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前半は読んでいてどことなく線が細い、頼りない感じがしたのですが、物語が進むに従ってどんどんストーリーが力強くなっていく様は、まさにこの老人オーケストラの成長をなぞるようでした。
全体的に深みに欠けていたり、所々、話が飛躍しすぎというかそういう部分もありましたが、娯楽的な小説としては面白い部類に入ると思います。
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面白い
交わりそうにない2つの話がちょっとづつ近寄っていく
最後はハッピーエンドで終わります
あ 中島明彦の恋の行方だけは…残念です
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面白かった!最初はよくあるダメな楽団員たちが、熱心な若手と楽団を盛り上げていく話かと思っていたら、まずダメっぷりが半端ではなかった。熱心な若手だったはずの主人公もなんとか逃げ出そうとするほどに。高齢化過ぎませんかね…と作者に言いたい。さらにはスパイまで絡んできて「どうなるの、この話は」と一気に読んでしまった。簡単に有名な楽団になってしまわないのもよかった。相変わらずの綱渡りの演奏だけど、みんな楽しくやっているという終わり方が素敵!
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「ちょんまげプリン」と同様、タイトルとあらすじからはあんまり食指が動かなかったんだけど、ちょんまげプリンが面白かったのを信じて読んでみて大正解‼
自分も昔やっていたクラリネットで梅響に入れてもらいたくなりました。
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『ボケ老人』かとおもい、二度見すると『オケ老人』だった(笑 派手な表紙といい面白そうなので読んでみた。高校教師がふらっと立ち寄った演奏会で、その素敵な演奏を聞いたことで彼の楽器熱が再燃する。彼が素敵な演奏していたオーケストラに無事入団を認められたと思い込んだところから、奇天烈なおはなしがはじまる。またロシアの人気指揮者の来日の裏に国家秘密漏えいの阻止のスパイの活動があったりなど・・・最後まで楽しめる。
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うーん、爽やかな読後感♪
同じ町にある、片やトップレベルの梅フィル、片や梅フィルのメンバーに取り残されたじーさんばーさんだらけの梅響…
主人公が梅フィルに入るつもりが梅響に入ってしまった(^^;ところから始まる娯楽作品♪
そこになぜか陰謀渦巻くスパイの影…
これ以上はネタバレなので控えますが、「音楽は楽しむもの」という原点を改めて感じさせてもらいました(^^)/
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書店の店頭で見かけて、なぜか気になって、半年。
実はこの作家さんの本を読むのは、これが初めて。
やっと今、読み終えた。
一見、ヨボヨボのおじいちゃん、おばあちゃんが、ここぞという場面で、思いがけないすごい高い能力を発揮していく……てな展開を予想していた。
まあ、その予想はそれほど的はずれではなかったようだけど。
でも、何となく予想はついても、それでも楽しく読めてしまうのだ。
読んでいて、この作家、きっと音楽好きだ、と思わされるからかも。
あとがきを読んだら、荒木さんはバソンを嗜むとか。
バソン!
仏文出身で、バソンとは。嬉しくなってしまう。
最後に余計なことながら、疑問が。
ロシア人の姓は男女で違う形になる、はずでは?
それとも、外国人女性がロシア人と結婚すると違うルールなんだろうか?
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表紙を見た時に本のタイトルが「ボケ老人!」と見間違って、たまたま手に取ってみたことから読み始めたこの作品。荒木源氏のことは全く知らなかったけど、面白かった(^^)。自分がアマチュアオーケストラでコンバス弾いてることもあってか、音楽表現が良く伝わって、最後の方はジーンときてしまったσ(^_^;)アマオケと老人と恋模様と青春物語とロシアサスペンスというかなり盛りだくさんな内容が上手く重なってて、最後まで楽しく読め、読了感もスッキリ(^^)良い物語です。
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高校教師が引越し先の街でふらっと入ったアマチュアオーケストラの定期演奏会に感動して、おぼろげな記憶からネット探索して入ったオケは平均年齢80歳オーバーの別のオケだった。
典型的な巻き込まれ型主人公が「こんな筈じゃなかった」と思いつつも因縁のある別のオーケストラとも係わり、音楽の本質に気がついていくという、全て予想通りに進む一本道の物語。
吹奏楽ものの小説は多いけれどオーケストラものって藤谷治さん位だよなっとか思ってたら、解説が藤谷さんでニンマリ。
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タイトルから、お年寄りのオーケストラの物語と思って読んでみたら…
ロシア?
スパイ?
マトリョーシカ?
ととんでもない悪人がこの物語には絡んでいた。
けれど、当の本人たち(オーケストラの仲間たち)は、そんな事に巻き込まれているとは露知らず。
さまざまな壁を乗り越えて成長していくのだ。
やっぱり年をとっても好きなことをやって生きていくことが大切。
なんでも今年、実写映画化するとか。
しかも主人公は杏ちゃん。
小説での主人公は男性だから、その辺がどう影響してるかも見所かも。
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タイトルの通り、老人たちで構成される交響楽団に
30代の高校教師が間違って加入してあれやこれやする話。
主人公の語りと交互で謎の人物の語りも入って、
(途中まで)謎のスリル感あり。
老人特有の問題も抱える楽団の中で、
どちらかというとNOと言えない
巻き込まれ体質の主人公が
前進していくのは小気味良い。
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老人のオーケストラと勘違いで入団することになった若手高校教師の話。
いろいろとありえないだろっていうところもあったが、サクサク読めた。
ロシアのスパイ事件のサイドストーリー的なのがあって、エッセンスにはなってるんだろうけどイマイチ。
映像化の方が面白そう。
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アマオケそれも老人ばかり! 歌や楽器をかじっている素人にとってうなずけること沢山。反省することも沢山。それでも音楽って楽しい ♪ 良くわからなかったけど、ロシアのエージェントの存在はちょっとした薬味と言うか、不協和音かも。
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お年寄りのオーケストラのお話。オーケストラとかちょっと憧れる。
映画化されるみたいだけど映像のほうが楽しめそうな感じ。
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老人ばかりのオーケストラと、
大きな勘違いからオケに入団〜指揮者を任されることになってしまう数学教師のお話。
自分がオケでティンパニを叩いていることから、
梅響のティンパニスト・棟梁の
「他の楽器の陰になってほとんど聞こえないようなところでも、俺には俺の役割があって、それをきちんと叩けるのがイカしたこと」
というセリフに激しく共感!
しかし、この物語はただの仲良しオーケストラのお話ではない。
人生における大切なメッセージも含まれた物語だと思う。
指揮者である数学教師が、
音楽の才能ある年下君に嫉妬を感じて大人気ない態度をとってしまうところなど、
会社勤めしてる私が、日々味わうような感覚。
そんな年下君から教わったことをそのまま練習で使うのを
「プライドが邪魔をする」
状態から、
「使えるものは使わないと損だと、シンプルに考えられるように」
なるなど、
物語の中で彼は確実に成長する。
人は大人になっても、なお成長し続けるのだな。
オーケストラメンバーの生き様、
オーケストラメンバーの音楽に対する真っ直ぐな愛、
そして、このオーケストラメンバーだからこそ奏でられる音楽。
読後、心地よい感動を感じられる物語です。
「新世界」、久しぶりに聞いてみよう。