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先日読了した「未来型サバイバル音楽論」と、ほぼ同時期に発売された”ウェブ×音楽”に関する一冊。あまりのタイミングの良さに、津田氏もTweetで苦笑されていたが、こちらの本はどちらかというと、同テーマを冷静かつ客観的な論調で語っている。
◆本書のおおまかな構造
・一章 現在の音楽文化といえるポップスに関する考察
・二章 近年登場し始めたネット上に見られる音楽への着目
・三章 近年の音楽を取り巻く環境への変化
・四章 ポップスと新たな音楽文化の比較
・五章 今後の制作技法、作品の特徴
著者がインターネット時代の新しい音楽文化として提唱するフュージック(Free+Musicの造語=自由音楽)、その新しい制作技法が紹介されている第五章に着目した。ミックス、インプループなどの制作技法から生まれる「職人の登場」「薄まる演者と聴衆の境界線」「ブランド借用」というキーワードが紹介されているのだが、著者も指摘している通り、この変化は音楽業界に限定される話ではない。
本をネタに書評ブログを書いていると、知らず知らずのうちに、その時読んでいる本の文体や言い回しに影響を受けて引きずられていることは実に多い。また読書中、別の本の文脈を当てはめながら読むことで面白い発見をし、それをブログに著すこともある。前者は無意識、後者は意識的に行っているのだが、意識的にそのようなことを行うということは、非常に創作的な行為とも思うのだ。
電子書籍が全盛の時代になると、著名な作家のさまざまなフレーズを組み合わせて、一つのストーリーにするような作品が現れるかもしれない。それをオリジナリティのないパクリと一笑に付すのか、優れたマッシュアップとして誉めたたえるのか、議論しなければならない日が来るのは、そう遠くはないだろう。
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「検証が薄い」
あとがき(まとめ)の部分を読めば済んでしまう内容。
タイトルが梅田望夫氏の「ウェブ進化論」を意識しているのは明らかで、実経験に基づいた検証が薄い内容。
同内容の本を購入するならば、津田大介・牧村憲一共著の「未来型サバイバル音楽論」の購入を強く薦める。
彼らの経験値の方が、本著者の浅い社会学の知識よりはるかに役に立つであろう。
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参考文献の読書感想文。
検証なし引用ほぼなしで説得力に乏しく主観的。
あとは感覚が古い人なのかなと思った。
感覚的に分かる部分を感覚的に説明してくる。
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今となっては、イマイチ。そして全般的にブログをまとめたかのような内容かな。あと説得力が感じられなかったです。
本を書くことの難しさを感じました。
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ボカロが衰退した今、何も的を得た予測になってないなあ(笑)と、ポップスなんやかんや、そこまで衰退してないし(笑)趣味の細分化は起こってるけど、なんか、何処に焦点当てた予測なのかはっきりしないし、、 一番、理解出来なかったのが、シンセがもっと多様化してくって所で、まあそうやろうけど、この筆者と考え方が違うなあと思ったのが人間にしか鳴らせないグルーヴ感について言及が無かった所かなあ