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3000年も続いた神秘の古代エジプト文明。
長い時間をかけ、広い地域で語り継がれてきた神話をロバート・スウィンデルズが丁寧にまとめている一冊。
良くも悪くも、自分の欲求に素直なところは神々も人間も同じで、日本人の常識でいくと妙に生々しく感じてしまうことが多いエピソードが多かった。
それだけに、エジプト人は神々と人間の強い結びつきを信じていたのかもしれないが…。
そして、スティーブン・ランバートのイラストレーションがとても綺麗。
特に女性や女神の表情が、柔らかくも凛とした強さも感じられて本当に美しい。
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エジプト展に行ったので、補足で学ぼうと(でも子供…)読みました。体裁は絵本ですが、文字量がとても多いです。
訳のせいか、元々の文章のせいか説明不足でわからないところがいくつか。
エジプトの神話の概要を知りたい人に。アヌビス神とかはあまり出てきません。
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ロバート・スウィンデルズ (著, 編集), スティーブン・ランバート (イラスト), 百々 佑利子 (翻訳)
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沢山の魅力的な絵で彩られた、エジプト神話の児童書です。
内容は広く浅く、入門書として最適です。
太陽神ラーを中心に、主要な神々や王族が織り成す神話や伝承の一部が綴られています。
年齢を問わず、古代エジプトの世界観を楽しめる一冊。
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絵はボヤっとした感じだが、ストーリーが面白い。
セトが中々に残酷で、それだけにメリハリが生まれる。
善良なバタや、活発なイシス、色々と助けてくれるトトなど、キャラクターも魅力的。
ギリシア神話との共通の概念があるのも興味深い。
例えば神託を行うだとか、太陽の神が船に乗って空をめぐるだとか、地下世界=死後の国という論理などだ。
一方でイシスは女神だがまじない師でもあり、ギリシア神話においてはアフロディテやアルテミスらが女神、まじないを使うメディアは魔女悪者と位置付けられているのとは異なるのもまた興味深い。
エジプトの歴史や神話はまだ深堀していなかったので、歴史や近隣他地域の神話や伝承と比べながら調べていってみたい。