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紙の本
“幸運”を掴む一つの方法に、<声を変える>という“選択”もあるということ。
2010/11/02 15:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蜜香 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が好きだなあ、と思う声は、男女ともに低めで落ち着いた声。声は生まれつきのものだから、声を変えるのは無理。と思っていたら「声は変わらないと思っている人へ。声は、実は少し変える意識をすれば、劇的に変化します」と、著者は断言している。声には、自分が思う以上に、様々な効果を期待できる“力”があるようだ。
【1章 声があなたの運命を変える】、【2章 声があなた自身を変える】、【3章 美しい声は美しい体に宿る】、【4章 心が閉じているとき】、【5章 共鳴する声と体】、【6章 唇で喉のケア】。各章、<解説・レッスン方法・コラム(著者の体験など)>で構成されている。著者のレッスンを受けている生徒の90%が「こんな声、はじめて出ました!」、「こんな響き、自分の声じゃないみたい!」と言っているそうだ。この本では、レッスンを受けなくても、シンプルな方法で、今までに出したことの無い《魔法の声》を手に入れることができるのは<お得>。レッスンに必要なものは、声を聞いてもらう家族や友人か、携帯電話や携帯型のレコーダーなど録音するものだけ、だから、いつでもどこでも開始できるけれど、とりわけリラックスできる空間を推奨しているので、私はお風呂で実践している。発汗がよくなり喉もうるおうので“声磨き”にはうってつけである。
最初に、携帯のビデオ撮りでレッスン開始し、自分の口の動きと声を改めて確認した。自分の変な声に、やる気が一気に萎えたが、【レッスン1 舌の位置を変えて発音する】をやってみると、舌の位置を変えていくだけで、音が違うことがわかり面白く楽しくなる。舌の先を、下の歯につけるか、下の歯の付け根か、下の歯の歯ぐきか、どこにも触れないようにするか、の4パターンで「あー、えー、いー、おー、うー」と母音を発声してみると、下の歯ぐきにつけたほうがいいやすく、響きが良く感じた。家族に聞いてもらったら、同感してくれたので、確信もって練習に励んでいる。体が慣れるまで、練習続けることで声の印象がかわっていくというので、久しぶりに会う友人や親戚など、相手の反応がどう変わっていくのか楽しみ♪
タイトルにある《魔法の声》とは、「豊かな声の響きと、こまやかな表現力をもっていること」。色々な声の響きを手に入れることが、魅力的な自分に生まれ変われるということだ。確かに、声=音として考えてみれば、淡々と一本調子の音で、メリハリのないリズムで歌われたり、会話をされたら、イライラして耳にシャッターおろしたくなるかも。ここ数年、パワースポットに行くことを有り難がっていたが、今は、自分の“声”を、パワースポットにすることが、目標であり理想である。
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