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日本語学校で教えるような内容を、日本人向けに書いた本。
完全にお勉強の本であるのに、読み物として楽しく、論理立って学べる。これはひとえに著者の日本語に対する深い造詣が成せる技。
また、著者は本当に心底日本語、そして日本が好きというのが全体から滲み出ている。
やはり、日本語教師の方々は本当に博識だなぁと思う。
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読むのは二度目とわかっていたけれど、気になることがのっていたので(で、に、への使い方、など)
今回もさらっと楽しめた。
それにしても、日本語って美しい……。
(2011年5月1日)
こういう日本語教師が書いた本で、はずれたことがない!この本も「素敵な日本語(難しいとは書いていない)」を楽しく学べるというか、良さに気付ける一冊になっています。
内容よりも語り口がおもしろい。
さすが日本語に精通している人が文章を書いているだけはある。
美しい、きれいな言葉に触れていると心が落ち着きます。
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生まれてこのかた日本語を使い続けているので、当たり前に「通じている」と思っていた。母国の言語というのはそういうものかもしれないが、感覚的に正しいと思われることばを使っていた。ということに、あらためて気づかされた。「ラ抜き言葉」が間違いということは概ね理解できるが、「なぜ?」と言われると明確に答えられない。そんな自分の日本語に対する自覚のなさと、あらためて日本語の面白さの発見だ。
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わかりづらい日本語文法を、日々外国人に教えている日本語教師の視点からわかりやすく解きほぐしてくれている。一時期話題になったら抜き言葉についても、丁寧かつ正確な文法的説明で納得の一言だ。文章は柔らかく軽いので非常に読みやすい。更にヨシタケシンスケ氏のイラストが文章の理解の助けになっている。それによって、日本語って愉快だなと思わせてくれる。特に助詞の章は、短い「が」「を」「で」によって様々な解釈ができる。日頃当然のように使っている日本語にもっとちゃんと向き合おうと思った。