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ロシアのアニメはちょっとシュールで暗い(それがおもしろい)。チェブラーシカのアニメはだいぶシュールだったけど、それを字で読んだらほのぼのとしていて心温まるお話だった(笑) どの章も短くあたたかく、寝る前に読むのにぴったりなお話。いたずら好きなおばあさんシャパクリャクもなんだか憎めないキャラで、登場人物がどれもよい。
・ある国に、ある街がありました。街には、友だちのいない、ひとりぼっちのひとがたくさんいました。
→しょっぱなからなんだかさみしげ(笑)
・倒れてばっかりなので「ばったり倒れやさん(チェブラーシカ)」と名付けられた、くまのようなサルのような見たこともない不思議な生き物。本人も自分が何者なのかわからない。
・「レフ・チャンドルみたいなひとりぼっちのひとがいったいどれくらいいるんだろう?悲しいときになぐさめてくれるひとがいないのは悲しいよ。」
「いいことを考えたよ。そういうひとどうしを友達にしてあげればいい!」
そして、ひとりぼっちのひとたちのために『友だちの家』を建てることにしたのです。(1章、『はじめてのともだち』より)
・ひとりでは力が弱かったり特技がなかったりする登場人物が、仲間と力を合わせることで夢をかなえるストーリーが多くてほっこりする。
自分で読むなら小学3年生ごろから。
読んであげるなら年長から。