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2010/9/17 Amazonより届く
2011/5/17〜5/18
今野敏さんのデビュー3作目の初文庫化。レコーディングスタジオの駐車場で大物アーティストが殺される。犯人は関係者に限られるが、全員にアリバイが成立する。読者にとっては犯行シーンが書かれているので誰かはわかっているので、犯人の偽装を楽しむミステリ。そういう意味では、フェイクというタイトルへの改題も納得。今野初期作品の定番、音楽、格闘がフィーチャーされており、安心して読める作品。
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犯人が分かっている殺人事件から、トリックが暴かれるまでを淡々と綴った話。
本当に淡々としていて、ハラハラもドキドキもまったくなし。
ラストもひねろうとして失敗している感じ。
まぁつまんなくはない。
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1983年の作品だそうで、原題は「レコーディング殺人事件」
一種の密室殺人ということになるのか、倒叙形式の作品かと思いきや、そうでもなかった展開は、今読んでも新鮮。
ただし、探偵役のストイックさが、ちと異常に過ぎて、リアル感に欠けてしまったのが減点。
(2011/2/12)
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私には「田所」という人物がとても魅力的で、次にどんな行動をとるのか予測がつかないため、最後の最後までドキドキしながら読みました。面白かったです。
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電子版で読了。G2010ならではのマルチメディア版として押井守の表紙、オリジナルソングの収録という試みは面白い。
が、せっかく警察小説の書き手としてブレイク中なのだから、隠蔽捜査のような作品を提供していればとは思う。出版社との絡みで難しいだろうけど、売れている今だからこそできたことでは?
作品としては旧来の今野敏。特に悪くもなく、これという点もなく。なんでこの作品だったのか、というのが最初の印象。
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久しぶりに何だかよくわからない小説を読んだ。
もっと音楽や音楽業界に興味があれば楽しめたのだろう。
よくわからなかったけど、田所は嫌いじゃなかった。
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大物ポップス歌手のアルバム制作現場。深夜に及んだレコーディングが終わった時、一人の男が殺されていた。居合わせたのは五人。その一人、ミキサーの田所は事件の鍵を握る者として苦境に立つ。犯人を執拗に追う警察と闇の力。音楽業界を舞台にしたドラマティックストーリー。
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市立中央図書館より。
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既読かとも思うたが、出だしが記憶になかつたので借りてきた。やはり未読書であつた。
音楽プロダクション業界での殺人事件。コロンボや古畑のやうに、冒頭に犯行が描かれる。
まあ、面白かった。
しかし。
解説がいかん(~ _~メ)。
解説の冒頭に
*編集部より
解説の中に、作品の核心に触れる部分があります。本編未読の方はご注意ください。
などと書いてある。
やはり本編の前に解説を読むバカがゐるのが前提なのかそうなのか。やりきれないキモチ。
解説者は西上トコロテン(心太)といふ、時々見かける人。こんな「解説」は不要である。
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隠蔽捜査シリーズの方が面白かったな。
犯人が最初にわかって逮捕まで持っていくシナリオは、ワクワク感はないかもね。
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今野作品としては、珍しく犯人がわかった事件が題材になっている物語ですね。ほかの刑事もののように真相に迫る面白さはありません。特に際立つキャラもおらず、いまいち盛り上がりに欠ける展開かなとは思いました。刑事や関係者がいつ、どうやって犯人やそのトリックを知るのか、ちょっぴりハラハラドキドキ、それでいて田所の人物描写をとおしてなんとなくの居心地の悪さも感じつつ読み進めた感じでした。
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読者側では犯人はわかっています、さて警察はアリバイやトリックを見破って逮捕できるのか。
といった話なのですが、いやいや人間関係やそれぞれの気持ちなどの描写が読み手をぐいぐい引き込んでくれます。
ラストはスッキリしました。
田所くんはいい漢。