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紙の本
戦争
2018/10/02 13:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争って怖いなということを新しい視点で、感じることができます。小さい子供にも、ぜひ読んでもらいたいです。
電子書籍
ラスト
2018/12/18 13:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
結局天外家の直系の男たちはみんな死に、奇子は行方知れずに・・・
最後に残ったのはゐばだけ。
ゐばが最後に天外の土地を見下ろしながら言うセリフが良いです。
まとめ方に不満はありますがこのラストは映画のようでした。
紙の本
手塚治虫「陰」の真骨頂
2012/02/05 22:21
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽかぽか - この投稿者のレビュー一覧を見る
手塚治虫の作品は「陽」(アトムとか、ドン・ドラキュラとか、ジャングル大帝とか)の作品が目立つけれど、実は「陰」の作品の方がずっと深みがあって読みごたえもある。「ばるぼら」「きりひと讃歌」「鳥人体系」等々、その中でも真骨頂と言えるのがこの「奇子」だと思う。正統派の「火の鳥」や「陽だまりの樹」「アドルフに告ぐ」ともまた違った感覚。
田舎ならではの閉鎖的な空間、血を同じくする同族集団の中にある澱みのようなもの。藁人形に近親相姦、夜這いに老婆たちの寄合会合。分かりやすく言えば「八つ墓村」のような、都会の効率的で常識的な考え方では決して捉えることのできない感覚が、この作品には嫌というほど流れている。
夢野久作の「いなか、の、じけん」、宮本常一の「忘れられた日本人」などでも描かれた、少し前の日本にはどこにでもあった「陰」の部分を感じられる漫画としては、これが唯一最高の作品なのではないか。未完に終わった「グリンゴ」もそうだけれど、人気狙いではなく描きたい作品を描いた手塚の漫画は掛け値なしに面白い。
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