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トップに君臨する人というのは挫折を経験し、立ち直ってきた人たち。そこそこ上手く切り抜けてきた挫折を知らない優等生たちは有事に弱い。勝因は正確には分析できない。万人に共通の解の公式はない。敗因にこそ意味がある。上の世代は逃げ切り世代。若者の力を信じ、エールを送る書。
私はトップを目指しているわけではないけれど、打たれ強くなりたくて読んでみました。ネガティブに考えず、積極的な学びの経験として挫折は味わったほうがいいと思えるようになりましたが、それでも挫折は怖いです。何が怖いのか、傷つくのが嫌なのもあるし恥ずかしい思いもするでしょう。でも本書にも書いてあるように、「命を取られるわけではない」。少し恥ずかしい思いをしたところで死ぬよりはましですから。結局はその程度のもの。開き直りも大事ですね。
課長、部長、副社長、トップの人たちが何を考えているのか少し分かり、上司たちへの見方が変わりそうです。良い上司の見分け方も参考になりました。
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産業構造やパワーバランスに大きな変化が訪れようとしている激動の時代においては、変化を恐れず、常に果敢に挑戦する力を持ったリーダーが必要とされる。人生の早い段階で挫折を味わい、それを乗り越える経験を経てこそ、そのような真のリーダーになることができる。
以上が著者の主張であり、これはまさに真理であると思う。
ただ、このような主張は前書き部分で既に記述尽くされていて、本著の大半は著者が体得した「あるべき企業精神」についての記述で埋められている。もっと挫折を乗り越えるための精神論についての掘り下げてあればよかった。
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今の時代は教科書が多過ぎて、苦労をする前に正解を得ようとする…このようなことがとある新聞に書かれてました。この本はそのことについての戒めのように、挫折してわかるコト体験して痛い思いをするから得られるコトが書かれています。これから、ますます厳しくなる経済において、必要なコトだと思うと同時に理論だけでは割り切れない現実について綺麗ではなく、泥臭いからこそリアルでした。
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挫折を受け入れて乗り越えていくことで前向きに生きようという内容です。
本書の中にある「禍福は糾える縄の如し」は自分の「今までの人生」と「今後の人生」に当てはまる言葉だと思います。
これから「禍福」を繰り返しながら自分で「正解」を創っていきたいと思います。
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大きな挫折を経験することなく人生を歩んできた人ほど、会社でリーダや管理職になった時に判断を誤ることがある。失敗してはいけない、周りに迷惑をかけてはいけないという優等生的な考えが、決断に迷いを生じさせ、判断を誤り、さらに状況を悪化させる。
挫折するなら若いうち。もうすこし早くこの本を読んでおきたかったかも。
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黒川さんから薦められた本。エリートほど、挫折経験がないため、有事の際の決断力がない、などなるほどと思うことが沢山まとまっている。改革をするために必要な姿勢など、挫折力を多面的な視点で解説。自分のキャリアをどのように切り拓くかを考えている全ての人にお勧めの本。
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すべての項目がすべての人にプラスに働くか?というとそうではないと思うが、自分なりにアジャストしながら取り入れて行けばきっと役に立つだろうと思えることがほとんど。50という数が先にあったのかな?と思ったりもしたが、本全体としては参考になることがいろいろとあった。日々実践してみるときっとプラスになるハズ。
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親友に送別の品として頂いた本。
本書に書かれている「時代は『平時』ではなく『有事』」という言葉に非常に納得。
日々戦局が変わる時代で勝ち続けるのは困難。どれだけチャレンジをして失敗をして、そこから学びまたチャレンジをしたかが問われる時代になってきている。失敗したらその経験が生きるので決してそれは無駄にはならない。
ただし、古い体質の会社ほど一回の失敗が、ひとりの社員の評価を決定付けてしまうため、どこの会社でも思い切って挑戦が出来るかというとそうではない現実もあったりする。
日本全体が本書のような思考回路になれば、淘汰される会社もあるだろうが、少なくとも今より日本は活気づくと思う。
最後に。著者は自分が挫折を多くしたと書いているが、とてもそのようには見えないところが玉に傷か...
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挫折は修羅場に強くなる。ただし、失敗から修正軌道を如何にするかが大事である。
世の中の成功本は必ずしも役に立たない。そのまま真似するのは不可能であるから
集中と選択をしろ!捨てなければ新しいことはできない。
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トップリーダーのつもりで考え、行動する。
意志決定に拙速か巧遅は無い、あるのは拙劣にして遅い意志決定か迅速で巧みな意志決定のそちらかである。
うまく機能していないチームの特等は以下の通り。
チーム全体の利益や目標と、チーム構成員間の人間関係上の都合と、構成員個々人の利益や価値観との間で、共通の領域を見いだせなくなっている。
情と理の板挟みから逃げない。
善悪一如。人間界の悲劇の多くは善良なる動機付けからもたらされる。
シーソーは51対49になるまでびくともしない。
いざと言うときの捨て方が大事!
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僕が経験してきたことなんて大したことないってこと。
20代、30代で会社クビになる、潰れるなんてむしろイイことなんですって思わされた。
お行儀よくしてちゃ駄目だなって、改めて思う次第。
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「挫折」と聞くと、とかくネガティブなイメージを与えがちだが、
著書は「挫折の経験」こそ、これからの時代を切り開くリーダーにとって必要な
能力であると説く。すなわち、これからの変化の激しい時代においては、決断の場においてある選択肢を選ぶために他の選択肢を‘捨てる’という行為がリーダーに求められる。この‘捨てる’作業こそ、リーダーにとって最も負荷のかかる仕事であり、同時に多くの痛みを伴う仕事でもある。そういった痛みに耐え得る意思決定を幾度とこなしていくための糧として、「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力=挫折力」が必要であるとしている。本書終盤では、数々の事業再生を経験した著者ならではの組織論・リーダー論などがふんだんに書かれているため、実践を繰り返しながら、何度も何度も読み直していきたいと思える内容となっている。組織のマネジメントに興味のある方は必読です。
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性格とインセンティブ、ダメな組織で戦う方が学ぶことも多いなど項目毎にまとめられており、非常に読みやすい。いつでも、何度でも読み返したい本。
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就活で行き詰っている時に読んだ。出来の悪いエントリーシート、失敗した面接も、全て糧になると思えた。就活だけじゃなく、「挫折」は今までの人生で色々あった。それが「打たれ強さ」につながると思うと、「無謀な挑戦」に対する恐れが少なくなった。
内容的には、少し難しいと思う。ある程度の知識がないと理解しにくいかも知れない。でも、著者の言いたいことを何となく理解出来れば良いと思う。
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著者は、業界では結構有名な人である。
東大ー司法試験合格ーBCGーCDI社長ー産業再生機構COOー経営競争基盤社長
というような経歴だ。この経歴だけみると「挫折力?」と見える。
しかし、著者は言う。
二度目の司法試験不合格、CDIの経営危機、産業再生機構の挑戦と
色々と挫折を味わった。そもそもBCGだってその時代からすれば、
リスキーな職業で他の東大生からみれば。。。と。
そこで本書では、上記の経歴に+して、企業再生という切り口で
培ってきた経験をもとに、50の思考?なるものを述べている。
結論、文庫ということもあるし、読むのに時間がかからないとい点から、
読んでみても良いと思う。
内容は以下の通り、
1.物事は表裏一体である。失敗と成功、苦と楽、メリットとデメリット・・・
2.持つもの、望むものは最小限しておくと、強くなる。リセット出来る。
3.人は人なり。人を知る事が、非常に大切。
という感じろうか。個人的には。まぁ、50個もメッセージがあるので、
いまいち整理出来ていない気持ち悪さは残るものの。
要は、考え方次第と人は人っていう2点が大切なような気がする。
確かにそうだな。ポジティブシンキングっていざって時になると
意外と難しい。それは、背負う物が増えてきたからだと思う。
その点を乗り越えるのは、容易ではないが、チャレンジし続けないと
本当に失う。そこが注意点。
以上