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日本人は1980年代まで、韓国、朝鮮に対してはネガティブなイメージばかり持っていた。
戦前の日本は朝鮮人は好きな方だったが、戦後には朝鮮人が嫌いになった。
韓国は近代以降、日本gあその軍事・政治的影響力を最も旺盛に発揮した地域であるというう意味でも特別な存在である。隣国は日本の侵略主義の対象とされた唯一の地域というわけではないが、その影響を最も強く受けた地域であり、またそのことがルサンチマンの環状として日本でも強く息続きている地域である。
1957年まで北朝鮮の方が韓国よりも発展していた。日本も抜かれるくらいの勢いだった。
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日本人の韓国や北朝鮮について言及を引用しながら、それらに対してどのようなイメージを持つ傾向があったのかについて、時代や思想的なカテゴライズをしながら語っている。
引用がメインなので、著者のフィールドワークや意見などはほとんど無かった。
韓国と北朝鮮について、日本人がどのように語ってきたかという全体像だけを把握するには良いと思う。
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[ 内容 ]
今日の日本人の韓国像は、一方に文化相対主義的理解があれば、他方に伝統的蔑視があり、イデオロギー的立場から賞賛や沈黙の一方に、若い文化的関心層があって一様ではない。
それでは、戦後日本の韓国像はどのように変化してきたのか。
日本の新聞・雑誌・書籍に現われた韓国に関する言説を集め、植民地体験型、贖罪型、イデオロギー型、古代史型、異文化型という五つの関心型に分類して、そのアンビヴァレントな性格の意味を考える。
[ 目次 ]
第1章 変化するイメージ
第2章 関心型
第3章 戦後イメージの原型
第4章 独裁国家の行方
第5章 似て非なる国
第6章 共存するイメージ
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