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1巻がおもしろかったので、2巻も読んでみた。どちらかというと運用よりの仕事をしてきたので、OS部の言い分ももっともだ!とクスクス笑いながら一気に読み終わった。
こういった本の楽しさは、細かい描写が実際の仕事と違うよね、とか突っ込みながら読むのではなく、こんな仕事のやり方をしているところもあるんだ~、と笑えるところだと思う。
なので、SEの仕事がなんだかよくわからない人にはちょっとお勧めできないかも…。
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1巻がシステムの構築のだったのに対して、今回はシステムの運用の話。
自分の会社では、CSと呼ばれるお客様の窓口を専門に行ってくれる担当部門があるので、このあたりの感覚が薄かった。反省。
『システム構築部門が求める品質と、システム運用部門が求める品質とでは乖離がある』というのは、非常に同意。
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同業者であればどこかで一度は見たり聞いたりした事のあるネタ。
構築と運用で引き継ぎがうまくできてないとか手順書が分からないとか
あー、つい一昨日聞いたなそんな話・・・みたいな感じ。
ITネタが分からない人が読んだら
作中の人間関係がメインになると思うけど、それでも楽しめると思う。
ラノベに手出した事がなかったので、偏見込みかもしれないけど
アニメを活字で読んでるような気持ち。
感覚としてはアニメ3,4話分ぐらいのボリューム。
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システムを動かすのは所詮、人。
互いに信頼が無ければ、行き違いや細々とトラブルが発生する、かぁ...。
運用の仕事がどのような物か、また構築と運用で立場が変われば、リスクに対する考え方も違う...など、なるほどなぁと思わされる内容です。
また、一人の天才がいることはチームにとっていい事ばかりではない、という事も重要なポイントですよね。
誰かが欠けてもしっかりと回るチーム作り...うーん、やっぱ他のラノベとは一線を画してるよなぁ。
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開発部門 vs 運用部門。まぁ似たような対立はどんな組織だってある訳で、特に「技術系」 vs 「マネジメント」とか「営業系」なんてのは大学の部活でもありますよね。その辺に着眼してるのは結構面白いと思いました。
ラノベの基本?wwはきっちり押さえて、説明臭くなく業界の雰囲気を臭わせていて楽しめました……が……これを見て「SEとか面白そう」とか思った人が居たら、とりあえず「年齢不詳の女の子は間違い無くいない」と思った方がいいですよ。これだけは「嘘」ですww
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ジャケットは女性がなにやら
オライリーの本を持っていますね。
1巻目は主人公の桜坂工兵が入社してから、OJTが終わるまでの物語になっているんだけど、
この2巻目から実際に工兵が活躍する内容。
いや、今回も
前巻以上に、『わかるー!あるある!』的な、サブストーリーが満載。
主に
前半は主人公の歓迎会に、自ら幹事をして・・・・って話で
後半は、OS部 VS SE部 の部署間でのぶつかり合いの2本立て。
ちょくちょく出てくる、
心にしみた箇所をピックアップしてみます。
『そうです。大変なんですよ。24時間365日、いつ電話がかかってくるかも分からない。寝てる時も旅行に出ている時も、いつ携帯がなって呼び出させれか分からない。もし障害を見逃したら、対応が遅れればそれでお客さんのビジネスに損害を与えてしまうかもしれないんです。それがどれだけ強いプレッシャーか分かります?胃が痛いどころの騒ぎじゃないですよ。迷惑メールの着信で携帯が震えるでしょう?心臓が縮み上がるどころの騒ぎじゃないですよ。ぎゅっと見えない手で掴み上げられるように。・・・動機がして息切れがして、吐き気さえ込み上げてくる状態で携帯を確認するんです。それで迷惑メールだって分かって、全身の力が抜けて布団をかぶりなおすんです。そんなの毎日続けるんですよ。想像できますか!?』
これは運用を担当している、OS部の姪乃浜さんが
工兵に運用部の仕事を説明しているときのセリフ。
さすがに少し大げさだけど、ものすごくよく分かりますwその気持ち。
僕も、運用系の案件にいた時は、
ネットワーク監視ツールから、障害が上がったときに携帯にアラートメールを送る仕組みにしていたんだけど、
夜遅い時間や休日に、仕事電話のバイブが震えだした時の、ゾッとした体験が蘇るかのように解りますw
ネットワークの運用って大変なのよね・・・・・。
『直しても直しても突き返される。あの情報が足りないだのこの記述が整合性がとれてないだの、重箱の隅をつつくみたいに毎回批判のネタを見つけてくる。もちろん修正中は運用を引き受けてもらえない。システムの障害連絡は全部作ったエンジニアのところに来る。夜間だろうが休日中だろうがね。
引き継ぎ会の内容だってひどいもんよ。エンジニア一人をOS部の人間が取り囲んでダメ出しの嵐。細かな設定から設計ポリシーまで何時間も批判の矢面に立たされるのよ。最後はみんなボロボロになって、引継ぎを断念して帰ってくるの。・・・本当、あれば打ち合わせじゃなくてリンチよ。集団リンチ』
対して、これはSE部の室見さんが
OS部(運用部隊)に引き継ぐときの、言い分。
これも極端な例だとは思うけど、SE部の構築した案件を運用部隊へ引き継ぐ際に、
運用方は、あれこれ全てのフローを作れだの!粗探し大会になることはよくある。
そんで、なかなか運用を受けてくれないんだよね・・・・。
早く次の案件の構築をしたいのに、なかなか引き継いで���れなくて、
全部細かいところ洗い出さなきゃ運用できないの?バカじゃないの?ってなるんだよね^^;
ちなみに先の姪乃浜さんも、SEの室見さんも女性同士で
立場上?相性が悪くて天敵って設定なのね。。。
『送信日時:5月17日(日) 午後9時42分
宛先:姪乃浜梢
差出人:室見立華
お疲れ様です、SE部の室見です。
リドルリル案件について姪乃浜さんからうちの桜坂に相談があったと聞きました。
すでに何度かご連絡させていただいている通り翻案権の担当者は私と藤崎さんです。桜坂はアサインしていませんので、彼にご相談いただいても的確な回答を返せないと思います。レポートラインの問題もありますので、何かご相談ある場合は私の方までご連絡頂けませんでしょうか?
あと、どういう経緯で桜坂に相談を行ったのかも教えてください。事情によっては上長を絡めてご相談の場を設けさせていただこうと考えています。
よろしくお願いします。』
SE部に所属している工兵(桜坂)が、OS部の姪乃浜さんから相談を持ちかけられて、
それが、SE部の先輩の室見さんに漏れてしまった時の、室見さんのメール内容。
いや、リアルすぎて。怖いメール。
本当にこんなメール投げてくる人いるし、こんなの受け取ったらゾッとするよね。
このやりとりのMLに入っていて、
第三者として傍観するのには、面白すぎるんだけど、
当事者にはなりたくない・・・・w
これに対して、OS部、姪乃浜さんのレス。
『送信日時:5月17日(日) 午後11時24分
宛先:室見立華
差出人:姪乃浜梢
室見さん
お疲れさまです。OS部 姪乃浜です。
桜坂さんとは翻案権に関係なく一般的なお話をさせていただいただけです。特に問題のある内容とは思いませんがどのあたりを気にされていますでしょうか?引継ぎに関してはOS部からのリクエストは既にメールさせていただいた通りですし、桜坂さんのお話でそのあたりを変更したこともありません。ご懸念のポイントが良く分かりませんので、もう少し具体的なご指摘いただけますでしょうか。
>あと、どういう経緯で桜坂に相談を行ったのかも教えてください。事情によっては上長を絡めてご相談の場を設けさせていただこうと考えています。
?
上長を含める理由が分かりません。
室見さんだけでは上手く説明できないということでしょうか。
よろしくお願いします』
一歩も引かない、姪乃浜さん。
”?”とか使ったら、またレス返ってきちゃうじゃん。。。
時間も23時を回っているのに、こんなメールのやりとりとか・・・・。よくあるw
その後も、この二人10ページ近く
メールのやりとりしてるんだけど、徐々に険悪なメールになってくる。
最後の方は、
感情的になりすぎて、単なる子供のケンカになっちゃってるんだけどね。
室見
『スパムを送るのはやめてください』
姪乃浜
『そっちのメールこそ時々、スパムフィルタにひっかかるんだけど』
メールのやり取りひとつみても、
リアル過ぎる表現に感情移入しちゃいました。。。
『正常に稼働するのが当然。障害が起きたら最後、必死で復旧しても怒られる。もちろん復旧できなければ大問題。報告書の騒ぎじゃない。そんな彼らが好き好んでリスクを取ると思う?全ての懸念点を潰し、石橋を叩いて叩いて叩きまくり、最悪のケースを全部考えつくした上で、はじめて彼らは運用を引き受ける。そうしなければ彼らの業務自体が破綻してしまうからだ。』
こちらは、SE部の上長、藤崎さんが、OS部の懸念解消について語る場面。
いや、そうなんすよね。
お客さんは使えて当然!って思っているわけで、
予期せぬ障害とかあって、頑張って頑張って復旧させたところで、お客さんからは褒められるどころかお叱りさえ受け、謝るのが運用の仕事だったりもするんだよね。
損な役目が多い運用方は、リスクを少しでも減らすために、
石橋を叩きまくるって事ね。
普通に見てるWEBだって、
mixiだって楽天だってyahooだって、WEB表示できなくなったら
使う側にとっては『サーバーダウン?なんだよー!』と思うかもしれないけど、
その裏側で冷や汗垂らしながら、必死に復旧作業をしている人がいることを、
少しでも一般ユーザに分かってもらえると嬉しいな。
機械なんだから、壊れることだってあるし、
予期せぬ動きすることだってあるし、
って事で大目に見てほしいわ・・・・。甘い?w
この意見の合わないOS部とSE部の内部抗争は果たして、
分かり合い終幕を迎えることができるのか?
気になった方は、読んでみてねー。(って何故か宣伝してるw)
第3巻が今年発売されたばかりで届いたので、読もうっと。
何巻まで続くんだろ。
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シリーズ第2巻。今回はシステムの運用の話。
システム構築部と運用部の確執がリアルに描かれており、話のテンポも良い。前作同様にうまくまとまっている。面白い。
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待ってました、ラブコメ展開
1巻では、恋愛という行事にはあまり進展なく業務での上司と部下のやり取りが行われていましたが、2巻ではちゃんとラノベらしいラブコメ展開も繰り広げられており大変満足です。
SE部門と違う同一会社でのOS部門の子が新キャラででてきていますが、この子がいい味をだしています。工兵はこのことと中途半端に親しくなったために、宿命ともいえるSE部門とOS部門のいさかいをうまく治めるというなんとも厄介極まりない役回りにたってしまいます。言い換えれば、室見と梢の中を取り持たなければいけないわけです。もともとプライドが高く人との接し方にも若干問題ありな一癖もふた癖もある室見と、室見のことを宿敵と敵視している社員を仲介するのは至難の業。まぁ最終的には丸く収められるのですが、そんな役回りをしている主人公が不憫に思えてならなかったです。
3巻が待ち遠しいです。
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通勤図書(11/04/10~11/04/13)。やはり室見さんかわいい。飲み会の様子は映像化希望。
顧客や担当者を「○○してやりたい」と思ったリーマンは少なくないだろう。今回はそんな感じの「システム構築部隊と運用部隊でのすれ違い」が極端な表現で描かれる。思い通りにならず対立する原因は何か?落としどころは存在するのか?…というのがメインテーマ。なるほどちょっと勉強にもなった。
残りの半分はラブコメ展開だが、自分はとりあえず室見さんの味方なので激務描写や対立構造と併せて終始、胃が痛かった。胃痛を引き起こすラノベ!というキャッチフレーズはどうだろう。
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シリーズ2作目。完成度は前作を上回るが、構築vs.運用というますます業界コアなネタが満載で、こんな話で一般大衆に受けているのが不思議だ。私が入手したのは2011-02-03の四刷、初版は2010-10-10。ラノベで四ヶ月で四刷とはなかなかやる。イベントがらみのシステム障害にはわたしもやられた経験がある。惜しいのは第一作と同じく、今回も障害の原因は、プロならまっさきにチェックするポイントであるのが、ちょっとリアリティにかける。表紙の姪乃浜梢ちゃんが萌えな胸に抱きかかえる本が、オライリー動物本のどれかがすぐにわかる人は一読して損は無い。(わかってしまう私も運用屋?)
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2011 5/3読了。WonderGooで購入。
上長が美少女じゃなかったらSE残酷物語的実話でしかなくなるんじゃないかこれ、的なラノベ第二弾。
今回は構築VS運用の話。
梢さんと室見さんのメールのやりとり、後半の「死ね!」とかののしってるところはさておき、中盤までの一見まともなメールに見えるところの文面が見覚えありすぎて怖い。
あとこれ読むと一瞬、ほんの一瞬だけSEに興味わくが、騙されるな実際のキャラは全部社長と人事と藤崎さんだ・・・と思うと一瞬で興味が消え失せる。
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今回は、SE部が構築したシステムを運用するOS部との出会い。
SE部とOS部の確執、というか犬猿の仲の立華ちゃんと梢ちゃんの二人の間に挟まれる工兵。地獄かハーレムか?
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OS部とSE部との掛け合いが面白かった。実際、梢さんみたいなバリバリ、トラブルシューターな女の人見たこと無いけどw
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2011年32冊目。
281頁。
書店で購入。
≪本文引用≫
p.76
そのスペックは想定外!
狐狩りだと思っていたら対戦車戦闘でしたというオチ。冗談じゃない、店の酒蔵一つ空にするような化け物に勝てるわけがない。
p.83
「僕-意外と負けず嫌いなんですよ」
p.142
「ええ敵です。我々はSE部の人間を同僚と認めていません。彼らは私達にとって仇敵であり災害であり、絶対悪です。SE部さえいなければこの世の争いと貧困はほとんどなくなるでしょう」
p.159
「SE部は全力をもってOS部を撃滅し、その余力をもって顧客にあたる。これが我々の基本方針であり組織としての戦略よ、再考の余地はないわ」
p.206
「正常に稼働するのが当然。障害が起きたら最後、必死で復旧しても怒られる。もちろん復旧できなければ大問題。報告書どころの騒ぎじゃない。そんな彼らが好き好んでリスクをとると思う?全ての懸念点を潰し、石橋を叩いて叩いて叩きまくり、最悪のケースを全部考えつくした上で、はじめて彼らは運用を引き受ける。そうしなければ彼らの業務自体が破綻してしまうからだ」
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今度は構築vs運用ですか!?
個人の能力だけだと、その場では何とかなってもあとあと大変って言う梢の言い分も分かる。「あんただったらどうにかなるでしょ?」という立華さんの考えも分かる。
なんつーか、工兵ってうまくまとめたなぁ…と思うわww