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第1章 「モテおやじ」に生まれ変わって第二の青春を
40歳を過ぎても恋の現役選手
おじさんが恋愛で行き詰まる3つの原因
中年男性向けの恋愛ノウハウの欠如 ほか
第2章 おじさん臭い外見を一新する逆転のセオリー
外見を一新するための意識改革とは?
「ありのままでいい」という心理の壁
「この人、ふるっ」と言わせない髪型 ほか
第3章 中年男性が無理なく会話力をアップさせる方法
石田純一がモテて、福山雅治がモテない理由
女性を会話にのめり込ませる3つの小技
「空飛ぶセールスマン」の大人の包容力 ほか
第4章 おじさんの出会いを量産する「価値観×ネット」戦略
婚活で「足切り」される厳しい現実
合コンはシェア5%のマイナーマーケット
合コンでモテる人、モテない人 ほか
第5章 若い男に勝つ恋愛カルチャーセンター計画
文化を感じさせる男性がモテる
大人の世界、大人の文化とは?
革新のオペラと伝統の歌舞伎に魅せられて ほか
1.「この人、ふるっ」と言わせない髪型
髪型のセオリーは、サイドとトップの"厚み"の比率にあります。これが、おじさん臭いかそうでないかの印象を大きく左右します。
「サイド」とは頭の横の部分、「トップ」とは頭の上(頭頂部)の部分のこと。おじさん臭い人の髪型は、サイドが膨らみ、トップが薄い。サイドの比率が高いのです。若く見える人の髪型は、サイドが押さえられて、トップに厚みがある。つまり、トップの比率が高いものです。
この「トップ・サイド比率」に注目して、周囲の人やテレビに出ているタレントを観察してみてください。きっと合点がいくと思います。
■2.肌の瑞々しさを失わない
人は年を取ると水分を失っていき、徐々に乾燥していくのです。軒先につるした柿が乾燥するにしたがって、徐々にシワシワになって萎んでいくのに似ています。
この加齢による脱水現象が、如実に現れるのが他でもない肌です。乾燥し、瑞々しさを失い、老けた印象を相手に与えるのです。
もし、鏡を見て「乾いてるな~」と感じたら、保湿性のあるスキンローションを朝と晩に使ってください。乾燥を防ぎ、肌の水分をキーブするのに効果がありますよ。
■3.中高年のスーツの傾向
「サイズ合ってない感」が著しく出るのが、スーツです。
改めて周囲の人を見回してください。体のラインより大きめの「だぼっ」としたスーツを着ているのは、ほとんどが中高年男性ということに気づくでしょう。
女性は、太めの人でも、痩せている人でも、体のサイズに合った洋服を着ています。このため、女性たちは「だぼっ」としたおじさんスーツに、違和感と時代遅れな雰囲気を感じ取るのです。(中略)
サイズが合っているスーツは、本来の体型より、足が長く、着痩せして見えます。つまり、素敵なオジサマ風になるのです。
その一方、おじさんがよく着ているサイズの合っていないスーツの特徴は、ずん胴に見え���しまうというもの。特に後姿が顕著です。これでは、本来の体型より、足が短く、太めに見えてしまいますし、おじさん臭が漂います。
■4.若々しい歯をめざす
年を取ると、このエナメル質が徐々に薄くなって、象牙質の黄色が目立ちます。老化現象として歯が黄色くなっていくのです。古くなったTシャツは生地が薄くなりますよね。そして肌が透けて見える。これと同じ原理です。
歯の老化は、噛む機能が衰えるだけでなく、美的にも衰えるということ。笑ったときに口元からのぞく白い歯。ある意味、若々しさの象徴です。この白さを取り戻す方法が、ホワイトニングです。(詳細は本書を)
■5.恋愛でも「成功体験」を積む
目に見える成果をまず出すことは、自己改革する上で非常に重要です。
外見を変えることは、比較的容易なこと。例えば、髪型や服装を変えてみる。加齢臭や無駄毛を一掃する。それだけで、見栄えはがらりと変わります。
見た目の印象が変わると、女性からの評価は一変します。そして何より、自分自身が「変わった」ことを実感できるので、「やればできるんだ」という自信にもつながるのです。私は相談者から、「やってよかった」「気分まで若返った」という感想をよく聞きます。
■6.非自己開示の三原則
女性と親密になるまでのフェーズでは、「自己開示」のやり方に細心の注意を払う必要があります。
注意すべきなのは、次の三つです。
1.自慢話
2.共通点のない話
3.「ありのままの姿」をさらけ出す
私はこれらを「非自己開示の三原則」と呼んでいます。やってはいけない「自己開示」ということです。もしやったら致命傷を負う可能性さえあります。
実際、仲良くなるまでのフェーズで女性に嫌がられるのはたいていこの三つです。
■7.誘うタイミングを見極める「閾値法」
これはネット恋愛の初級者向けの見極め法で、私は「閥値(しきいち)法」と呼んでいます。初級者でなく馴れた人でも、節目のような明確なものが見当たらないときに使える手法です。
この方法における判断ボイントは、メール交換してから「ある一定の期間と数を超えたとき」というものです。
相手によりますが、ある一定とは「●~●週間、●~●往復」が一つの目安になります。このくらいやりとりすると、「人となり」が理解され、警戒心がなくなり、親密度が高まっている頃です。(ネタバレ自重)
■8.デートに誘うときに使えるフレーズ
まずは、「季節をネタにする」フレーズ。
「美味しい食事」に最適な「季節や時節」ネタは、一年中ありふれていますから、いつでも繰り出せる便利なフレーズです。
(フレーズ)
「季節や時節のネタ」+「よかったら何か美味しいものでも食べに行きませんか?」
(季節や時節のネタの例)
・春……新年度に向けて英気を養うということで
・夏……暑気払いということで (後略)
【感想】
◆本書は、自分自身が思いっきり中高年ということもあって、ぶっちゃけ実感を持って読み進めることができましたw←笑えない
��ずは、中高年のウィークポイントである「外見」。
こちらは「アンチエイジング」的な部分と「身だしなみ」に関する部分が。
アンチエイジングは、若年層でも「年齢より老けて見える」と指摘されたことがある方なら必読かと。
「髪型」以前の「薄毛ネタ」(かつら・植毛についても記載アリ)や、「歯の白さ」等、思い当たるなら全年齢的に活用できます。
◆身だしなみについては、やはり「スーツ」の着こなしが重要なよう。
元々のシルエットが「だぼっ」としているだけでなく、「サイズ合わせ」も大事なのですが、この辺はショップでキチっと選んでもらえば大丈夫だと思います(その割には大きめのサイズ着ている人が多いのですが)。
上記では挙げなかったものの、シューズについても言及されており、本書では一応「ロングノーズシューズ」(つま先が細長いタイプ)を推奨。
このタイプは、実際には旬は過ぎているハズですが、女性の見る目は最先端よりはアーリーマジョリティを意識していると思うので、まだの方は一度体験されても良いかもしれません。
◆第3章では「会話力」ということで、「若い女性」と会話する際に注意すべき点を指摘。
いえ、相手が若くなくても同じなんですけど、ただでさえ「年下に対しては上から目線」の中高年男性は多いですから、注意するのにこしたことはありません。
それに関しては、何たって初っ端の小見出しが「石田純一がモテて、福山雅治がモテない理由」ですからねぇ(私も知らなかったんですが、福山さんって、そういうキャラだったのかと)。
類書にもある内容とはいえ「女性を会話にのめり込ませる三つの小技」あたりは熟読して頂きたく。
◆一方、冒頭でも触れたように、本書の特色は「ナンパ本」以外では珍しく「出会い方」についても論じていること。
そもそも目次にもあるように、第4章のタイトルは『おじさんの出会いを量産する「価値観×ネット」戦略』ですからw
そしてその主戦場となるのは「SNS」。
「出会い系サイト」の攻略本は見かけたことはありますが、恋愛目的で「SNS」を活用しようというのは、書籍としては斬新だと思われ。
本書を読むと、「プロフィール欄」や「日記」の内容について、きっとひと工夫したくなるハズ。
……って、私のmixiは、単なるこのブログの「記事更新告知ツール」でしかないんですがw
◆本書はポジショニング的には、「非モテ中高年層」や、「あわよくば若い子と(ry層」をターゲットとしているのだと思います。
ただ、今まで見てきたように、思いのほか若年層でも活用できるネタも多いので、モテたければ、20代でも読む価値はあるのではないか、と(特にmixi活用法あたり)。
方法論としては、異論もあるかもしれませんが、「出会い」から「身だしなみ」「会話」と一通り押さえているのも、ポイント高し。
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40歳からもてる!という響きが気になって読みました。
脱オヤジらしさがポイントなんでしょうね、きっと。
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[ 内容 ]
800人の中性男性に恋人を作らせたIBM出身の恋愛コンサルタントが直伝。
おじさん臭い外見を一新する逆転のセオリー。
中年男性が無理なく会話力をアップさせる方法。
出会いを量産する「価値観×ネット」戦略。
[ 目次 ]
第1章 「モテおやじ」に生まれ変わって第二の青春を(四〇歳を過ぎても恋の現役選手;おじさんが恋愛で行き詰まる三つの原因 ほか)
第2章 おじさん臭い外見を一新する逆転のセオリー(外見を一新するための意識改革とは?;「ありのままでいい」という心理の壁 ほか)
第3章 中年男性が無理なく会話力をアップさせる方法(石田純一がモテて、福山雅治がモテない理由;中年男性のための会話上達法とは? ほか)
第4章 おじさんの出会いを量産する「価値観×ネット」戦略(婚活で「足切り」される厳しい現実;合コンはシェア五%のマイナーマーケット ほか)
第5章 若い男に勝つ恋愛カルチャーセンター計画(文化を感じさせる男性がモテる;大人の世界、大人の文化とは? ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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<外見を整える>
髪型:サイドのボリュームを押さえ、トップに厚みを持たせるとよい
めがね:めがねの横の長さは自分の顔の幅にあわせ、縦の長さを顔の眉間からあごまでの長さの1/3以内にする。
顔の濃い人は薄めの色、顔が薄い人は濃い色のフレームがよい
顔の産毛を剃ると見た目が若返る。T型かみそりはヒゲ専用のため剃れない。
眉毛の両端の下、垂れ下がった部分をカットすると若々しく見える
薄毛用の薬:プロペシア(飲み薬)&リアップX5(塗り薬)の二つを併用するとよい。効果が出るのに3年かかる
若々しく見える肌にはハリとツヤが必要:
・表情筋を鍛えて顔にハリをだす:フェイスビルダー
・スキンケアをして顔にツヤを出す:保湿性のあるスキンローション
・日焼け止めをしてシミを防ぐ
スーツはジャストサイズで身体に合ったサイズを選ぶ。股上が短いノータックを選ぶ。
足を長く見せるには、シルエット、色、くびれの三点;
脇腹あたりにくびれのあるシャツ、パンツと靴・靴下は同じ色(黒が良い)、つま先が細長い靴
加齢臭対策はまず頭から。頭皮を洗う。
年を取ると歯も色がくすむ。ホワイトニングで。
顔のくすみを減らすヒゲ脱毛
口臭、じじ毛、汚い爪は根絶する。
口臭対策:歯ブラシ&歯間ブラシ、口臭防止スプレーとタブレット・ガム
<会話力を上げる>
聞き上手になる。
女性が会話に求めるニーズとは、「話を聞いて欲しい」ということ。
相手を会話にのめりこませる技:
・聞いているというサインを出す:うなずき、相づち、相手の話を反復する
・包容力:どんな意見でもいったん受け止める
・相手の態度、ムード、話し方にあわせる
・会話が途切れてしまったら、「相手の得意なこと、好きなこと」を質問してひたすら話をきく
・話しやすい環境を整備する
・メールやブログを通じて会う前に親近感を抱かせる
戦略的な自己開示:
上から目線や下から目線は嫌われる
人は相手の人間的な側面に接した時に好意を持つ
・自己開示すべきでないポイント:自慢話、共通点のない話、「ありのままの姿」をさらけ出す
・良い自己開示とは共感を呼ぶ自己開示:共感=お互いに共通するテーマx価値観が似ている
・告白より口説く
・リードするということ:提案は男性がする。提案するだけでなく、相手をリードすることがポイント。相手に判断を委ねるのはNG「いいレストランがあるんだ。どうする?」はNG
「イタリアン好き?→じゃあ行こう」と言い切るのがよい
デートの秘訣:
・非日常感:水上バスにのる、美術館に行く
・徹底的な事前準備:女性が喜び、かつ話が弾む場所、じっくり話ができるバーなど。
・顧客志向のマインド:女性と花火を一緒に見るのではなく、女性を花火にエスコートする
・女性本位
<SNSの出会いへの活用>
・メールを受け取った女性はアイサスの法則(注意→関心→検索→行動→情報共有)にのっとって行動する。
一連のプロセスが上手く流れるように、プロフとメールを連動させる
・価値観が重視される
・日記やブログは価値観やライフスタイルを伝える絶好の媒体
・ネットでは攻めと待ちの両方を組み合わせた戦略がよい
<初メールに盛り込むべき要素>共感を積み重ねる
パーソナライズ:挨拶で相手の名前を入れる
どんなところに興味を持ったか、お互いの共通点を入れる
メール・ペーシング:メールの頻度、文章の量、文章のスタイル、表現を相手に合わせる。短文だったら短文を、すぐに返事が来る女性には即答を。
<メールで相手を誘うタイミング>
・節目法:メールの中で相手のイベントごとが始まったり終わったりするタイミングがよい。バリエーションとして、世間を騒がせているニュースやイベントを切り口にする手もある。
・閾値法:2~4週間、5~10往復を超えたら誘う。
文化人がモテる:歌舞伎やオペラ、美術館、博物館、
ワインスクールなどのカルチャースクール
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これは面白い。薄毛・白髪・加齢臭への対処法からはじまり、若い女性と態度・話し方・ムードを合わせる技術まで。「コロンブスの卵」的なことが結構書いてあり、参考になった。
この手の本は、いかに説得力を持たせるかが重要だと思うのだが、その点で著者は大変優秀な恋愛コンサルタントである。
統計データや参考文献の引用を駆使して、「なるほど。そうかもしれないな」と思わせる。書き方によってはネタっぽくなるような素材を、説明の仕方ひとつでうまく料理してあり、勉強になる。
タイトルは「モテる」となっているが、若い部下との間にジェネレーションギャップを感じる管理者にも役立つと思う。
帯には、「さあ、大人の青春を楽しみましょう!」と書いてある。その気になれば、人は40を過ぎてもまだまだ変われる。恋愛に限らず。そう考えると、ワクワクしてこないだろうか。