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お金を作ることができるのは中央銀行と銀行だけであるということを念頭に置くと理解しやすい。
一ページに解説、一ページに図という構成なのでとてもわかりやすい。
銀行業の成り立ちは金細工職人の詐欺から始まった。それがいつの間にか権力をもつようになった。ギリシャの破綻も日本の経済が立ち行かなくなっているのも金融が権力を握っているという図式が成り立つ。
どうせ普通のビジネス書だろうと思って読んだら、意外とわかりやすかったので驚いた。
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ひとつづつわかりやすい図などを使って、理解しやすいように書かれている。
さらっと読んで把握するには悪くない。
しかし読み手に「銀行家は悪だ」ということを植え付けようとしてなくもないような、書き手側の意志というか、思いが少し気になる。
個人的には同じ5次元文庫の
「偽情報退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている 」
のほうが中立的な言い回しで書かれているので、世の中の支配的現実を理解してもらうには抵抗なく読めていいのではないかと思う。
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これまで難しくてわからないーと避けてた経済の話。
こちらではその基本となる銀行や経済の仕組みがわかりやすく
書かれているので苦手意識なく読みすすめられた。
もっと早く、こーいった本から少しずつ知識として持っていたら
よかったなーと思います。
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銀行家がいかにして通貨発行権を政府から取り上げて自らの手中に収め、バブルと不景気を好きなように制御してきたか。銀行家一族以外の民や政府は搾取の対象でしかなく、権力と利益の追求にキリが無い様にはウンザリしました。
日本がバブル崩壊以降長期の不景気に沈滞しているのも、1998年に日銀法が改悪されて金融政策の制御を政府が失ってしまったからであり、経済立て直しには再び政府に取り戻すだけでよいという主張も、目からうろこが落ちる思いでした。また、政府通貨を発行し日銀に買い取らせて政府が資金を用意し、各銀行の不良債権の穴埋めをしてしまえば、税金を投入することなく、銀行の貸し渋り貸しはがしも起きず、これほど酷い不況に陥ることはなかったとも。
国民が政治に興味を持って、マトモな政治家を選挙で選びマトモな政府を作って、通貨発行権・金融政策決定権を政府に取り戻させることが本当の民主主義と国民の幸福につながるという。
とにかく、IMFやBISなどの作った土俵に載せられては、どの国も搾取の対象となり国民の幸福などありえないのだと、よく判った。
同じ5次元文庫の「偽情報退散! マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている 」と併せて読むと、世界を覆うバビロンシステムの姿が見えてきます。こうした体制から市民はどうやって自衛していったらよいのか、考えていくための基礎教養科目だと思います。
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世の中のお金が、どう創られ、コントロールされているのかということを分かりやすく説明している。
一ページの説明に対し、図解が、その都度添えられているので、理解しやすい。
信用創造という言葉の意味や、中央銀行の社会、経済、家計に与える影響の大きさを知ることができた。