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GTDの理論や原則は前作説明されてます。本書はより現実的に詳細の管理~大枠の捉えまでの活用方法も記載されており、一度で飲み込めない分量である内容は再読して吸収してゆきたい。
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『仕事とプライベートのタスクは分けて考えない!』
GTD本は3冊目になるが、これも非常に役に立った。
自分が20代前半の時にGTDについて書かれた本に出会えていたら、また違った人生が送れたんだろうな。と考えさせられる。
半年に1度はこの本を読み返しておきたい、また、それによって現状のタスクがドンドン思い出されて、頭の中に溜まっているタスクが外に出されてスッキリするに違いない。
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第1章 イントロダクション GTDの新しいレベルへ
第2章 GTD現象
第3章 すべてを機能させる
第4章 自己管理の危機
第5章 状況のコントロール 収集
第6章 状況のコントロール 見極め
第7章 状況のコントロール 整理
第8章 状況のコントロール 見直し
第9章 状況のコントロール 取り組み/行動
第10章 状況のコントロール 人生と仕事に活用していく方法
第11章 将来への見通し
第12章 将来への見通し 次にとるべき行動(高度0メートル)
第13章 将来への見通し プロジェクト(高度1000メートル)
第14章 将来への見通し 注意を向けるべき分野や責任を負っている分野(高度2000メートル)
第15章 将来への見通し 目標とゴール(高度3000メートル)
第16章 将来への見通し 構想(高度4000メートル)
第17章 将来への見通し 目的/価値観(高度5000メートル)
第18章 将来への見通し グレイシーズガーデン再訪
第19章 GTDを総合的に活用する
第20章 最後に
監訳者あとがき――GTDを実践している人の「7つの習慣」
付録
.心はやるべきことを効率的に管理できない
今朝起きてから今まで「あ、あれをやっていなかった」ということがあっただろうか。それは何回あっただろうか。そしてそのときに適切な対処をしただろうか。もしあなたがそうした対処をせずに、同じことを2回以上思い浮かべてしまったなら、あなたは、完全に時間とエネルギーをムダにしている。
あなたの心は、この種の記憶に関してごく限られたスぺースしか持っていない。脳の短期記憶がたった10個のことさえまともに扱えず、忘れたり混乱したりしてしまうことが、いくつもの研究で明らかになっている。それ以上詰め込もうとすると、同じ量が押し出されてしまい、意識的な制御が及ばなくなるのである。
私はこの発想には根本的な間違いがあると考えている。「仕事」と「プライべート」がきっちり区別されるべきだという前提がそもそも間違いなのだ。状況がコントロールされ、将来への見通しがはっきりしているとき、私たちは時間の感覚を失い、やっていることに完全に集中して没頭しているはずだ。このとき、あなたの心は「仕事」と「プライべート」の区別などしていない。バランスを意識してしまうのは、それが崩れているときだけなのだ。
■3.「(状況の)コントロール」と「(将来への)見通し」の関係
例えば料理で考えてみよう。キッチンがごちゃごちゃしているとき(状況がコントロールできていない状態)は、調理器具や食器類を片付けてきれいに整理する必要がある。一方、何を作るかまだぼんやりとしか決めていないとき(将来への見通しが定まっていない状態)は、食材を何にするか、盛り付けはどうするか、を考えなくてはいけない。言うまでもなく、素晴らしい料理を作るには状況をコントロールし、何を作るかの見通しも定めなくてはいけないが、それらを達成するためのアプローチはこのように異なっている。しかしながら、どちらも密接に関連しているし、どちらかが欠けているようでは問題がある。
GTDがうまくいくのはボトムアップだから
多くの自己管理手法は、理想的な「優先度」「戦略」「価値観」からスタートするトップダウンのアプローチを提唱しているが、GTDではその逆のアプローチをとっている。あなたが今、気になっていることを書いてみてください、といったときに「この世で果たすべき使命を達成する」と書く人はほとんどいない。それはそれでよいことだが、ほとんどの人は「プリンタを直す」「週末のべビーシッターを探す」といったことを最初に思い浮かべるはずだ。まずは目の前にあることから書き出していこう。そうすれば、やがて高いレべルの目標もはっきりしてくるはずだ。
■5.アイデアを出すモードと判断をするモードを意識的に使い分ける
例えば、やるべきことのリストを作っている人は多いが、2つのモードを同時にやろうとしているためにうまくいっていないことが多い。同時にやろうとするために「収集」と「見極め」がどちらも中途半端になってしまうのだ。集中力を高めるためにリストを作るのは、すべてを頭の中に置いておくよりはずっといい。だが、そのリストに2つの機能を持たせようとすれば、心の能力は大きな制約を受けることになる。
■6.すべての行動をリストにしておく
GTDを成功させるためのカギの1つは、人生において注意を向けるべきすべての行動をリストにしておくことである。そこが、従来のTO DOリストと大きく異なる点でもある。従来までのリストのように、1日にやるべきことだけを書いていたとしてもうまく機能しない。そのような状態では、最新のものや目立つものにしか目が向かないだろう。時間があるときには、いちばんやるべきだと思うことを適当に選んでいても何の問題もない。だが、私たちの世界は急速に変化しており、新たなことがとりとめもなく舞い込んでくる。そのため常に優先順位を見直さなければならないし、状況や時間、エネルギーが限られていることも多い。重要なのはそのときに選択可能なすぺての行動のリストかあらかじめ用意されていることだ。
■7.ファイリングの6つのポイント
・A-Zのインデックスがある1つのシステムに整理する。
・ラべルを使う。
・新しいファイルを作って保管する作業が60秒以内にできる。
・引き出しに4分の3を超える量のファイルを詰め込まない。
・楽しくファイリングができる使いやすいシステムにする。
・少なくとも年に1度はファイルの大掃除をする。
■8.「次にとるべき行動は何か」と自問する
私は個人や組織の生産性を高める研究と指導を長らく続けてきて、有用な手法をいろいろ発見してきたが、その中でも最も奥が深いものがこのテクニックだと思っている。「これについて、次にとるべき行動は何か」と自問すると、創造的思考、決断力、アイデア、物事の明快さ、モチべーションなどのレべルがぐっと高まるのだ。私の知る限り、ここまで生産性を高めてくれるテクニックは他にない。
は私自身、GTDに関する作品をいくつか読んでまいりましたが、読むたびに真似事���では手をつけてみるものの、結局途中で挫折しております。
そもそも「気になることをすべて書き出す」という最初の時点で、キチンと時間をとっておらず、中途半端な形で始めて、効果もよく分からずなし崩し的にやめてしまうという情けなさ。
よく話を聞くのが「週次レビュー」が大変で、段々フェードアウトする、というパターンなのですが、それにすら達していないという有様です。
そんなワタクシですが、上記に挙げたように、いくつかのフレーズが、心に刺さること刺さること。
そこで、自分が実践できていないことは棚に上げて、本書を今般ご紹介した次第です。
◆ところで、本書の位置づけですが、イントロダクションにはこう記されています。
『はじめてのGTD』が基本マニュアルだったのに対し、本書は人生と仕事の両方に同時に対応していく力を高めるための応用マニュアルだと思ってもらいたい。
とはいえ、同時に
これまで私が書いた本を読んでいない人たちも本書から読みはじめてもらってかまわない。
とも書かれており、基本部分にも軽く触れながら、応用部分を展開した感じ。
なお、GTDがはじめての方には、巻末の付録がかなり有益で、GTDの概要が凝縮されています(おなじみのワークフローの図もアリ)。
この付録部分だけでGTDの本1冊レベルのエッセンスが詰まっているわけですから、まずはここからお読み頂ければ、と。
一方、すでにGTD本をお読みの方にとっては、本書はGTDのそれぞれのステップやレベルの「意味合い」を改めて考える、よい機会になると思われ。
◆一点言い忘れていましたが、田口 元さんの手による『監訳者あとがき――GTDを実践している人の「7つの習慣」』も、絶対見逃せない部分です。
「GTDを実践できるか否か」は、ここに挙がっているような「習慣」にかかってくるのかも。
その中で、私も早速取り入れようと思ったのが、「To Doリストが状況別に整理されている」という習慣。
田口さんご自身も、「状況別リスト」を愛用されており、ミスが随分減ったそうです。
◆私は1冊の本を読んでも、まるごとそれを実践することはまずなくて、大抵、1冊につき、1つでも2つでも取り入れられる部分があればOKというスタンスでおります。
そういう意味で「GTD」というシステムは、つまみ食いで評価すべきものではないため、私にとってもオススメしにくいテーマではあるわけでして。
それでも本書の持つ「アツさ」は十分伝わってまいりましたし、付箋も貼りまくりました。
また、今までGTDを続けられなかった方にとっても、今度こそ「続けられるヒント」が見つかるかもしれません。
GTDとは何か、ご存知でしょうか?
これは、Getting Things Doneの頭文字を取ったもので、ストレス
なしの効率的な仕事術を論じたもの。
日本で翻訳されているものとしては、これがシリーズ3冊目です。
いずれの本でも主張されているのは、記憶している「やるべきこと」
をシステムに預け、脳や心をすっきりさせて創造的な仕事に取り組
むという、知��生産の基本とも言うべき考え方です。
日々の会話やスケジュール、マスメディアやネットで収集した情報、
現在取りかかっている仕事の書類や、連絡待ちの仕事…。
膨大な情報をどう扱い、知的生産活動を効率化するか。
本書では、その具体的ノウハウと心構えが示されています。
「カレンダーに書いておくと便利なこと」や、行動を管理する時に
便利な「3つのサブカテゴリー」など、具体的な指針があって、じ
つに実践的な一冊。
「百式」管理人の田口元さんが監訳を担当し、じつに読みやすい、
刺激あふれる知的生産ノウハウに仕上がっています。
成し遂げるべきプロセスの「全体」を意識しつつ、すべての「部分」
に細かい注意を向けていく必要がある。部分的に効率化するだけの
プロセスでは効果はどこまでも限定的なのである
そもそも時間を管理することなど不可能なのだ。時間は私たちに関
係なく流れていく。管理できるのは私たち自身──意識を向ける対
象と、実際にそれに対して起こす行動である
外部の何らかのシステムに取り込まれていないものは、いつまでも
心の中にとどまってあなたの心に負荷を与えつづける
カレンダーに書き込む情報はすでに考慮され、判断がなされている
が、その他の「やりたいこと」はそうではない
あらゆるシステムには、機能性を損なわずに拡張性と自由度を保て
る、ぎりぎりのバランスが存在する
「仕事」と「プライベート」がきっちり区別されるべきだという前
提がそもそも間違いなのだ
自己管理で理想的なのは、状況のコントロールが完璧にされており、
なおかつ、将来への見通しも定まっている状態
何かのタスクをしているときに進捗状況をメモしておく習慣を身に
つけると、どこまでやったかが明確になってたいへん便利
「行動を起こすべきかどうか」の判断を実践しただけで、生活や仕
事のやり方が大きく変わったという個人や組織を私はよく知っている
具体的な目標がわかっていない状態では、自分や他の人のモチベー
ションを高めるのはまず無理だ
ゴミはあなたが思っている以上に身の回りに存在している可能性が
ある。これは、自分にとって身の回りのものがどのような意味を持
っているかという判断を怠ってきた結果である
カレンダーに書いておくと便利なことは「予定(特定の日時に行う
こと)」「その日にやらなければならないこと」「その日に知って
おくべき情報」の3つ
◆「行動」で管理すべき3つのサブカテゴリー
1.カレンダー 2.できる状況のときに速やかに実行 3.連絡待ち
10分しか時間がないときに生産的に何かをやりたいなら、その時間
内で落ち着いてできるタスクを選んだほうがいい
「処理」の時間をスケジュールに組み込む
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GTD実践者は必読。 「はじめてのGTD」をより詳しく、具体的な例を交えて解説される。
プロジェクトの扱いや管理方法に戸惑っていたが、本書を読んで少しずつわかってきた気がする。
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GTDを実践的に使えるようになったきっかけの著書です。
今は、iPadのToDoアプリでGTDを実践してます。
仕事だけでなく、やりたいことを生産的にこなせてます。
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GTDの各段階について、その意味や具体例を明確に示しているため、理解しやすいと感じた。
「ストレスフリーの整理術」よりも、GTDの各工程を「なぜ」やる必要があるのかが明確にされており、これからやってみようという人にはもちろん参考になるだろうが、むしろGTDをやり始めて少し行き詰まりを感じている人が読むと、インスパイアされるところが多いのではないか。
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ストレスフリーの仕事術を読んでから読みました。
実践編だけあってその本よりもさらに突っ込んだ内容になっています。
良いと思ったのは、
・実際の導入の流れがストーリー形式で書かれているところ
・将来の見通しをコンテキストと別枠できちんと説明されているところ
特に、以前の本にはコンテキストとして紹介されていた高度〇〇mという視点が垂直方向の視点ということで平面のコンテキストと区別されたことで、かなり整理されました。
まさにGTD実践してみたけど、何か今ひとつ上手く行かないという人に向けた一冊だと思います。
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GTD(Getting Things Done)シリーズ第三弾。GTDのうち、最も重要な「状況のコントロール」と「将来の見通し」に的をしぼって深ぼりした内容。
第一弾では、高度4000mとか言われてもよく分からなかったけれど、三冊目にしてやっと理解できた気がする。
自分がGTDに使うツールを具体的に思い浮かべながら読んだので、より実感もわきました。
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「監訳者あとがき」と「7つの付録」だけでも使える本。
GTDをちょろっとやってみて、それでもって本気でやりたいと思った人が、より上手くやるにはどうすれば良いのかと考えたときにこの本を読むといいですね。
状況毎に何をやれば良いかがより詳しく書いてあり、自分が今どこにいるか、その状況から抜け出すためにはどうすればよいかが分かるようになると思います。
前作から読んでいる人にはかなりくどい内容と思うかもしれませんが、そういう人はざっと読む程度でも良いでしょう。私もそのクチです。
とりあえず、前作のレビューでも書きましたが、最近GTD出来ていないのでそろそろやろうと思います。
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かなり、飛ばし読みというか、今、使用している整理システムでこと足りているので、私にはあまり参考にならない。
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デビット・アレンのGTD本は3冊出版されているが、まずは原典「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」を読むべき。
2冊目とこの3冊目は原典において確立された手法を違う表現で、時代にマッチした手段で表現した内容になっている。(原典の出版は2002年なので、ユビキタス・キャプチャーのインフラは整っていない)
技術書の訳本は、原文を翻訳アプリにかけてコピペしたようなものが多い中、本書は翻訳も素晴らしく、読み進めやすい。
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今後に必要なのは覚えなくてもいい仕組み - 読んだものまとめブログ http://t.co/DhjEplE via @zenback
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役に立つし実践もするけど全部そのままのことをする必要はないかと。どうもカテゴリの分け方と「気になること」というキーワードがピンと来ないんだよな。
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GTDの生みの親による、仕事や人生への効果的なタスクワークを説く本。
忙しいことへの本質は、意味が明らかになっていない物事が大量に押し寄せている状態であること。ここがおそらく重要なポイントだ。どこか旅行に行きたいという「物事」が、なんとなく解決する方法に行きつかないで、ずっと頭の中のある一部分を占拠する。すると、気になって集中できない状態が起きる。それが、1つではなく、たくさんあったら考えるだけでも大変だ。
最終的にGTDを実践してゆくと、心が澄んだ水のような状態になるという。確かに、仕事をしていても、禅でいう無心状態やある意味きわまった、ごくごく静かな状態になることがある。これを作り出す為の術なのだろう。非常に参考になった。
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一応読了。タメになった!でもまた読み返しておきたい一冊。
さっそくSOMEDAYリストに書いておこっと!