紙の本
おいおいNHK、もう事実を極端にゆがめた「煽りキャンペーン」は止めてくれ!!!
2010/12/02 18:11
26人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後日本は「家制度」を否定し、「民主的な家族制度」へと舵を切った。長子による家督相続制は無くなって、みんなで親の財産を分け合う社会となった。以前は財産とひきかえに親の面倒を見るのは長男の義務だった。それが兄弟みんなで親の面倒をみる「民主的な制度」へと変わった。しかし、みんなで親の面倒を見るとは、誰も親の面倒を見ないことと同義だと日本人が気がつくのにしばらく時間がかかった。制度が変わっても親が死ぬには、まだ時間があったからである。
やがて親が死ぬようになる。すると相続の問題が発生する。そこで起きたのは、それまであれやこれやと理屈をつけて親の面倒をまったく見ようとしなかった兄弟姉妹に限って、民法で定められた相続の権利はしっかりと主張するようになったことだ。こうして兄弟姉妹の関係は険悪になった。
それでもまだ3世代同居が当たり前の「大家族制」が生きているうちはまだよかった。漫画「サザエさん」が描いた磯野ファミリーがこれにあたる。しかし無責任なマスコミは、やがて大家族制を崩壊させようと大キャンペーンを張り出す。昭和30年代には「近頃の娘の結婚の条件は、家付き、カー付き、ババア抜きだ」というキャッチフレーズがテレビラジオを通じて繰り返し繰り返し流されることになった。橋田壽賀子らの脚本家は嫁姑のいがみ合いを繰り返し繰り返しドラマのテーマに選んでは全国に放映した。これだけ姑の嫁いびりが流されると尋常の娘は夫の母親との同居を拒否するようになる。「家族水入らず」が合言葉になり「核家族」は完成へと向かうのである。
この傾向に最終的なダメを押したのが、おお、天下のNHKが橋田壽賀子御大を担ぎ出して垂れ流したホームドラマ「となりの芝生」だ。これで親子はひとつ屋根の下に住めなくなたのである。
散々大家族制度を壊すよう壊すようにしておいて、いまさら「無縁社会」はないだろう。これはマスコミが垂れ流した情報が生んだ当然の帰結である。もはや老人は家に居てはいけないのである。かくしゃくとして1人で自立して生きる能力がなければ老人は生きていてはいけないのである。こうなるように戦後のマスコミ関係者は一生懸命努力してきた。それなのに、その努力が実を結び核家族が完成した途端、今度は核家族が悪い制度のように言い出す。おいおいいい加減にしてくれよ。いまの社会の現状は、NHK含むマスコミ関係者が垂れ流してきた情報の集積の結果なんだよ。むしろNHKは自分たちが成し遂げた「封建制度の遺物たる日本的家族制度の完全崩壊」を祝って、祝杯をあげるべきなんじゃないか。
皆さん、もうNHK社会部が垂れ流す、この手の「煽り放送」を見るのは宇止めにしましょう。身体に悪いです。心に悪いです。昔から人間は一人で生まれ一人で死ぬんです。これでいいのです(笑。
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NHKスペシャルで話題になった番組を書籍化したものだが、テレビよりもより突っ込んだ内容になっている。
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これはやばい。2010年に読んだ本の中でもベスト3には入るくらい。
現代社会の生き辛さ、他人との関わりが困難なこんな時代で
僕らが大人になった時に何ができるか。
深く考えさせられる素晴らしい一冊だった。
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久しぶりに重厚なノンフィクションを読みました。
自殺者3万人、という記事や本はよく見かけますがまさか年間3万人以上の人が「無縁仏」として葬られれているとは全く知りませんでした。
そしてその大半が身元が解っていながら遺骨の引き取り手がない…
だれにもみとられずに死んでいくことのむなしさや寂しさ、想像しただけでも胸が痛みます。
でも無縁仏になるのは誰にでも可能性があります。
「離婚」「リストラ」「路上生活」「夜逃げ」など…
日本と言うのは有形無形の人のつながりで出来上がっている社会だと思っていました。
私にとって全く未知の世界でした。
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誰にも知られずに死亡し、遺体の引取り手もない「無縁死」が増えているようだ。
NHKが自治体の協力で独自に調査した「無縁死」が年間3万2千人にものぼるという。
そのひとたちの多くは、「行旅死亡人」として身元を探す最小限の情報を国が発行する「官報」に掲載されるが、そのほとんどは身元が判明せず、自治体により火葬・合葬される。また、身元が判明しても家族がいるのに引き取られないケースもあるという。
核家族の時代から単身化、未婚化、少子化の時代へ。
これらは「無縁社会」の拡大を推し進めているのか。
この本は、NHK取材班が、一人ひとりの「行旅死亡人」の縁を警察の捜査のごとく解明していき、その原因や今後考えなければならないことを考察している。
読んだ人の多くが「衝撃的」という感想を持つと思います。
私自身もいっぽ人生の歯車がずれるとこの様になりかねないと感じています。
誰にでも可能性は十分にあると思います。
そもそも、つながりや縁というものは、互いに迷惑をかけあい、それを許しあうものではなかったのか。
それが「迷惑をかけたくない」という言葉に象徴される希薄なつながりが多くなっていることは確からしいです。
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あんまりにも話題になっていたので購入。
というか、自分もこういう仕事でかつ家族がそばにいなかったら絶対孤独死予備軍だよなぁ…という現実を見させられました。暗くなる。
本の内容はもちろんいいのですが、やっぱり映像で見てみたいです。
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重い。未婚率が高まり、地方が廃れ、都会に出たものの、地方に帰れない人たちの行く末はこのようになって行くのだろうか。。これは20年30年後の自分かもしれないね。
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切実すぎる!
今ある家族・親戚・会社など・・・
無縁死が取りだたされているけれども、死だけが問題ではないことが良く理解できた。
今の現役世代、未婚(男女問わず)や離婚の果ての頼る引き取り手無き将来・・・
正に自分自身にも近々当てはまるかもしれない・・・
無縁=絆の大切さ
皆さには是非読んでいただきたい!
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NHKスペシャルでも報道された無縁社会のルポ。
今の日本であまり知られていない負の一面。
ただ、それは、自分の最も身近なところに潜んでいる。
そういうことを意識させられた本です。
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「無縁社会」という、NHK「無縁社会プロジェクト」取材班 がまとめた本を読みました。
TVで話題になっていたのと、私達や、うちのスタッフさんにもけっして他人事ではないと感じたからです。
TVをご覧になった人も多いかもしれませんね。
「無縁死」という新たな死。
「誰にも引き取られない遺体」が年間3万2千人。
年間に約3万人が自殺するという日本ですが、この無縁死というのも新たな衝撃です。
事故や発見の遅れる孤独死など、名前の分からない身元不明の遺体は年間1千人近く。
こういう人たちは、「行旅死亡人(こうりょしぼうにん)」と呼ぶそうです。
それから身元がわかったとしても、急増する遺体の“引き取り拒否”
高齢になれば、すでに兄弟も亡くなり、甥や姪、遠縁は、すでに
何十年も会ってないのだから、と拒否されるよう。
単身化、未婚化、少子化といった家族のあり方の変容が、
どんどんこうした無縁社会になっているようです。
そして今までにない新しいビジネスが生まれています。
「特殊清掃業」~
自治体などの依頼で、家族に代わって遺品を整理する専門業者。
今や、30社あまりに増えている。
「家族がわりに亡くなったあとのサポートをするNPO」相次いで設立。
家族の絆が薄くなり、地縁、社縁、血縁が崩壊し、“ひとりぼっち”が急増するニッポン。無縁死はもはや他人事ではないです。
確かに、高齢化がどんどんすすんでいます。
社縁というのも、退職後意識してつながないと、
10年、20年経ってしまうとわからなくなってしまいますね。
そして、兄弟でも、90歳の姉と86歳の弟が離れたところに住んでいれば、もう行き来はできませんね。
若い方には、ピンと来ないかもしれませんが、日本の20年後は、一人で暮らす単身世帯が全世帯の40%近くに達するそうです。
ビジネスも大きく変わりますね。
驚くのは、高齢者や未婚者ばかりではなく、30代、40代の若い世代。
この番組に鋭く反応し、書き込みやツィッターのつぶやきが集中したそうです。
「将来の自分だ」「他人事ではない」
「このままでいくと、私も無縁死だ」という恐怖感。
私自身も独身子供なしですが、自分自身のことより、
社員やスタッフさんのことが本当に心配になりました。
経営者として、今の事業とは別の、年をとっても希望する人がギリギリまで働ける会社も作ろう、
老齢化した単身者のサポートをする団体も作ろう、近い将来の目標ができました。
家族の絆の薄さは、私の身の周りでもよく聞きます。
結婚すると、親戚やかかわる人が増える場合もありますが、
実家や兄弟姉妹、親戚と疎遠になることもあるようです。
また仕事一筋で家庭を顧みず、離婚する場合は、長い人生でみれば、淋しい結末となります。
人間関係にも努力が大切だと私は思っています。
親兄弟、親戚の血縁を大事に。
地域のコミュニティにも積極的に参加し、会社や周囲との人間関係を良いものにしていく努力を継続していきましょう。
そんなことを社内報にも書きました。
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1人で孤独に亡くなって行く人が、全国で3万2千人にのぼるという。地縁、社縁、血縁が崩壊し、“ひとりぼっち”が急増するニッポン。無縁死はもはや他人事ではない。人間関係の大切さを考えさせられる一冊です。
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NHKが2010年に特集を組んだ「無縁社会」の書籍化。
2010年の日本社会学会にて、番組ディレクターの話しを聞けたこともあり、購入。
遠く離れた地に家族・親族がいながらも、頼ることもできない高齢者たちの孤独が痛いほど伝わる。
そして、家族とはなんだろうかという思いを抱く。
家族のバラバラ化、社会とのつながり、それが断たれた後の自分とは。
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このテーマを多数で共有するきっかけになったという点では、番組にもこの書籍にも大きな価値がある。一方で、ひとりで暮らす人への視線、血縁やお墓へのこだわりには違和感を覚えるところもある。
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人間ってめんどくさっ
誰にも弔われずに無くなることに恐怖を覚える
生きてるのなら死ぬのは自然の摂理だし、動物であればそのまま分解されて土に帰るべきなんだけれど
私たち人間は親から生まれ、縁が生まれる
そしてそれは恒久的なものではなく、なくなってしまうこともある
周りに忘れ去られて死んでいく無縁死
こんな死んだあとの事に怯えながら生きていくなんて、私は遠慮こうむりたい
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誕生日プレゼントとしてもらった。。
微妙な本だった。。
どっかで聞いたような微妙なエピソードが記事になっていて、NHK取材班もう少し頑張れって思った。
I was presented this book as a birthday celebration......
It's boring book.
I think this book has no information attracting my interest because I can easily imagine such a situation written in this book without reading.
I want NHK ( a national broadcasting orginazation) to do deeper research on this topic...