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「日本の経済の現状」から始まり、
日本企業の現状、日本の金融、日本政府の経済政策の話へと続く。
特に、これからの日本について書かれた第5章では、
日本が抱える課題や著者が考える解決案などが紹介されており、
知識の復習をするとともに、新たな知見を得ることができた。
読み終わった直後に感じたこと。・・・それは、
「出生率アップ」と「教育」が
強い日本ブランドづくりの鍵であること。
「がんばれば夢は叶うんだ!」という経験、
つまり、成し遂げる経験が国際競争力のエンジン。
著者はこれを「達成動機」と説明。
この「達成動機」を教育に組み込むことが大事と述べる。
個人的には、子供だけではなく大人である我々も
「達成動機」を常に意識して生活することが必要だと感じた。
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わかりやすいし面白い!
池上さんのと迷ったけど、わかりやすかったので良かった。
しかし色々考えてしまいますな。
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文章が分かりやすいというだけでなく、とにかく例えがうまい。
容易にイメージがつかめるので、スイスイと理解がすすむ。
章ごとに「まとめ」の記述があり、ここで自分の理解度がチェックできる。
日本の企業の成功例と失敗例、日本と海外との政策の比較、この辺りが一番興味を引くところだが、経済は数値で表されるので、明暗がはっきりしているなぁとつくづく思う。
あとがきに教育について書かれているが、とても考えさせられる。
最近の風潮としてある「成績などは問題じゃなくて、自分らしいのがよいことなのだ。個性が大切」・・・これでは国全体としては前に進む力が生まれないというのだ。
「がんばれば夢はかなう」「自分はなにかをなしとげた」
こういった充実感を得ようとすることが今の教育には欠如していると。
松本ぷりっつさんの絵もかわいい。
カバーだけでなく、中身もぷりっつさんが描かれたら、より手に取りやすいと思う。