葉だぁ。
ただ勢いで描かれた感じもちらほら感じられたかな。
ユーモアもあって楽しく読ませてくれるんだけど、センシティヴな文体だからサクサクは読めないんだよね。
スポーツがらみの青春小説だから、もっとテンポよく読ませてもらいたかった。
この辺のバランスは難しいところなのかな。
あとラストもあそこで終わるかぁ。
後日談みたいなものを期待してしまっていたので、やや拍子抜け。
でも勢いのまま終わるあのラストも、ありっちゃーありなのかな。
何かに真正面から真っ直ぐに取り組む素晴らしさ、楽しさはすっごく伝わってきたので、その点は二重丸です。
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読んでいて元気になる話しだった。
好きだなぁこういうの。
僕もいつか書いてみたい。
チアって言うのが僕には良くわからなくて、そこが少し残念だった。
専門用語や技の説明されてもよくわかんないんだ。
でもそれぞれのポジション毎にキツいことがあって、チア初心者の登場人物たちが一生懸命取り組んでるのはよくわかった。
一人一人の個性が豊かで読んでいてとても楽しい気分になる。
特にイチローと弦のコンビが最高で何度も笑っちゃった。
みんなそれぞれもやもやを胸に抱えていて、それを表面に出さないまま頑張る姿が非常に男らしいと感じた。
男ってやっぱりいいね。
羨ましいや。
キラキラして眩しい小説だった。
良かったよ。
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男子大学生が全く素人の状態からチアリーディングを始めチームを作る。
それぞれが抱える悩みをチアと仲間達の力で乗り越えていくスポ根青春群像劇。
技がわからない分描写がどうしてもクドく感じてしまうが
終章の試合と回想の構成は面白く
映像化したものを見たい気がした。
雑な部分もあるが
登場人物それぞれしっかりキャラが立ってて
2作目なら十分な出来。
これまた収穫。
【図書館・初読・1/26読了】
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明るいスポーツ小説。
柔道一家で育った末の男の子がチアを体験してその喜びに嵌る物語。
テンポのよい運びなのでさらりと読める。チームを組んでするスポーツの醍醐味が伝わってくる。
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<内容>柔道の道場主の長男・晴希は大学1年生。姉や幼馴染の一馬と共に、幼い頃から柔道に打ち込んできた。しかし、無敗の姉と比べて自分の限界を察していた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部。同じころ、一馬もまた柔道をやめる。一馬はある理由から、大学チアリーディング界初の男子のみのチーム結成を決意したのだ。それぞれに事情を抱える超個性的なメンバーが集まり、チームは学園祭での初舞台、さらには全国選手権を目指すが…。
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母校が舞台の話なので、すごくリアル
モデルとなった男子チアも見たことあるし、
出てくる場所は知っているところばかりで
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どーせウォーターボーイズみたいな話でしょ?って思ったらまんまだったw
がベタな展開は嫌いではなくちょっとうるってしたとこもあったし笑わせるシーンもあったから個人的にはよかった
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スポーツ、青春、友情、仲間、大学生、みんなが一緒に頑張る姿は、読んでいて気持いい。男子チアリーディングの競技は、チカラ強さ、技、キレが迫力満点。
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最初の数十ページは展開が遅く、このままやめてしまおうかと思ったが、そこからはスピード感あふれる読物で面白かった。
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青春キラキラ系で私の好きな感じ!
前作よりこっちの方が明るくなれるし好きだなあ~。
ウルってきたり、ハッとさせられたり、一気に読めた。
チア見たくなったから即YouTubeでSHOCKERS見たよー!かっこよかった!
チアーズも見なきゃ♪
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すごく青春。
最初は大変だったのが、だんだんと形になっていくのがとてもさわやかです。
チアって全然興味なかったけど、見てみたくなりました。
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本当はテンポ良く読める内容なのに、読破にダラダラと3日間もかかってしまった。青春真っただ中で若くハツラツとし、キラッキラしている内容でした。最後に著者の年齢を見てガクゼン・・・。著者自身もお若いんですねぇ。どーりでねぇ。中年女が読むにしては、元気すぎて眩しかった内容だったわ、ええ。
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デビュー作の『桐島、部活やめるってよ』がとてもおもしろくて、鮮烈な新人の登場だと衝撃を受け、(この著者のほかの作品も読みたい)と読んだ第二作になります。
でも、今回は残念ながらのめり込めませんでした。
スポーツもの小説は難しいと思うし、チアリーディングについて、ほとんど知らないので、情景を想像しづらかったのです。
表紙の裏には、チアでのいろいろな技がイラストで紹介されており、読者への配慮が感じられますが、男性のチアをこれまで観たことがないため、詳しいルールを知らないままに、自分に引き寄せて読んでいくことを難しく思いました。
そもそも、元柔道部員という、イメージだけも相当ガタイのよさそうな男子学生が、あの軽やかでアクロバティクなチアを始めるという所が、どうもすんなりいかず、ずっと違和感を抱えながら読んでいったようなところがあります。
恐らく、実際の演技光景を見れば、納得できるとは思うのですが。
『ウォーターボーイズ』に似ている話かな、と思いましたが、こちらは大学生の話なので、もう少しメンタル的に大人でした。
ただ、作中にもウォーターボーイズのことが出てくるので、さすがに意識はしているようです。
主人公は、姉に、主人公の親友は、亡くなった両親に、かなり捕らわれ、引きずっているように思いました。
亡き母がチアリーダーだったから自分も始める、という動機が、いまいち腑に落ちず、心にぐっとこなかったというのもあります。
ドラマ化されればぐぐっとわかりやすく、身近に感じられそうな気はしますが。
やはり読書とは、自分が情景や人物の心情を想像できないと、深くはまりこめないものだなと思いました。
今回は、読者の自分の理解力が追いつかなかった読書となったため、著者の更なる作品に期待します。
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柔道の道場の息子だが柔道をやめることを決意した春希は、幼馴染の一馬に誘われて大学で男子だけのチアのチームを作ることに。一癖もふた癖もある男子学生たちがチアリーディングに賭ける青春。
話題となった前作『桐島~』とガラっと雰囲気が変わったスポーツもの。メンバーそれぞれが個性的で、ひとりひとりの葛藤やチアをやる理由に寄り添ってきちんと描いている。装丁の感じやタイトルから受ける印象よりも真面目。ただ、他の作家のスポーツ物との類型は否めないかも。それでも好感は持てた。
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前作がすごくよかったので読んでみた。
う~ん、若さあふれるストーリーで、目指すところもいいんだろうけれど、前作の鮮烈な瑞々しさみたいなものはあまり感じられなかった。
いいものを描こう、人物を丁寧に追おうと気負いすぎているのか、追い切れずに却って散漫になってしまっている印象がある。
次回作に期待。