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この本を読んで、医療の向かうべき姿を知る。
医療とは、心と心の通うものなのだ。
テクニックと自然科学が重視される現代の医学では、
それを忘れてはいないだろうか。
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リンパ肉腫の青年が言った。 「自分の入る墓を見てきた。八ヶ岳の見える景色のいい所だったよ」青年にぼくはささやいた。 「よくがんばってきたね」最後まで青年は誠実に生きて、死んだ。そこには忘れさられた「魂への心くぼり」があった。テレビドラマ化されるなど、マスコミの話題をさらった感動の書をあなたに。(「BOOK」データベースより)
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理想の医療を追求する医師の記録。
大事な事は『命の長さ』ではなくて、『生きている事を喜べる』ということ。
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読み終えるまで根気がいた。このモヤモヤはなんだろうな〜。学生の頃に読んでたら素直に素敵な本と思えてたと思う。
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病気になる人の数だけその患者様の家族はいるし、何よりその数だけドラマがある。
あたりまえにしない、当事者意識。
そういった方を相手にしているドクターと仕事ができるのです。
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ベストセラーになり、流行語にもなったから、その先入観で読まずにいて損しました。
もっと早く読めばよかった。もったいない。
全ての医療従事者が読むべき本。
「がんばらない」って、タイトルだけど、実は、脱力した生き方を薦める本なんかじゃなくって、逆に、筆者はめちゃくちゃがんばっているし、この本に出てくる人はもれなく頑張っている。
患者さんだって、ひたすらに自分らしい生き方、病気との付き合い方、自分らしい最期のあり方を模索しがんばっている。
もう、これ以上がんばりようがないほどがんばって生きている人に対しては、周りはこれ以上「がんばれ」とも「がんばろう」とも声をかける必要はなくて、「それ以上がんばらなくても、そのままでいいんだよ」って、そういうメッセージ。
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日々、様々な人達の「命」と向き合う人によって綴られる言葉達。
自分の中から素直に敬意が湧き上がってくる。
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こういう病院は良いね。「告知」ということについては、考えさせられた。この病院では、本人の病状について、たとえそれが寿命あと数ヶ月、ということであっても、家族にのみではなく、本人に対しても告知をすることを基本的な考え方にしている。告知された本人は、そういうことに耐えられるのであろうか、とも思うのであるが、この本では、かえってその方が、残された月日を本人も家族も、相手を思いやりながら穏やかな気持ちで過ごせるという実例がたくさん出てくる。そうかも知れないな、と思う。
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医療の現場を垣間見れたかな?作者は信州の小さな病院の院長で。技術はそりゃ都会のほうが先端だけど、考え方がとても新しい。癌との闘病。今の日本の大きな問題のひとつですよね。
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読んでいて、やわらかい空気に包まれる本。
泣けた。
数年前にこの本を読んだとして、自分がこんなにも泣いただろうかと考えると、
他者の経験を想像して、泣けるほどの感情を抱けるようになった今の自分を大切に思えた。
他者の喜びや痛みに寄り添えるように、想像力をもっともっと磨きたいな。
私には目指してる人がいて、
その人に対する気持ちというのは、追いつきたいとか越えたいとか、なんかそういう感じではなくて、
同じ感覚を分かち合いたいというか、同じものを見つめたいというか。
近付きたいんだなぁ。
そのためのヒントを、この本からもたくさんもらった。
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「がんばらない」。この言葉を見ると、あぁ、この本は努力しないで適当に生きることを書いた本なんだろうと思われる方もいるのではないと思います。でも僕は自分でも障害をもって生きてきたので、とりおりかけられる「頑張れ」という言葉ほど残酷なものはないと思っていました。「頑張って」みんなと同じことであることが本当にいいことなのだろうか? なぜ、自分らしくしてはいけないんだろうか、、と。むろん、努力して生きることは素晴らしいし、称賛もされてしかるべきでしょう。でも、逆に自分らしく生きられない社会はなんなのさと、偏屈な僕はそう思ってしまうのです。この本は、「がんばらない」という言葉には深い意味があることが分かる作品です。諏訪中央病院で院長として、長年緩和ケアや地域医療に携わってきた著者が医療現場での死の出会いを通してつながれる命の輪の物語が書かれています。死ほど、個人的なことはにないでしょう。命の一大イベントであるからこそ、本当に自分らしくあるべきであること、「がんばらない」で毎日を過ごすことの必要があるのです。しかし、日本の医療は技術こそ高度化するものの、高齢化で被医療人口が増せば増すほど、効率性の名の元にはかけ離れた医療というのが行われるのではないかという危惧ぬぐえません。死や老後というのが怖いといわれても仕方がないでしょう。実際に医療現場の生の声も書かれている本著を読むと、真に大事なことはなんなのかを痛切に考えさせられます。それぞれの物語は泣けるし、この不合理になる日本の医療や社会に対して何かをしていきたいと強く感じました。医者でも、医療関係者でなくてもできることはきっとあるはずです。それを自分なりにも強く考えたいと決意した一冊でした。
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長野県の諏訪中央病院の院長のエッセイ。
こんなに患者思いの病院って働く人は大変だろうなと思った。
でも、見習うところはたくさんあり、今までの自分の態度を反省した。
私も癌になったら諏訪中央病院にお世話になりたいな。
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とても感動した。
涙がポロポロでてくる。
日本で初めてホスピスを作った、看取りの看護の根元を作った方のお話し。患者の意志を第一に考えてくれて、自分が最期をどう迎えたいか。それを最後までしっかり温かくサポートしてくれる先生。そんな先生に出逢えた患者は幸せなのかもしれない。
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チェルノブイリの子どもたちへの医療支援をした経験のある人。
25年後の今でも、チェルノブイリ周辺の森のキノコを食べて内部被曝をする人が絶えないらしい。それでも“フェイシャル”という保健師と医師の中間のような専門家が健康管理を続け、安全な食物だけを摂るようにしていくと3か月ほどで被ばく量が正常値化する。
週刊ポスト2011年10月14日号
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諏訪中央病院の院長のエッセイ。彼の価値観が好きな人は高評価、そうでない人はそれなりの評価になるでしょう。