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巷にはたくさんの「PR本」が出ていますが、現在もっとも学ぶべ
きPRの技法は、「話題作り」に関するものでしょう。
ツイッター、フェイスブック、mixi、ブログなどで多くの人がつな
がった現在、大切なのは「商品力」と「話題」を作るアイデア発想
法です。
個人の場合、商品力は実績とプロフィールですが、商品の場合、技
術ベースはそうそう変わりませんから、「話題」を盛り込むことが重要。
いかにして「話題のタネ」を盛り込み、いいネーミング、コピーを
作るかが、商売繁盛のカギになってくるのです。
本日の一冊は、格闘技イベント「PRIDE」に設立メンバーとし
て参加し、スポーツビジネスの舞台で活躍した著者が、そのPR技
法を紹介した一冊。
著者いわく、<話題は「違い」から生まれるもの>ですが、その違
いは、「ちょっとした着眼点や切り口」で作れてしまうものだそうです。
本書では、PRのプロが使っているこの「ちょっとした着眼点や切
り口」を、<「バズの法則」エムファンズ(MFUNS)>として
まとめ、事例つきで紹介。
東ハトが開発した「世界一辛いスナック菓子」ハバネロや、下妻青
年会議所が作った「畳より大きなトンカツ」、お台場の「実物大ガ
ンダム」に便乗して話題となった歯科技工士の採用試験(ガンダム
のプラモデルを組み立てさせる)など、さまざまな例を挙げながら、
「話題」作りの秘訣を紹介しています。
PRのプロにとっては当たり前のノウハウですが、中小企業の経営
者にとっては、ヒント満載の一冊。
文章に「社会性」や「洞察力」があったらもっと良かったのですが、
ビジネスに役立てるには、充分な内容だと思います。
ぜひ読んでみてください。
「株式会社東ハト」は、ギネスブックで一番辛いと認定されていた
唐辛子のハバネロを使用することで、“世界一辛いスナック菓子”
としてこの商品を発売しました。これは商品開発時から「仕掛け型」
の話題を狙ってヒットしたのです
その違いは、お客さんが望んでいることでしょうか? 魅力という
ものは、あなたが決めるのではなく、お客さんが決めることです
◆「バズの法則」エムファンズ(MFUNS)から一部紹介
ニッチな「1番」をつくれ!
大衆は「対決」がお好き。
1番・初がなければ「唯一」を探せ!
ウケる「命名」が注目を集める!
「季節」は露出のチャンス。
「秘密」にされると知りたくなる。
アンケート「調査」で裏付けせよ。
養豚業が盛んな茨城県下妻市産の豚肉をPRしようと、下妻青年会
議所は、縦110センチ、横217センチと「畳より大きなトンカツ」を
揚げ、「世界一」として、ギネスブックに申請することがニュース
になりました
水戸市の「納豆早食い世界大会」
福島の「梅種飛ばし選手権世界大会」
山形の「世界スリッパ卓球大会」
地方でも特産品など商品を絡める企画を考えることで話題になりや
すいのです。勝手に自分たちのルールをつくり、そのなかの1番を
つくることで話題にしてくれるようになります
注目を集めるため、あえてミスマッチをつくり出す
有名な人・モノをビジネスに結びつけることで、マスコミ露出やク
チコミを発生させ、話題をつくることができる
◆「流行」に便乗する方法
グルーピング:似通ったものをまとめる
コラボレーション:共同作業
タイアップ:協力・提携
「弱者」と「強者」
「正義」と「悪」
「主役」と「ライバル」
ライバル・敵を設定することができれば、感情移入がしやすくなり、
大衆の心を動かすことができる
「話題」に便乗したのが、バイテック・グローバル・ジャパンとい
う会社です。同社は歯科技工士の新卒採用にガンダムのプラモデル
を3時間以内に完成させるという試験を取り入れて「新卒採用試験
にガンダム」という見出しで話題になりました。歯科技工士とガン
プラ……。通常であれば結びつかないこの2つを結びつけて話題に
できたのは、「実物大ガンダム」のニュースが先にあったから
社会性というものが、これからの企業宣伝の重要な要素になる
◆目次◆
1.「話題」にはモノを「売る」力がある。
2.「バズの法則」エムファンズ。
Mostの法則
Mismatchの法則
Famousの法則
Fashionの法則
Fightの法則
Firstの法則
Funnyの法則
Uniqueの法則
Newsの法則
Namingの法則
Seasonの法則
Secretの法則
Senselessの法則
Socialityの法則
Specialの法則
Storyの法則
Surpriseの法則
Surveyの法則
3.「話題脳」の鍛え方。
4.「話題」の発信。
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2010年10月 09/88
PRIDEの広報だった方による「マスコミ」と「クチコミ」作りのための方法を説明した一冊。紹介されるバズの法則はそれ自体が目新しいものではないのだけれど、まとまって次々に紹介されるのでアイデアフラッシュの際に眺めてみるとヒントになるかもしれない。
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モノを売るには「話題」になることが必要。
話題は「違い」から始まる。
話題になるためのキーワード。
ニッチな1番になる
違和感が引っ掛かりを作る
有名人/流行/対決/初○○/唯一
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バズPR:ハチがブンブン飛ぶ音をバズBUZZという。売れるものは何かが一番であるはず。視点・想点を変えて思いもよらないPRをしかける。
強みを伝えれば話題になる。
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mixi、twitter、facebookなど
現代人はオンラインで様々な人と繋がっている。
繋がりを利用した口コミ作りの法則。
挙げられている具体例が
自分の記憶に有るものが多いので
わかりやすかった。
プロ向けではなく、素人向けかな。
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話題になるネタ、商品は、自然発生するものよりも、どこかの誰かの「仕掛け」によって楽しませてくれているものが多いんですねー。登場する商品、サービスのPR事例を見れば見るほど、自社製品・サービスを埋もれさせないよう思考錯誤する各社担当者、経営者の愛と情熱を感じます。せっかくの良い商品の魅力を、いかに魅力的に伝えて楽しんでもらうか?常に持っておきたい視点です。
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広告、MK担当、中小企業・個人向けバス(口コミ)論。とにかく話題性を出すこと。研究開発からの見方をすると、すこし強引な手法とも感じられる記述であるが、ものづくりの切り口という観点で見るとうなずける面がある。購入後の納得性が得られないと継続購入につながらない。
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プロモーションやPRの入門本。
人がどのポイントに惹きつけられるのか、
どんなもの、どんな内容を話したくなるのかが
18つのポイントに分けられ簡潔にまとめられている。
著者自身のPRIDEでの経験は、説得力が高い。
方法論を細かく示したものではないが、
ざっくりとプロモーションのなんたるかということや
こうも法則性やレパートリーは均一しているのかということを
改めて感じるにはいい本だと思う。
自身が、プロモーションを考える際にもヒントにしたい本
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説得力がない。
ヒットしたものを後追いで、ヒットした要因を解説している感じ。
そりゃそうでしょう、という感じ。
バズマーケティングとかキャズムとかの話なのかと思ったら違った。
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話題になったものを例にヒットの理由を説明。
誰かに手紙を書くつもりで、特定の人に伝えるつもりでつくる。
チャームポイントを聞いてみる。
ダジャレは掛詞と表現すればダサさがなくなるのではないかと思った。
見出しとシャッターチャンスを考えた会見を。
そのまんまネーミング、会話・擬音・五感ネーミング、擬人化系ネーミング。