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この小説はエンターテイメントとは呼べないし映画化しても面白くなさそうだが、水嶋ヒロが書いたということで伝わってくるものはあった。命についての思いを伝えたいという強い意志を感じた。小説としてはそれなりに面白かったと思う。
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星新一さん的なSFをモチーフにした娯楽小説の佳作。
皆さん仰るように、文章に肩の力がはいっているのを感じました。もっと素直な文体の方が好感が持てます。
初版本でしたが、最後のとても重要な部分に、シールによる誤植の訂正があったのが、興ざめでした。そこだけは、誤植しないだろ!?という感じ。
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水嶋ヒロさんのファンでも何でもありませんが、
話題の本だったので手に取ってみました。
処女作ということでもあるので、少し荒削りの所はありましたが、
命がテーマだけあって、死と生に対して随所に書かれています。
風景や表情などの描写が割りと細かく書かれているので、
情景が思い浮かびやすいです。
ギャクを所々入れてみたりしているところは遊び心も入れていて、
少し硬いストーリーの所にアクセントを入れているのかなとも思いました。
ストーリー展開も割りと早いのでそれに引き込まれ、
硬い文章ではないのでとても読みやすかったです。
少しファンタジーのような展開でもありますが、
臓器移植についても書かれいてるので、
死生観にもかなり触れているので
そこはかなり力を入れて書かれているように伝わりました。
自殺をしようとしていたヤスオがキョウヤに出会って、
怪しい場所へと行ってからはヤスオの心境が
どんどんと変っていくのが不思議な感覚でした。
そしてヤスオが
最終的に死にたいということは
裏を返せば生きたいというということに気付かされたこと。
死にたい気持ちが強いからこそ、生きたい気持ちも強くなる
そして人を愛するということはその人のために生きることであり、
同時に死ねること。
という言葉が印象的でした。
これはヤスオの気持ちでもあるけれど、
作者の今の心境でもあるのかと思いました。
臓器移植のことで、もし自分の脳が他人に移植をされた場合、
移植された人は元の自分があるのだろうか?
脳に魂や心はあるのだろうか?
そして命の値段、肉体の値段などと臓器移植に対しての
疑問も投げかけらているように思えました。
まだ1作目なので医療現場に対しての取材などが
多分あまりされていなかったと思うので、
そこをもう少し掘り下げてみてみるとこの作品にも
厚みが出そうな感じがします。
次回の作品に期待してみたいです。
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とりあえず話題になっていたので買ってみた。
感動したとか、ものすごく面白かったとかって感想はないけど、
凄くつまらなかったとかってこともなかった。
真白のページで文字がとっても読みやすかった。
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さらっと読める一冊。
前評判がすごい本て、読むのに構えちゃう部分もあるけれど…
それを抜きにしても、まあまあかな、くらいの位置づけでした。
主人公が40歳、でも読んだ感じ、せいぜい20代半ばなイメージ。
40歳前後の人生観を出したかったんだろうなと思うけれど、全く描き切れていない。
これ、無理に年齢上にしなくてもよかったんじゃない?等身大で。
ストーリーも予想の一歩先を目指したんだろうけど、蛇足感が否めない。
いつでも文章は純粋に評価されたい、と思う。
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非常に読み易い。
面白いかというとあまり面白くない。
正直この程度の作品は掃いて捨てるほどある。ポプラ社小説大賞というものがどれほどのものかは知ら無いが、少なくとも名のある出版社の名を冠する小説大賞を受賞する作品であるならばある程度のものを選ぶべきではないのか?
帯に小説の新たな領域に挑む話題作とあるが・・・?
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元々水嶋ヒロくんのファンなんだけど、本読みとしては斜め目線で読んだのだけれど…。
面白かった!
なんでも、延長上に映画、というのがあるそうで。
うん、確かに脚本ぽいところもあるけれど、映像が頭の中に浮かんでくる。
設定は面白いし、続編というか、連続ドラマにしたら良いのにと思う。
「全ド連」が出来たいきさつとかも、面白い話になりそうな感じです。
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正直、途中で、何度止めようと思ったか……
この受賞は、何かからくりがあるのではないかと疑いたくなった。
でも、最後にきて読ませる。
胸が詰まった。
そして、余韻……
前半の読みにくさ――書き慣れていないが故の――を
補ってあまりある。
素直にそう思った。
書き手としては、まだまだこれから……
精進に期待したい。
訂正も、シールが貼られているほどで
受賞以後、如何にあわただしく出版されたかがうかがえる。
おそらく編集者との打ち合わせなんて無かったのだろう。
それが「水嶋ヒロ」の受賞作そのままとしての
初々しさかもしれないけれど、
作品としては、気の毒に感じる。
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俳優水嶋ヒロが初めて書き、そしてポプラ小説大賞を受賞した作品。発売前から話題を呼んだこの作品、しかし、読んでみないと話は始まらない。面白いのか、面白くないのか。
読んでみて、面白いか面白くないかのどちらかで言うと「面白かった」。ネタバレ防止のため中身については書きませんが、文章は問題ないし、展開も先を読みたくなる。ただし、少し流れに違和感のあるところ、そしてテーマに対してもっと深入りして欲しい、綺麗に終わらないで、という物足りなさもある。何はともあれ、読んで損したということはなかった。次の作品を読んでみたい。
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水嶋ヒロの処女作。冒頭のたどたどしさが微笑ましい。
ポプラ社大賞だとか「見たことの無い小説」だとかの煽りが無ければ、
良い作品だと思えたのかも。
期待値が高すぎました。
生死をテーマにしていますが、知識量が乏しく、深みがあまり無い印象。
文字も大きく1時間くらいで読めるので、気になる方は読んでみては。
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今日手に入れてさっそく読んだ!ん~。世界観はすごくいいと思う。いい意味で裏切られるから読んでて飽きんかった。でも状況説明のときとかの一文は長めで少々読みにくかったです。それでも、文章が、話の終わりになるにつれて読み易くなっていってる気がしたのはあたしの気のせいかなあ?あと、話の展開が後半になって急に早くなる。なんか、最後らへんバタバタしてる感じ。まあ結論としてはこれからもっといっぱい文書いて本出してって欲しいな~って話です^^
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処女作にしては、すごいと思いました。
描写が非常に巧みですし、物語の骨子もしっかりしています。
最後の展開は、全く想像できませんでした。
「命」について、本当に考えさせられる作品です。
読んで絶対に損はないと思います。
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悪評が多いけど、普通に面白かった。ストーリーがシンプルで読みやすく文字数が少ないので一気読み。でも、大賞をとるほどかな?とは思う。 期待し過ぎたか!?
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生命の話しであった。浅いかもしれん。でも面白かったよ。二時間で読めるあたりは単行本には短い気がしたけど。だいたい38字×14行×240ページ。
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ハードルが上がってる中で面白かった!
勝手に絢香さんやヒロくんを脳内でキャストしてみたり...
テーマは深いけどかなり読みやすくあっという間に終わった〜
次回作も楽しみ!