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紙の本
相手の為にどこまで出来ますか?
2010/12/19 17:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真愛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この絵本は2009年5月に行われた音楽プロデューサー・亀田誠治氏主催ライブ『亀の恩返し』にて上映された三編のお話の中の一編です。残念ながらわたし個人音楽と共に上映された『グミとさちこさん』は体感出来ませんでした。
上映時にも荒井良二さんの絵が使用されたそうですがご覧の通りこんなにも目を惹く表紙は久々でした。鮮やかなピンクに大きなハート。そこには真っ白な犬がちょこんとでもキリリと座っています。
真っ白ワンコはチワワのグミ。受験勉強をするさちこさんと一緒に暮らしています。勉強をするさちこさんはグミをかまえないのでグミはさちこさんが見えるベッドで安心して眠ります。そんな折り神様が現れ「星を捕まえるとさちこさんの願いが叶う」と言いグミは星を捕りに行きます。一つは捕れました。願い事もばっちり伝えます。一安心して眠りにつこうとするがまださちこさんの願いがある事を思い出し再び星を捕りに少し遠くまで全力で走ります。でもそれは。。。
小さなグミが大好きなさちこさんを想い、限界以上の行動を行うのは読んでいて力んだりハラハラしたりでもどこか優しく切ない。グミに危機が迫るのですがグミが持っている想いの強さで助かります。それって相手もとても大切に想っているからここまで想えるのだろうなぁ、と感じます。それは最後のページのさちこさんの言葉で気付かされます。意識してではなく、無理をするでもなくごく当たり前で自然な事で相手を想う。素敵な関係ですよね。
荒井さんの絵もストーリーをより動きのあるものにしています。個人的には作家さんの絵をつけた中では一番好きな絵本です。文章の位置が絵に掛からないので絵だけを追っても十分にストーリーは汲み取れます。
とても心を優しくそして温かくしてくれる一冊です。
ちょっと寂しい時にそばに居て欲しいと思いました。
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