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桐島、部活やめるってよ、の著者。 ページ数から展開が読めてしまうのだが、最後の2分30秒は圧巻。メンバーのフラッシュバックと演技を熱く語る。
話が動き出すまでの前半の長さが少々うんざりするが、すべてお見通しの人物がやたらと登場して、スポ根の王道をきちんと押さえている。
桐島、とは逆に、タイトルと表紙で損している作品。
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こりずに朝井リョウ、再びチャレンジ。……が、完敗。あまりに青春すぎて私にはあわないようです。
ですが、登場人物たちのメンタル面が丁寧に描かれていて感情移入しやすいと思います。あえて言うならば、登場人物が多いです。さばききれていないのが勿体無い。
チアについては、見返しを見つつ想像しながら読みました。あまり映像化は好きではないのですが、これは映像で見たらきっと分かりやすいでしょうね。
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青い!
熱い!!
みんながそれぞれに大切な気持ちを持っている。
立ち向かったり、逃げたり、やっぱり頑張ろうと思ったり、けど頑張り方が解らなかったり、戸惑ったり…。
とにかく青いのだ。
だけど、その時だけ味わえる気持ちがある。
作者の強い思いと、これからまだまだ新しい可能性を秘めた内的世界を感じた。
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これは映像化向きの作品。見たことがない人にはわかりにくいような気がするので。
大会の描写、チア経験者(かなり前ですが)としてはジーンと来ました。
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感動青春って感じ。
男子のチアに興味を持つようになった。
早稲田の男子チア部をモデルにしているようだが、
早稲田の男子チア部はめちゃくちゃうまい。
今度見てみたい。
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一言で言えば「面白かった!」
ラストの盛り上がりは総毛立つものがあったし、作者の狙い通り、スポーツを文字で表現する、ということができていたと思う。
ただ、群像劇ということで登場人物が多く、やや雑然とした感じになってしまっているところがちょっと残念だった。前作の「桐島~」はわりと内省的な感じだったけど、これは思い切りはじけてる。男子新体操を扱ったドラマ「タンブリング」と設定や展開が似てしまっていたのは偶然なのかな。
なんにせよ、読み終わると元気が出ます。
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青春だぜ!(≧∇≦)
内容はタイトルの通りです。
作者もダ・ヴィンチかなんかでおっしゃってましたが、男子学生ならではのお馬鹿さ加減がもう、とてつもなく愛しいw
そしてラストの2分30秒は、読んでて額と目から汗が出る出来映えですよ!
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青春モノにはついつい感情移入してしまいます。一馬の家族に対する思いには涙してしまいました。各々の登場人物の思いをチアにかける努力に置き換えて燃え上がるストーリーは、元気づけられます。若いって良いよなぁ。ちょっと自分が凹んでいるときには元気をくれる薬としての効能もある本です。
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苦痛でした。まずそこまでの筆力がなにのに、誰も知識のないチアを描くのは難しいと思います。技の説明は薄く、イメージはできず、話はトントンうまくいって、ご都合主義の内容といっていいでしょう。キャラも立っていなくなんとも。
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『桐島〜』で注目のデビューをはたした著者の第二作は青春スポーツ小説。私は面白く読みました。最初は『桐島〜』でも強く感じた、読んでいてちょっと気恥ずかしくなるような文章(なんというか昔の写真を見て赤面してしまうような感じかな)がまだあって、どうなるかなと思っていたけれど、チアが動きだしてからはそれがぐっと減って話に集中できるようになった。チアについてはほとんど知らないけれど、以前偶然TVで大学生のチアの大会の番組を見たことがあって、そのすごさに驚いたものだ。これって普通の大学生なんだよね、って思わず言ってしまったくらい。その動きを文章で表現するのはとても難しく、どんなにうまく表現されても素人にはわからないんじゃないかと思う。そこに挑戦した頑張りは認められるし、私には躍動感も感じられた。大学生活や学生同士の会話、仲間内の微妙な感情は、現役学生の著者ならではという感じで、その空気感がうまく表現されていると思う。最後の大会の場面では躍動感も心の高揚も伝わってきた。新人賞をとってデビューした方の中には、とても新人とは思えない筆力をもった方もいらっしゃるけれど、彼の場合はまだまだ磨いていかなければならないところはあったとしても、なんだか可能性を感じさせる。デビュー作より、また前進した感があり楽しみです。
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チアリーディングの魅力を伝えたい作者の思いが、いろいろ策を弄することで逆に伝わりにくくなってしまった。一馬、晴希が柔道からチアリーディングに転向していくそれぞれの理由はかなり強引だし、初めからネタバレになっているそれぞれの悩みに、物語を最後まで引っ張っていく力はない。中途半端なところでのシークエンスの切り替えを多用しすぎで、正直読みづらい。青春小説は嫌いではないのだが、登場人物たちのとても大学生とは思えない幼稚さにも共感しづらいものがあった。高校を舞台にすれば良かったのに。
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男子のみのチアってあるんですね。男女混合のものは映画で見たことがあるけど、そんな初めての世界を見せてくれた、という意味で面白かったです。(*^_^*)また、「桐島・・」の高校生群像と違って、作者自身の投影は誰?という落ち着かなさがなかったので、安心して読めたし。ただ・・・16人のチアメンバーによる物語、ということで、視点がくるくる変わり、それはあまり効果的には料理されていなかったんじゃないかな。ん?今は誰の気持ちからこの事態を見てるの?というか、むしろ、何について書いてるの?とわからなくなる場面の続出で、二ページ一緒にめくっちゃったかな、なんて前に戻ってみたことも結構あった・・。16人のキャラやそれぞれのエピソードももうちょっとオリジナリティを持たせてほしかったしね。導入の、生家が柔道道場で幼いころからずっと姉の後姿を追いかけて柔道をやっていた晴希とその幼馴染・一馬がチアをやろう!となるあたりはよく書きこめていたと思うから、若き朝井リョウくん、途中から少々息切れしちゃった、っていうことなのかも。この素材で他の作家さんが書いたら、もっともっと面白くなったんじゃないだろうか、まで言ったら意地悪??でも、男子チアという新しい場を小説にしようと思いついた点は高く評価したいと思う。朝井くん自身が男子チアをやっていたわけではなく、同じ大学の男子チア部に取材して話を組み立てた、というところも、これからの彼の広がりを感じさせて嬉しいし。それにそもそも、「桐島・・」で世に出たばかりなのに、こんな早くに第二作を上梓した、という点も。表紙と裏表紙のバスケットトス、スコーピオン(どちらもチアの技です。ここで覚えたので使いたくなった(*^_^*))の絵がとてもよかった。青空と白い雲を背景にして高くジャンプする大学生の楽しさが、この小説を読んでいる間中、ずっと頭の中にあったから。
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チアに打ち込む男子青春物。チアの動きが文章ではよく分かりづらかったけど、なんか感動して泣いてしまった。
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チアの専門用語がわからずイメージしにくい描写が多くて、話に入り込めなかったが、分かる人には面白いと思う。最後2分30秒の演技中に振り返る、各人のそれぞれに感情移入した。
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チーム男子のお話しは好きだけど、ちょっと読んでてあれ?と思うところが。それが後で重要なとこだったりそうでもなかったりなのだけど、読む流れが度々とまってしまうので残念。チアの技とかは読み流してしまっても支障なし。