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少年誌で性を大きな題材として取り扱った画期的作品。愛の本質を描こうとする作品の主題は「火の鳥」や「ブッダ」や「ブラック・ジャック」にも通じており、物語の構成もすばらしく、もっとこの作品は評価されるべきだ~と改めて読んでみて思う次第です。
オムニバス形式で夢と現実が交互に繰り広げられる中、悲劇の連続は悲しい限り。第3章と第5章に登場する渡ひろみの姿は、成人したメルモちゃんそのものです。
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その生い立ちから、愛を憎悪し成長した少年・近石昭吾。女神は彼に永遠に解き放たれない試練を与えた。何度も死に何度も生まれ変わり、そしてそのたびにひとりの女を愛し、結ばれぬ恋をするという試練を……! 「愛」と「性」の真実を追究する異色SF!
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愛や性をテーマに描かれた物語なんだけど、病院で昭吾が「外の世界にまともな人間がどれくらいいるんです?」と聞くところが印象に残った。ほんと、なにがまともでなにがおかしいのかよくわからない世の中になったもんだ。
何度も何度も報われない恋愛を繰り返す昭吾が、愛の素晴らしさに気づいても永久に愛の苦しみから逃れられないなんて悲しすぎる。この作品の中では描かれてはいないけど、いつかは昭吾に幸せな恋愛が訪れてほしい。
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主人公は、自分の不幸せな生い立ち故に、男女の恋愛を憎む。しかし、自分が女性と結ばれない人生を何度も繰り返していくことで、段々と恋愛に目覚めていく、という話。
なかなか面白いが、どこからどこまでが現実の話かが途中でわからなくなる。
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1970年ころに書かれた性教育マンガであるらしい。今読むと驚くほかないという印象。これが手塚治虫の原型にあるものなのか。
しかし、そういう主題で書く時代があったんだ。ほとんど同時代に「火の鳥」があることを考えると、やはり驚いてしまう怪作。