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とりあえず、西野さんの本は押さえとかないと、ってな感じで購入。ヤクザ×バーテンダーの設定ですが、ヤクザってわりにはヌルいしヘタレ。
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バーテンダーの葛城千歳は、幼い頃に母親の恋人に性的虐待を受けてから、誰かを好きになることも、誰かと必要以上に距離を縮めることもできずにいた。
そんな千歳目当てで店に通い続ける男が一人。
年下の男・秋津和馬だった。
彼は、見た目には普通のいい男だったが、彼と同じタイミングで入ってくるもう一人の男が、彼がそうではないことを現していた。
そんな千歳はある日、母親の借金の肩代わりをヤクザから強要されてしまう。
どれだけ「自分には関係ない」と口にしても、相手はヤクザ。そんな言い分が通用するはずもなかった。
そこに和馬が通りかかり、助けてもらう。
しかしその代償は、「千歳の体」。
断るすべもない千歳はいやいやながらもその条件を飲むが、和馬に抱かれると今まで不感症ようだった千歳の身体が初めて反応し、快感を覚えてしまう。
そんな自分に戸惑う千歳だが、ある日、和馬に結婚話が出ているという噂を聞き、また女性から電話がかかっているのを聞いてしまい、千歳はショックを受ける。
そして、自分の本当の気持ちに気がついてしまう。
という話でした。
人を寄せ付けなかった千歳の心の中に、和馬が入っていって。
千歳がそうと気づいた時にはもう追い出せなくなっていた……という感じ。
割とベタですね。
傷ついた受けの心に攻めが入っていって、最後はハッピーエンドでした。
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年下のヤクザ×バーテンダー
男にだらしない実母が引っ張り込んだ恋人に、性的虐待を受けていた過去をもつ主人公。恋愛に対して消極的なばかりか、性的な快感も感じたこともない。しかし、母親が作った借金の肩代わりをさせられそうなところを、常連であり口説いてきたこともある男性に助けられる。借金をチャラにするかわりに、オンナになることを要求する常連は、ヤクザだった。
ヤクザものですが、そこまでハードなものではありません。
どちらかというと、不感症だったはずの主人公が初めて恋愛感情をもった相手と身体をつなげてみて、初めて感じやすい体だったことに気づいたり、色々ある意味「お約束」が詰め込まれた楽しい作品だと思います。
西野さんにしてはエロがちょっと控えめ。というより、ハードよりもちょっとしっとりな感じ。
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西野先生の本としては確かにエロが少な目?なのかもしれないけれど、これはこれでとても面白かった。
893の家系の企業オーナーと母親の男に対するゆるさからトラウマを負ったバーテン。
母親の男に口を使われて不感症になったバーテンをオーナーが開発していく感じ。
母親の借金をチャラにするかわりに体を差し出せと言われてバーテンは従うけど、不感症なはずの自分が感じすぎてしまうというね、これ王道だけどいいパターンw
短編3話からなるんだけど、案外甘々な感じでお互いを思っちゃうところも良かったし、二人の気持ちの揺れ動きもわかったのでお話としても満足。
☆3.5